さァ、寄ってらっしゃい!
見てらっしゃい!
今年の最後の物語、残すところもあと九時間。
蕎麦の準備はよろしいか?
御節の準備はお揃いか?
さァ、お立ち会い、お立ち会い
これは世紀の大勝 ....
凍った蛇口をあきらめて
くんだ水をリヤカーで押していた
すこしぬれただけで
手が冷たく痛くかたくなっていた
それを思うとなみだぐめた
ぼくの身代わり?
あなたの ....
また、おもしろいはなしあんで
ぼくが聞いたらおもしろい
感じるところもおんなじだ
また、おもしろいはなしあんで
前髪ぱらぱら静電気
手櫛でぱらぱらもと通りに
裸 ....
おわりに腰をかけて
せなか側の世界をのぞいた
おわりに腰をかけて
いったいどちら側へゆけばいいだろう
いま
星がわずかに降っている
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新たな年の訪れは
開け放たれた窓の様
目には見えない翼をもって
貴方は外界に挑戦す
見送る事しか出来無いが
小さなツリーに飾りつけ ケーキを食べて
プレゼントを期待して眠った子供の頃
夜中に聞こえてきたのは 言い争う声
弟達は眠っている 耳をすますと台所で
父と母が言いあっている
なんだろうと ....
足軽の思惑が逆巻く 丘のひだ
かがり火の消えた 鎮守のほこら
そこから
思惑の黄ないランプに照らされて
追憶に焼き付けられた 泥沼が浮かびあがる
そして そこから見えてくるのは
枯れた ....
年のおわりを
君といっしょに過ごせること
しあわせにおもう
雪がちらちらと降る
ありきたりな景色を
窓枠で切り取ってみれば
君とふたり
素直なきもちで佇んでいられる
一年を ....
私の中の詩を探しつつ
冷たい風の中を歩く
鳥が鳴いて
水が流れて
そんな道を歩きながら
私は私の内側しかみていない
ゆっくり湯を沸かし
大きな器に ひとかきの飯を入れ
わずかばかりの具を入れて 雑炊をすする
これで いい
大晦日の朝は これでいい
かぜは冷たく
日のひかりも少ない中で
みどりの葉を増やしつづける
寒さがやわらぐころ
真白き花を咲かせるだろう
....
言葉の形を口で作って
ふらりふらり
まぶたまで近づいて
逃げ道だけは僕が用意してるから
上手にナイフを使って切れ込みを入れる
投げれるものは
もう全部投げただろ
嫌味のつもり
お互 ....
誰かの吐き出した二酸化酸素を吸って
明日もため息が繋ぐ年の瀬
きっと思われているようには
うまく笑ったり出来ないのだけど
朝一番に水を注ぎ込んで
芽吹く思いもあるのだろうか
もう数時間もす ....
主婦が三日寝込んだだけで
高く高く それは高く
見事に築き上げられた
お皿の山
洗濯物の山
子供が引っ張り出したガラクタの山
塵・埃・ゴミの山…
実家を離れて初めて知った
美味しい ....
支柱に古いラクガキがある
それはぼくのこころとつながった血管
さみしそうに腕を振ればきっとかえってくるような
横文字のおおきな団地をぬけて
ライターのガスがもつまでの短時間
塞いでいた耳 ....
あなたが嫌悪したのは
愚か者のわたしか
そんなわたしに確かに惹かれた
あなた自身か
抗うなら
そのこどもっぽい欲望へ
覗いた窓から
太陽は見えなかった
あなたは野花をひきちぎり ....
やっぱりかわいいなあとおもって
パンダをみていた
れっさーぱんだ
ちいさいやつ
ちゃいろいし
なんか
かわいい
しまも
はいっているし
かわいいな
と
おもって
でも
やっぱ ....
LEDひとつに
頼るだけの夜の一人は
優しい時間を知っている
あのひとがくれて
のこして経った
時間もまた
優しくて
十二月だ
死をふたつ知っている
十二月だ
あした雪は降らな ....
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托卵と云う習性がありまして
無責任と人間の倫理からすれば思われる
然し
命の巡りとしては全うで
巣の兄弟を蹴り落としても
....
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ぼんやりくらいがちょうどよい
がしゅうをこれでながめると
まったくべつのえにみえる
おばかさんなわたしには
つきをもしたか ....
誰かが
一礼
私は足踏みを
自分でケンエツします
大切なものだけが
落ちてこない部屋に
呪われのみちを指差し(窓だけが封鎖されてるのをみた
旋風の自白に
嘘をついたことを謝ります
....
混じり合うことも出来ず染まることも馴染むことも出来ず
ただふわふわと漂うように困った顔をして嘘で塗り固めながら
そこだけはどうしようもなく真っ直ぐで澄んだ色をしている
嘘のつけない掴みどころのな ....
不幸な女は
酒場で聴く歌には
もってこいの題材だし
傍目からは
それなりに情緒があって
いいなあと思うけれど
自分の関係者にいたら
これほど面倒臭いもんもないぜよ
というのが
本音な ....
こんな世界で
生きていて
どんな世界が
待ってるか
違う世界にいながら
同じものを見る
同じ世界にいながら
違うものを見る
世界はあまたの
パラレルワールド
....
たぶんふらふらだ
本気の小学生がかかって来たら
やられてしまうだろう
そんな時間の影のなかだった
自分を抱えた思惑が
ぼくを置き去りにしていった
たぶんふら ....
大きな空に
なんぼんも飛行機雲
それが放射状に広がって
ぼくたちは
愛を許されていた
ありがとうありがとう
またこれるかな
ほんとうにありがとう
....
時間がない
時がすすむ
時がすすむ
時間がない
時間がないから時はすすむ
時間がない
時がすすむ
時がすすむ
時間がない
....
鴉がどこのなにを見ているのだろうか
電柱の頭からうめきもせずに俺は俺で
キジバトがたむろするアベニューから
天馬とおぼしきちぎれ雲を眺めている
相変わらずコスモの塵埃を吹き続け ....
雲を食べ尽くして流星群待つ
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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