・・・雨。

空は願いで満たされて
重く沈んでゆく(まるでヒッグス粒子だね)

それでも
雨上がりの夜空

皮肉でしょうか
なんだか空気が澄んでいるようで
夏のわりには
綺 ....
{引用=
特アはそれを愛と呼ぶんだぜ

――だから言いたいわけですよ。こう。
――特アはそれを愛と呼ぶんです。

テレビの中に多額の賄賂が渡ったら
君の目の前で家ごと帳簿燃やすのさ
そ ....
誘惑する怠惰にそっと触れてみる朝僕はだれ

ただひとつ詩だけが浮かぶわけでもないのにこの海に

蔓延する伝染性の恋愛文化のバラのつる

ことばにならないもどかしさかかえてはしれ直感

 ....
こんな日だ
薄曇りがやんわり晴れ
暑くもない、寒くもない
欠伸がよく合う昼下がり
うたた寝みたいな日曜日

乾いた目やにを払いもせず
裸足の男がリビングで
ぼんやりと窓を見ている
昨 ....
私は盗人なんじゃ ないだろうか
偽善者では ないのだろうか
自問自答しながら 頭を振るから
生きて いられる

首が 真っ二つに 割れずとも
直線状に
そう 例えば
雷が 大木を  ....
太い奴だ俺を知らないなんて
Peace&Loveは誰だって唱えられるわけじゃないぜ
ピストルの銃身を触ったことのない奴に
死の意味が分かるわけがない
Holly Bibleをくれよ
俺から命 ....
標を砕いた
白い轍を
船が昇る
すぐに
消えてゆく


光の棘や 岩の双六
花でも羽でも在る息の
葉ひとつ分にそよぐ場所


乗るものもない交響
川を下り 雨 ....
一度ならず 三度までも
easy going にあまえたまま
いのちびろいしてきた おいら
老残になって やっと気づく
「時」は「風」にながれ
  「空」は「光」にひろがっている 
  ....
蝉が鳴いてると思ったら
お隣の山田さんだった

いつものように挨拶すると
蝉になるしかないですね
と、いつもの声で山田さん
その後ふたたび
蝉の声で鳴きはじめた

わたし ....
四条烏丸から








大丸デパートへ向かって











大 ....
いちをかぞえて
かぞえきれることに
挑戦した
馬鹿ども

天才か天災か
預かり知らぬ
みちを
たがやし
かぞえる
たねつぶ

わらうそら
いくつかも
しらぬのに
おいた
 ....
  

未来は常に遠く
過去は常に近い

あの成層圏から吹いてくる風も
常に君を見下ろしている

大型の夜がやってきて
全てを嵐に変えてしまう時

君の瞳は閉じられ
まだ見えな ....
ひとは水から生まれたから
流れていかなくちゃならない
いくら愛しくてもとどまっていられない

ありがとう
と 言ったら
そんなものいらない
そういったあなたのせなかを
いつまでもわすれ ....
早朝に気がついたのは
あなたが逃げたせい
いくつかの眼と横断歩道の上を
小さな背中が駆け出した

追わなければ良かった
これから先なんて考えなければ良かった
関係が壊れるのは眼に見えてい ....
窓の厚いカーテン
胸の大きな女性の呼吸
それが引き開く[それ]
によっては
陸上部の女性達を
見られるかもしれません

ダッシュは走る場合
5あるいは6人構成
彼女達の脚
カマキリ ....
軌道敷に寝転がる
路面電車は通らない
あれは蜘蛛だろうか?
建物の上を行きかって
無数に果物かごを落としている
むせかえる原色
道路を染め上げ
光の薄い通行人が
潰れたバナナで滑った
 ....
点滅して
信号機に雀
鷲座も知らずに
アルタイルを訪ねた
電話帳に載るダイヤルは
プラネタリウムに過ぎず
かついだ望遠鏡は
無駄になってしまった
炎天下のバターみたいに
感情が出歩く ....
僕は5月生まれの
双子座だ

