ベルトもなしにジェットコースター乗せられている
後ろ姿で
美しいかどうかが
わかった
髪の匂いで
優しいかどうかが
わかった
睫毛の揺れで
嘘かどうかが
わかった
裸足の踵で
疲れているかどうかが
わかった
....
いいねいいね僕らはいいね
夏の一番暑いとき汗流して働くと気持ちがいいね
僕らいいね
冬のかまくらの中であったまって、雪景色を眺めるのはひんやりいいね
君たちいいね
秋の枯葉に身を包み木枯らし ....
内面の窓は
遮られていた
緞帳のように
暗く重苦しく
外界に対する
隔絶と共に
覆う事に因る
期待の投影
未来は現状に
儚くも脆弱
過程もありき
結果をもあり ....
貴方は、沢山苦しんだ。
あれだけ笑って過ごした分を
簡単に取り戻せるくらい沢 ....
はるうらら
うららかなひる
ひるよりねむる
むさぼるあいぶ
こいこいあい
さみしいひとよ
今でも想うよ
君に会いたいなって自然にね
何か迷ったり
悩んだりした時にさ
なんの為の君との出逢いだったのか
真剣に考えてみたり
女の子としての気持ちを
蘇らせてくれたの ....
ふらふらする三月を歩きぬいて始まりへ。海の色は裏返って安寧。わたしの思いえがく神さまは、いつもわたしとよく似た顔で笑っている。
1、1、1、1、1…
まだ数えている。たどり着くためにはじめたものた ....
いつも返信おそくなってごめん。
なんかちゃんと伝えようとするとそうなる。
いつも電話すぐ出れなくてごめん。
携帯をけーたいするのをわすれるんです。
いつも困っててごめん。
....
イスラム文化って
私はよく存じ上げないのですが
聞くところによると
中東では
私達が老齢の使用人を呼ぶときに使う
「爺や」がまったく逆の「主人」を意味するんだそうです
主が爺や
なん ....
汚点をろ過しながら磨ぎ澄ます
時に浮遊物を浮かせながら
完璧は紺碧しか成せない
皆の皆の分のそれぞれの 空
点描の点を月から望む 望みを乗せて
ちっぽけをちっぽ ....
走る子供
跳ねる水玉
あのね嬉しい
囁く木漏れ日
クレヨンで塗りつぶす町
溢れだすよパレードの音
遊ぼう路地裏
注ぐチョコレート
あしたまたね
触れ合う影帽子
クレヨン ....
昨日の晩は蛸を甘辛く煮て食べた
最近は昔に比べて値が上がり
生意気にも百グラム二三八円とかしやがる
おまけにどいつもこいつも
モロッコとかモーリタニア産で
明石のこやつな ....
白いひかりの内側で
やさしくもつれ合うものを
聴いていたかったのに
ただ、聴いていたかったのに
生きていてもいいですか、と問うよりも
生きていなくてはいけませんか、と問うほうが
....
東の山肌の頂きが淡い桃色に染まる
その桃色は歩いて下るかのように
麓へとゆっくりと拡がるさなか
頂きは桃色に重なり橙色に代わり
その色に蒼と紫色が混ざる
そして麓も頂きと同じ色に染まって ....
傾いた樹々の
細い幹
ゆがむ葉脈のような枝
ひとすじごとに
白く吹きつけられた静寂
明け方の雪原に
立ち上がる
無言の者達の息吹
堅く締まった雪を貫き
亡霊のように現れる
....
私にとっての
文字はいつでも切実すぎて
弄んだりできないかんじです
常に
タスケテをはらんでいます
あなたに
むけての
真っ白になったページがほしい
いつからなくなってしま ....
ピピピピピ―――
心のアラームが鳴りだした
頭の中で
コトバたちが
跳ねまわっている
このムズムズ感は
脱皮の前の予兆なのかな
Are you ready?
変化 ....
残ったのは自分だけ
確かなのは感覚だけ
この世界を見る自分の目はなにを映して
この世界を感じる自分の心は何色になるのだろうか
もし目が見えなくなっても
心が灰になっても僕は生きていきます ....
動き出した車窓が
景色をゆっくり手放すように
やさしくほどかれる季節は
まだ寝ぼけていたい春の子が
ようやく
んー と
背伸びをしたみたい
かしこい子も
そうでもない子も
とにか ....
おんなが笑う
おんながしゃべる
おんなが怒り
おんなが泣いた
おんなの寝顔に安堵する
....
アイシテルなんて言葉は
初めて恋したときか
お互いが喜寿も過ぎた頃
おはようのかわりに
しわくちゃな顔で言えばいい
....
ひらひら舞う雪を数えた日
なにより優しい歌が耳に届きました
ひらひら舞う花を数えた日
なにより優しい歌は聞こえなくなりました
あの日生まれた約束は
今も静かに生きています
私の ....
ためらいの薙がれ
わずかばかりの星屑のためいき
しろき透明のしずくが垂れる朝を夢見る夜
時の旋律は
ただ 美しい
ただ 美しい
完全でないものが
....
ぬるくなった缶ビール
むなしさに似た切なさ
ゆっくりと体に染み渡った切なさ儚さ虚しさのアルコール
寝ても醒めても続く二日酔い
透明な石になりたかった
あなたのからだを
ただ
通過するだけの
暴かれることのない
巧妙な嘘になりたかった
ひとのこころのくらがりに
....
死んだら
帰り道はないだろう
そんなことを考える僕
心の乱れを止められない
女だったらどうするだろうと
思いたくはない 僕は
心の乱れの中で
過去へ向かう
鏡の中で
ひるがえる感覚
春の風に吹かれて
私の感覚はうらおもてひるがえる
凹凸感のある手触りが気持ちがいい
どこか遠くまで飛んで行けばいい
ひるがえりパタパタと
私の感覚は ....
何それ
頭の上のそれ
ピュンってちょっと出てるの
白々しくテレビ見てないでさ
訊いてほしいんでしょ
だから訊いてあげてるじゃない
ほら答えなよ
それ何だって ....
煙草やめれてよかったね
痛みにはセロリだよ
予防にはストレッチ
きみはアスリートだったから
桜餅みたいな匂いの町を
強く清々しく
爽やかな別れの日にゆくだろう
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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