川沿いを歩いていると
色鮮やかな
もげた螺旋階段がくるりと横たわっていた

私は危ういバランスを保ちながら
登ってみると
先に透明色の螺旋階段が伸びている

そうっとゆっくり
どっこ ....
すみぬり教科書を使ったのは
なにも
昭和に
限ったはなしではなく
ゆとり教育の時代にわたしたちは
せんせいに言われるまま
指導要領からはずれたところへ
だまって
すりすりと
線をひい ....
こわかった/じぶんがどうなるのか/どうなるかなんてわかってた/しつこくなる/じぶんをためしたくなる/こわしたくなる/つなぎとめたくなる/あなたをためしたくなる

それはあなたに/あまえているのか/ ....
大晦日は
子供部屋のとびらを
あけておかなくてはならなかった
トシガミサマが来るので

トシガミサマ
というものがなにで
どんな姿をしているものなのか
わたしは知らない

ある年の ....
涙はあたたかいのに
人はそれにきづかない

自分の悲しみに夢中だから
人はそれにきづかない

犬も
猫もそれを知っていて
ないて涙をなめている
僕の家の水道水には
カルキとカルマが含まれている

カルキは浄水器で
取り除けるかもしれないけれど

カルマはおいそれと
消えて無くなってはくれない

僕は毎朝
カルマで顔を洗 ....
横になる太陽は、    都市の襞に刺さる蝋燭へ、
際限なく転がり続けた、  葦を掲げた手の彼方に、
なにも焼かず、 なにも踏みつぶさず、
痛む大きなリンゴの腹へと、  終わりない夕景の
 ....
 
父が釣りをしている
何を釣っているのか聞くと
忘れたと言う
僕も隣に座って糸を垂れる
息子とよくいっしょに釣りに行ったもんだ
という話を皮切りに
父が息子の自慢を始める
小さいころ ....
願うって怖い
意気地なしだと思われても

やっぱり 願うって 怖い

世界があまりに美しいと
自分がその一部だということが
信じられなくなってくる 嬉しくなってくる

世界があまりに ....
おっちゃんは
耳の後ろから加齢臭
インド人はカレー臭
インド人のおっちゃんは
カレー臭の加齢臭
んなことあるかいっ

尻を拭くとき
トイレットペーパーが
ウンコ水に付いてしまうことが ....
なにかで読んだ台詞だった

損しないかぎり他人に親切にする

ハードボイルドエッグのような人生

負けを受け容れる人生

かじる

しみる

タフネス

なにかで読んだ台詞 ....
えら
背びれ

くちばし


囚われている

その範囲からの逸脱は
一方には死
もう一方は生を意味する

彼にはその水槽こそが出発点であり
前提であり結論である
保障され ....
クリスマスの思い出よりも
去年の反省よりも
新年の目標よりも
昨日
暗い路地でゴミ箱を探っていた老女に
私は親切にするべきだった
雨に濡れて
雪で凍って
これ以上息が吐けなくなった
私を形作った何かが
年賀状にAir Mailと書き忘れたので
私の想いがとどくのは
一ヶ月後かもしれません
表情を持たない
洗練された兵隊の
一人一人に万歩計が渡される
例え一歩でも乱してはならぬ
足並みをそろえぬ者は
謀反人と見なすぞと
その国の君主は言う

場末のうらぶれた骨董屋で
私 ....
家に帰って、腰を下ろし 
一才の周をだっこすれば 
小さいいのちの温もりが 
このお腹にあったかい 

この両手を 
短い足の膝下に組んで 
右に左に、ゆさり、ゆさり 

パパは君の ....
雲一つない青空に
紙飛行機が舞っている

一つや二つじゃない
それこそ無数に

たくさんの白い翼が
たくさんの願いをのせて
思い思いの方角へと

ゆっくり 漂う

涙を孕んだ雨 ....
私は花を、あなたに渡す 
あなたの瞳に映る花 
私の瞳に映る花 
ふたりの間にひらく、喜びの花 
大晦日 日系スーパーまで高速を飛ばして 注文していたお節を2組取りに行く
太巻きとシアトル巻き、上の娘の好物のイクラの瓶詰と、
私しか食べない刺身も一緒に買う
「Japanese noodles ....
他所に女を作るぐらい
ギラギラしてないと
男としては些か物足りないだとか
偉人は皆アッチの方もお盛んだったとか
言われても
いろんなやり取りを経て
やっとこさ関係を結んで
でも、あれっ、 ....
僕の ポストには
年賀状はなく 今年も 
風が 吹いたーー
だから 笛を 吹いた 僕は 