携帯、パソコン…
テレビに雑誌…
占いを目にする
機会は多いから
とりあえずいつも
見ちゃっている

だけど何故だか
見るのはいつも
9月の乙女座 ....
外に出たら雨だった
傘がいくらか咲いていて
ホウセンカがいくつか散っていた
朝市を見物して
コンビニで缶ビールを一つ買って帰った
前日にワガママを叫んだ喉が痛い
指先が追いつかないから
言い訳を放棄した七月
名前には太い訂正線が引かれ
出席番号は削除された
どこからか、逃げて、と言う声がしたけれど
靴箱はすでに包囲されていたから
上履き ....
 今夜は たなばた 愛し合い ながら

むすばれることの ゆるされぬ 二人の

象徴の 夜です

一笑に付す のは 簡単です

ですが この 恋物語が これまで

語られ続けられた ....
七つめの
星にうまれる
出会いかな


笹舟を
そっと押しやる
天の川


かきくもる
雲のかなたへ
駆けぬける


露草の
露のおもさを
つゆ知らず


透き ....
出口があまりに白過ぎて
産道の途中で立ちすくむ
心細さに
両手に暗闇をひとつずつ握りしめた
行く宛のないいのちはやがて
小さなひと型になって二本足で歩く
発達した耳に語りかける ....
外気の毒に
触れまいと
窓をあけずにいても
腐敗していく心身

止められない浸蝕
退廃する自己
不可避ならいっそ
窓をあけよう

外は夏の雨が降って
部屋でひとりぼっち
力 ....
この手

結んでひらいたら
あなたらしき人が立ち上がる

駆け抜ける
そのたった
ひととき

どこかがあたたかい

結んでひらく
なぞるように

もういない
あなたら ....
(神は無い)とつぶやくほどに 
目の前にあらわれる不思議はなぜだろう・・・? 

窓外の雲はよけて 
机上の日向はふくらみ 

天からそそぐまなざしが 
衣服にしみて 
僕の地肌をあた ....
この部屋の窓からは 
雨の降り始めた{ルビ靄=もや}の向こうに 
遥かな山々の緑があり 
眼下に一面の畑は広がり 
歩道には、レインコートを着た犬と 
飼い主が歩調を揃えて、歩いていった 
 ....
あなたの夢を見て

泣きながら目を覚ました

夢の中では幸せに満ちていたのに

目覚めた私はひたすらに孤独だった



あなたを想って泣く涙に

価値を見い出せなけ ....
二つに割れた、器があった。 
組み合わせたら、一つになった。 

長い間、探し歩いてようやく出逢った
君と僕のように 
ちょうどよいのが
ティファニーの偽物だった
だから彼女は
それを大切に身に着けていた

彼女は泣かない
代わりにティファニーの偽物が
泣いてくれるから
だから彼女は泣いたことがない
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
不幸な七夕ちゃむ512/7/8 1:21
特アはそれを愛と呼ぶんだぜ只野亜峰212/7/8 1:13
直感する装置梅昆布茶10+12/7/8 0:45
日和salco10*12/7/8 0:18
幼子の頃藤鈴呼1*12/7/7 23:45
愛と平和って?杉原詠二(黒...112/7/7 23:44
夜めぐる夜  Ⅲ木立 悟512/7/7 21:24
ターミナル哀歌(十)信天翁212/7/7 20:57
蝉の山田さん小川 葉412/7/7 20:55
天野屋利兵衛は、漢でござる。TAT312/7/7 20:28
count(er)ブルーベリー1*12/7/7 19:48
見えない神yamada...112/7/7 19:41
水のこども朧月212/7/7 17:56
少女O酸素の枷112/7/7 17:41
記録会和田カマリ1*12/7/7 16:40
あらかじめ病んだ人ゼロスケ012/7/7 13:21
遠い渦012/7/7 13:19
占い清風三日月112/7/7 12:44
7月7日トキハ スス...012/7/7 11:19
古い日誌peau3*12/7/7 9:56
今夜ドクダミ五十...112/7/7 9:47
七夕なので、五七五でyo-yo512/7/7 6:49
おまもりpeau5*12/7/7 3:47
窓をあけようシホ.N112/7/7 0:41
祈りは仄かに発光するうめぜき112/7/7 0:09
天のまなざし 服部 剛212/7/6 23:36
時の流れ212/7/6 23:32
あなたが好きです永乃ゆち3*12/7/6 23:18
器 服部 剛012/7/6 23:01
その日を眠るためにもっぷ1012/7/6 23:00

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