岡焼きじゃあない
焼きもち妬きたい
脊髄からその愛を渇望する
恋をしたい
毎日を出来合いの間に合わせじゃなく
その人のことを思って暮らす日々にしたい
熱
雪の降らない土地に居て
テレビの冬を見ていると
ストーブの温かさも手伝って
たいそう眠くなる
目の前ではアナウンサーや住民が
寒そうに寒そうにしているの ....
歯の神経を抜いても
たまに何日間か痛みがある事があるという
神経は抜いたのに
それは痛みの記憶
抜いた神経の周りの神経が痛みを覚えていて
少しの間痛みを訴え続けるのだという
神経は ....
区切りを迎えると
ぽつぽつと知恵が出てくる。
(ああしたい。こうしたい。)
歳を重ねる度
いくつ位
実現するのだろうか?
○描いているだけの事
○終わった事
....
終電車は、とうに出てしまった。。
街頭に照らされた住宅街の公園で
ぽつんと待ち続けている。
○缶コーヒーが、いつもより暖かい。。
○パトロールの警官と、目が合う。。
「待つ」と言 ....
うすく引き延ばされたホームに
ひらひらと電車が滑り込んでくる
ふっくらと炊きあがった白米は
やがて降ってくる灰の中で
天井を見上げる事になる
つり革の向こうに
夜、寝ている間に僕は
優しい形になった
とても優しい形になった
とても優しい形だったので
誰にも怒られなかった
誰も傷つけることはなかった
どうして昼間は
あん ....
左胸に、指先の感触が走る。
触れた事が判ったのだろうか?
目を合わせぬように、男は小声で謝罪する。
「単なる事故だ。。気にするな。。」
再度触れぬ様にと、身体を捻るが
斜 ....
アタシニホンゴヘタアルヨ
ヘタアルケド
ナゼカトテモイイアルヨ
イワレルヨ
ナゼイイカキクト
ハッキリトコタエナイアルヨ
デモ
カンドウシテナミダデタ
イウアルヨ
フシギアルヨ
ミ ....
キッチンなどとハイカラにいわず
おいらはお勝手というほうが
なんとなくピンとくるなぁ
明治のおふくろさんの匂いが ただよってきて
リビングなどと気取っていわず
....
生きていることが
自分をごまかしているというのなら
何をたよりに生きていこう
生きることへの
疑問を持ち続けながら
なお生きる悲劇は
存在をこの上なく軽くさせる
君は言った
それで ....
雪の原理は知ってても
ききたくなる
お前はどこからきたのと
ちかい空からも
ふってくる
舞ってくる
わたしのうえにも
みたくないものにも
だいじなうえにも
わけへだてなく
....
浅黒い皮膚の色 その足
足首に 色褪せた鈴つけて 何を呼び出すの
貴女がコマ送りで踊れば 揺るがす影響
ブレイズが時をかける様に弾む 弾力に緩めた苦しみを放ち
瞳の縁に貴女だけの境界線 ....
きれぎれのふくをひろってあるく
しっているだけ めんをたどって
とり
いってしまったよ
くびをまげて
さけぶのじゃあなくて
いきをはくみたいに
まげて
さいしょのとりの ....
バス停の――屋根の下の段ボール箱の中で
仔猫が三匹震えながら鳴いている
この子たちのおうちはここなの?
年端も行かない女の子が言った
着物を着た母親はひっそりと微笑んだ
帽子を目深に被っ ....
それは ふいにこみあげてきて
鳴り響く 主旋律となることはなく
深く沈み
日常の底に
寄り添うように流れて
かすかな音色をも
ひきたてる
だから
哀しみを抱いて生き続けることを
....
神様
腹が減ったんだ
俺を愛してくれるなら
カレーライスをおごっておくれ
神様
風が冷たいよ
俺を愛してくれるなら
冬をどこかに追い払ってよ
神様
海が恐ろしく唸 ....
年に一度お楽しみ
村の外れの野っ原に
大きなテントが出現し、
チンドン屋が触れ回る
さぁさサーカスが始まるよぅ
このサーカスは面白いよぅ
そこいらのサーカスとはチと違う
空中ブラ ....
透明人間の唯一の欠点は
自分の姿が見えないため
歩行者が自分を避けてくれないこと
そのため透明人間は繁華街や
人混みなどでひとにぶつかる
でもぶつかったひとは何にと想う
そう だれ ....
ねえ 今日は早く起きれたよ
自分を褒めたらいいじゃない
ヤバイえらいじゃんできるじゃんなんて
独りで笑っちゃうくらいいいじゃない
最初から諦めたらだめよちょっと頑張ってみようかななんて
....
耳をすますと
遠くで 風が吠えている
近くで 何かきしんでいる
屋根
つらら
わたくしの骨
あおい湖の底に
沈んでいる蝋のような少女に
今夜も会いに行く
半透明の
永遠の
生 ....
良い車窓ってのは
どんなんだろう
列車だから 車窓っては 呼ばないの? なんて
お門違いな 質問ばかり 重ねても 良いよね
景色と共に おバカ妄想ばかり 後ろに流して
どんどん 進 ....
いいよ
わからないでいてあげる
まつ毛の角度や
飲み干されなかったコーヒー
長いまま燃えつきる煙草
いつもと違う靴
あたらしいゲーム
みたいに
わからないでいてあげるよ
....
音楽用語だろうが
ゆるさとかのんびりとといった意味らしい
わざとリズムをはずすこと
あえてちょっと遅れる
もたもたでもないしとんがり過ぎもしない
ドラムの神様とと言われるスティー ....
しくしく
夜
大地が歌う
これは
よい
さよなら だから
しずかに
泣き出しそうな夜の淵
思い出すのはきみの声
少し掠れた低い声も
ひっくり返って照れた声も
不思議な宇宙を繋げるように
それは少しずれていて
可笑しくて柔らかくて大切 ....
日々を
いいかんじでこわしていく
もとから顔なんて無かったような場所で
もう
からだでなんかいたくない
意味となって
更新されていく
「でこぼこの部分」
を
何度もなでながら ....
女を 追い掛けた
夢見ているのだろう
忘れかけた日、
そこで 自分自身を
過去を省みることは、
僕には できる
人には できない
努力を重ねてきた
だって、
自 ....
今からセックスの話をします。
だいたい、セックスの価値は、2万です。
2万でどう?2万でどう?
都心のカラスのように声が聞こえます。
古本が200冊。
回転寿司200皿。
CDアルバム ....
駆け足で泣くと、
電線は、雀の足でたわみわみ
夜は上を黒、下を青とし
地面は音もなくぎちぎちと詰まり
壁はただ綺麗でした。
お母さんは予言者のように、
私の行く末を指します。
あ ....
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