目が覚めたらいつの間にか夕方
午後の予定は繰り越しでサヨナラ
洗濯物溜まってきてるみたい
冷蔵庫の中身も空っぽだ

どうしようかな

煙草や酒に手を伸ばしてはまた
満たされない思いが蝕 ....
さみだれている庭
ひと雨ごとに、育つ緑がここにある
雨の匂いと土の香り

湿気は、ほんのささいなセンチメントも
美しくふくらませる
庭を見渡せる屋根付きテラスで
濃く煎れた紅茶を飲んでい ....
お墓を作るってことは

現実と向き合うって事だ

つまりそれはサヨナラだ。



眠たくなるのは生きてるからだ

お腹が空くのは生きてるからだ



なんだか悲しいのも ....
刈り入れ後の田圃
夕暮れ時に老婆一人
誰かを呼んでいる。
腰は幾分曲り膝に手を当てて
前を向き誰かを呼んでいる
視線の先には白い犬が一匹
老婆に向かって息せき切って走っている
懸命に走っ ....
      ?

私がつかもうとしたのか
  私の砂漠へ
   日常のほんの小さなすき間から
   思いがけず吹き込む風のむこうの
   荒涼とした世界

あなたがつかもうとしたのか
 ....
文鎮が
ふうわり ふわりと宙に浮き
驚く書生の顔前を ナマコのように漂って

原稿用紙が舞い上がり
驚く書生の目の前で 舞子みたいに踊りだし

万年筆が身悶えし 書生の指を逃れ出て
ぽ ....
{画像=120712232443.jpg}




陽の当たるところ


その建物は言いました
都会には幾つも建物があるけれど
そのなかでもぼくが一番さ

ぼくは一番大きな建物 ....
 ペケですか マルですか? おうとつですか?
 舌平目ですか? 獰猛ですか? コネクションは
 ありますか? バケですか? ビールによく合いますか?
 強力ですか?その手のア ....
淋しいふりする僕は
無駄に過ごす日常のどれいだろ
きっとあたらしいあさがきて 
古い夜を受け入れるのさ
てめーが寂しくない時に
僕の淋しい良いシステムだ

お前がどこへ行ったって
 ....
ぼくには夢がない

あえて挙げるならそれは

浮標

見ろ、

エルベの蛍

を、

{ルビ城=ブルク}も{ルビ森=バルト}も遥かかなたにして

ダンケルクの沖に漂っている ....
ホントの半分
君にぶつけて
知らないふりを知る
見つかるまでの
楽しい夜が
終わるのを待っている

知っていたんだ
わかっていたんだ
僕は少し歳を取りすぎた

ホントの半分
自 ....
clockwise android

外は雨が降っている ここに居ても音は聴こえる
昨日まで当たり前のように 開いていた扉が
凍りついたみたいに急に 開かなくなっていた
何処かで鍵を落とした ....
段々と仕事が減ってきた
解雇された 潰れた あの日本橋の会社のことを思い出す
しがないソバ屋の2階だった
すでに 未来に希望を持てる国では無くなった
音のない無言の空間の中で
僕は のん ....
夜更けに
腹筋をする
腕立て伏せをする
背筋をする

スクワットして
寝れなくなる
腹が減るが我慢する
コーヒーを飲む

音楽を聞き
詩を書き
散歩して
風呂入って寝る

 ....
雨が降る真夜中

傘をさしながら

鈍く光るアスファルトの上

自転車をこぐ

少し力を入れて坂を上り橋を渡っていく

下をのぞくと川は濁り荒々しさに

背筋がざわつく

 ....
眠りたくない
明日がこわい

どうして人は
今日を越えないといけないの?

ずっとひとりぼっちで
眠ってきたけど
慣れないの あの頃から

言い争う声も
物音もきこえないのに
 ....
相棒のバイクに二人乗りで
行ったことない場所に行かないかい?
出来るだけ簡単な荷物で
コートとカメラだけ持って

いつかは君をこうして連れ出して
伝えなきゃいけないと思ってた

はたか ....
つまるところ
どこまで飛んでいけるか
それが
この夏の大いなる課題であって
個々人が
どう生きてゆこうが
知ったこっちゃねぇ
ということなのよねぇ、最近は、とくに。

じゃあサ
あ ....
ここは地の果てか
ここは海の果てか
いいや宙の果てだ

でもそれならなぜ
ぼくは息ができる
真空のなかで存在できる

なぜこんなにも星々近いのか
踏みしめようとしても大地の感触がない ....
狂ってしまいそうなくらい暑い日だった
私はカラカラに乾いた喉を潤すためにコーラを買い
そこでしばらく座り込んで街並を見つめていた


