きらびやかな街を歩いてると
不思議な気持ちになるのは
人ごみの中にいるほうが
ひとりぼっちを感じるから
夜の空気に身を溶かして
自分がとても悲しく感じたけど
つくりもののメッキを剥がせ ....
悲しい夜はひとりぼっちだ
冷たい風を思いっきり深呼吸してみる
君はよく「死にたい」って口にするけど
本当に気持ちを届けたいのは
自分の裏側にあるのかもしれない
悲しい存在ってなんだろう
....
畑違いだけど 鞭打って
馬を 走らせるから イケナイ
耕すのは 稲 のみならず
麦でも 大麦でも 若葉でも
何でも 良いのだけれど
欲張っちゃあ イケナイ
それを 忘れたから
....
優しいひととの明るい朝に
逢いたくて
電話をきって
優しいひととの明るい朝に
会いに行こう
たくさんの心
嘘つきたくない
離れたくない
やわらかな心 ....
知らないうちに
ヒトを傷つけることがある
それを知ってから臆病になって
すごく慎重に歩いているのに
そのせいでだれかの邪魔になっている
なにもしたくない
そう思ってとぼとぼ歩く
....
太陽を歌いたくて
光はあの娘のように純粋に燃えていて
癒えない悲しみもくっきりと思い出されて
本当の現実に叩きつけられる
はるかな距離を保って誘惑する
そこに行ってみたいと思う
空に果実の ....
きみがのこしたもの
ぜんぶかたづけた
ゆめもことばもきおくも
とおのいてゆく
あとはこのからだだけ
やっときみとおなじ
ばしょにいける
きせきはおきない
きみがゆるさないこと
....
夏の香りがする鉢を
あなたは両手で持っている
鉢の中にはひまわりの
枯れた
ひまわりの花だけがひとつ
えんじ色のマフラーには
秋が詰め込まれている
冬のよう ....
どんなにすごい詩人でも
言葉で木の葉を揺らすことはできないだろう
しかし
木の葉が風に微かに揺れる
それを見ただけで誰でも人は詩人になれる
しかし
私は福井県の小浜 ....
「人を愛するということと 人に合わせるということは 多分 全く別のことだ」
「空気を読もうとするのは いい加減やめにして
空気を 創り出してみたらどうだい? 」
天国から地獄
たった一日のうちに
よくもまぁ これほど浮き沈みできるものね
楽しかった時間も
幸せな気分も
たった一つの悲しいことに
覆い隠されてしまった
もったいないと思う
....
沈む時
頃、泣く日に静けさ
日々の努力すら感じられず
海に沈む太陽
明日からの日々
これだけデジタル化が
進んだ世の中で
自分の乳を子供に飲ますって
ちょっと違和感あるんだなあ
時代遅れだよ
今すぐ止めて
僕に譲りなさい
お金は払います
人間の脂肪を燃料にして
走る自動車が開発されたら
きっと
デブ狩りが始まる
俺は
追われる身だ
地に伏せながら
黒布は一身に熱を浴びている
欲するものは
明るみの向こうの
静寂な守り
守り、という信仰
容易くは脱ぎ捨てられぬ
軟らかな哀しみに
黒布は濡れて ....
現実は甘くない
からくてあまい
白鷺が けたたましく鳴いている
もっと 離れるなら 争わなくてもいいものを
特定の岩をめぐって 争っている
川沿いを ずっと歩いてきた ....
今日の自分が 倖せか どうか
明日の貴方が 無事か どうか
信じられないのは
弱いからでしょうか
比べてしまうのも
哀しい私でしょうね
新しい画面に 打ち込む文字が
気持ちと ....
やさしくもなく平和でもない
あなたの周囲や眼にするもの
耳にするものがそうであるだけに過ぎない
僅かな痛みすら止めて貰えないひとびとが
何十億人もいることをあなたがただ知らないだけだ
比 ....
いつも追いかけている
あなたの幻影
おさげにできない
短い髪と
冬になれば凍傷にすらなる
無防備な手の指
泣きながら追いかけている
わたしの手には数枚のあなたが
なぜ
笑えるの
....
万華鏡で迷子になっている
続く通夜続く寿司
読書のために独居房にいる
歩みの内に散る色が
音を音に書きとめる
文字と文字と文字の間に
瞼と瞳を忘れながら
夜の窓の
二重の背
霧は霧を咬む
陰を 淡くする
午後とこが ....
すろすろすろ と
言葉は融けて
羊は羊飼いに従わず
次々と夜に飛び出してゆく
目が目でしかないのなら
信じなくてもかまわない
死なないくらいに
傷つけばよい
....
備え付けの
グレイのロッカーの扉を開けると
中に針金のハンガーが二本
ぶらさがっていた
わたしの前に
入院していた人が
使って残しておいたものだろうか
ただ一本の針金からできてい ....
その日
私は独り鉄棒に腰掛けて
夕日を眺めていたいだけだった
鍵を掛けて体の奥に仕舞っていたはずの
シキュウという箱の中に
エイリアンの胎児が
突如侵入してきたみたいで
ただ不快で気 ....
もうろうとしている
外を回るにも力も無く
コーヒーを飲んだスタバの中には
めぼしい女の子はいなかった
木々の数を数えながら歩いた
コンビニでは手数料が取られる
僕のカード契約
おじさ ....
デパートの屋上で
メロンソーダ、いや、
クリームソーダ
そのこぼれおちた泡が、水槽の海を知らせる
午前零時、
マッチの先は折れていた
極限の闇は、明けていく、
午前一時、
柱時計は壁か ....
慣れてしまえば
平気だと思い込む。。。
当たり前だと
素通りにする。。
「どうするかは、心がけしだいだから。。」
人と人との中で
振り分けを覚えて行った。。
....
犬を引き連れ散歩する
四角い子猫ははびこって
ゴミ箱中身は杏色
鴉の羽はミミズ色
めでたいことわざ身につけて
世の中はびこる悪霊を
俺が成敗いたしましょ
犬猫そそって鬼退治
くるな ....
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