風が吹く 眠りを 誘う 
小さな文字で 詩を書いていた
そこで 詩を 書いたのはーー
 ....
大好きな人よりも本当は
お弁当の方が好き

はっきり言ってももちろん愛は消えないさ
僕の方のね

でもさ愛がはっきり確かめられるんだ
たとえ見栄え悪くてもね

おかずはいいさはっきり ....
雑木林に捨てられた
大きなブラウン管テレビが
ただ転がっている

近づいて中を覗くと
ガラスの外には
私の知らない家族が映っていて
こちらを何も考えずに

ぼうっと
のぼうっと眺め ....
生徒はいないけれど、わたしは詩のせんせいなんだよと娘に言ったら、「わたしが生徒になるから詩を教えて」って言われて教えるものはないから書いたもの見せてって言った あたたかい水が
空の左右を動いている
小さなうさぎの横顔で
あなたが花を見つめるとき


待ちくたびれた蟷螂が
透きとおりながら死んでゆくとき
涸れ川に架かる二重の橋が ....
夜更け過ぎの家路に

小さな天使舞い降りた。。

飾りを外したツリーを見つけたからなのか


俯いた様に見える。。。。

(愛しているとも・好きとも解らない感情にふけると・慰めに ....
あなたと母が珈琲店

はっとする

痛みと愛しさにはっとする

いてもたってもいられなくなる


こころとからだを大切に

信じるちからを

萎めたくはなかったから


 ....
   あるけない ?

あるけない
このままじゃ
そう思って
靴を片方脱いだら
もっとあるけない
両方脱いだら
もっとあるけない
靴下も
脱いだら
あるけない


   あ ....
リグレットを放棄し
     カルマを軽視したままで
おらは忘れていないだろうか 
     アベニューの路肩に
      生き残っている
       ぺんぺん草の沈黙を・・・
そのう ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
もげた螺旋階段灰泥軽茶10*13/1/4 1:38
ゆとり因子613/1/4 1:20
流星雨吉岡ペペロ213/1/3 23:55
歳神様吉田ぐんじょ...1513/1/3 23:26
小さなぬくもり朧月313/1/3 23:18
カルマnonya29*13/1/3 21:19
幕切れ、予感すみたに2*13/1/3 20:50
正月たもつ2313/1/3 19:46
願うってまーつん5*13/1/3 18:53
加齢臭考花形新次213/1/3 17:16
損しないかぎり他人に親切にする吉岡ペペロ613/1/3 16:33
セキセイインコと金魚の違いならLucy15*13/1/3 16:12
Melakamizuno...513/1/3 14:20
on my own213/1/3 14:19
Happy new year313/1/3 14:18
国と硯綾野蒼希0*13/1/3 13:36
あたらしい歌 服部 剛7*13/1/3 12:29
カンバスと紙飛行機まーつん10*13/1/3 12:21
日々の花束 服部 剛3*13/1/3 12:10
はちゃめちゃな年越し夏美かをる28*13/1/3 6:21
彼女のことを考える花形新次013/1/3 4:32
友達はラジオ番田 213/1/3 1:46
お弁当ってとっても梅昆布茶2013/1/3 1:39
ブラウン管テレビ灰泥軽茶5*13/1/3 1:38
詩の先生鵜飼千代子15*13/1/3 1:12
夜と白 Ⅷ木立 悟213/1/2 23:58
天使の憂鬱梓ゆい013/1/2 23:53
珈琲店吉岡ペペロ213/1/2 23:23
あるけないLucy9*13/1/2 23:04
不在の中に・・・信天翁113/1/2 23:03

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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