強い陽射しにいまにも溶けてしまいそうなアスファルトの照り ....
二人の関係は雨に見透かされていた
汚泥と良心とを綯い交ぜにしたテクスチャの狭間
しなだれかかる若さと僕のように老いを見据えた若さとでは
手に手を取り走っていくに道があまりに遠い

飛行船より ....
消化器系の弱い犬が
夜明けの床を舐めている間に
約束という約束は
余すところなく履行された
誰もいない窓口では
山積みの証明書が
音をたてずに失効している
名前のようなものが書かれた ....
何色がキマるのかな
彼女の前に座った格好で
ポーズを決める姿は何色がいいかな
ニジマスのように美しくありたかった
ナマズのように輝いていたかったんだ
彼女はそんなとこ見ていなかったのかな
 ....
夜歩く俺の事を
奴は知っていて
狙いやがった

本体から分離して
暗闇に潜む奴は
アスファルトを這って
後を付回していた

街路灯の下で
急に飛び出してきて
俺の影に噛み付くと
 ....
誰かの森の中に寝転んで
陽だまりを浴びて
ただひたすら
夢だけを見ていた

こんなに晴れた日に
目を閉じているのは勿体ないと
この星のささやきが
聞こえた気がした

そろそろ
現 ....
東京から夜空の帰り道

視界からは動かない翼を眺めると
その周りに、その時間には似合わない明るい雲が見えた

不思議だな、と思いながら狭い窓から覗くと
無言で輝く真っ白な満月

今日は ....
ここは泥棒市場
通称キャットストリート
骨董を売る店が連なる

ここで売っているものは
どことなく胡散臭く
まがいものの匂いがする

モノガタリには事欠かない

溥儀が紫禁城でコオ ....
人よ
ジャングルの中で
虎に襲われたといって泣くな
それは人ではない
おまえはひとりではない


人よ
ジャングルの中で
大蛇に殺されたといって泣くな
人は猛獣にはかてない
おま ....
ヒッグス粒子の

その存在を

つかまえようと研究しているひとがいる

証拠とアリバイを突き合わせてゆく

その仮説は

書きはじめられたミステリー小説のようだ

動機なき殺人 ....
車窓からみえる風景を俯瞰し、埋葬の地層にもぐっていくと、忽然と体が浮遊し
天地左右をうしなった感覚に襲われ 胎児の視線で耳をすます

 揺れている、天竺へむかう幾数の途が閉ざされている、それは ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
地下鉄1486 1...012/7/12 13:00
紫陽花のうたそらの珊瑚1212/7/12 12:40
生きてる412/7/12 11:59
おふくろの風景……とある蛙17*12/7/12 10:13
指先が触れてwako7*12/7/12 10:01
お天道様の呼び声まーつん16*12/7/12 7:58
陽の当たる場所でbeebee32*12/7/12 7:43
アナルにそよ風ヨルノテガム012/7/12 6:32
お前がどこ行ったって竜門勇気012/7/12 4:02
ファーデルハイデの青の愛高原漣1*12/7/12 3:49
汎銀河竜門勇気112/7/12 3:47
clockwise androiditukam...1*12/7/12 2:34
浮遊するビニール袋として番田 312/7/12 2:18
筋力トレーニングペポパンプ5*12/7/12 2:15
真夜中の浮上灰泥軽茶7*12/7/12 0:45
あおいつきがみてる朧月612/7/11 23:19
タンデム1486 1...112/7/11 23:05
枯れてゆく青空は草野大悟2*12/7/11 23:00
HAL1*12/7/11 22:37
ここを過ぎて悲しみの街涙(ルイ)1+12/7/11 21:28
工場瀬崎 虎彦212/7/11 20:23
ボーイ・ミーツ・ガール2たもつ2*12/7/11 19:04
自由杉原詠二(黒...2*12/7/11 16:23
蛇の影和田カマリ2*12/7/11 16:22
mokutou-木祷Neutra...9*12/7/11 13:24
言葉を心のカメラにして邦秋3*12/7/11 12:56
キャットストリートそらの珊瑚9*12/7/11 11:53
ジャングル大帝kawa012/7/11 11:21
素粒子たちの夏吉岡ペペロ1012/7/11 10:23
驟雨takano0*12/7/11 7:53

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