誰のためにと嘘をついても
組まれた手は、いつも左胸に
腐食した鎖を外してくれた人が
今度は強い首輪になってくれると
信じている

流れる雲は千切れるばかりで
どこを見据えれば
あな ....
約束通り 同じ橋に辿り着いた

花冷えのお陰で まだ

ソメイヨシノは競っていた

所々 吹き出した新緑が 目に痛く

未来への想像の刺激となる

川辺は穏やかな戦場

はらり ....
会社の話

病気の話

治療の話

彼の登場

鼻血でる


その寂しさに

もっと参って

優しくなれば

失うことより

いいことある

ないあるない
 ....
うぐいすが鳴いた

私を出迎えるように
うぐいすが鳴いた

姿をみせないままに
うぐいすが鳴いた

去年の今頃と同じように
うぐいすが鳴いた

ききなれたその声に
気持ちが晴れ ....
晴れた日のアスファルトは 
優しい日射しも、照り返す 

雨の日のアスファルトは  
小降りの粒も、無数に弾く 

土のこころを知るならば 
土のこころを知るならば 

空の言葉は我 ....
誤解と幻滅のにんげんかんけい
そんなのしらなーいってそっぽむいてた ら、きみにであって誤解と幻滅をくりかえした やっぱりいままでとおんなじだった やっぱりねえってかなしそうにきみはな ....
精子の姿は、魂に似て 
お玉杓子は、音符に似て 
もし、魂が音符なら 
メロディは 
五線譜を泳ぐでしょう 

無数の精子と精子の競争を 
勝ち抜いた選ばれし精子よ 
 
君は辿り着 ....
眠れない夜に
熱い息を吐いて
桜が散るのを待っている
桜花の下で
本当のこと教えてほしい
くちづけできるのは
これが最初で最後
今が人生の分かれ目
僕はまた恋をするだろう
割れた木魚から誰かの魂が出ている 寝言で見ず知らずの女の名を呼んだ やましい心で科学者になる 二時半は、二時半で、いつだって
ロッキングチェアの揺れない時刻だ
海辺の街でもないのに
波の音が聴こえるのは
朽ち果てた夢のせいか
それとも途切れ途切れの記憶のせいか
家族の温もりが残るリ ....
スコット・ラファロは25歳で死んだ
死因は交通事故だ
オーティス・レディングは26歳で死んだ
死因は飛行機事故だ
ジャニスは27歳で死んだ
死因は薬物中毒だ
ジム・モリソンも27歳で死んだ ....
縦や斜めや裏返しにわたしの体がぎっこんばったんやられているあのときに決意しました。わたしはたぶんわたしではなかったです。黄色いのや赤いのは好いです、青いのも緑のも好いです、白と黒も好いです。ただし .... 恋してるってめっちゃ思ってる。
あんたの手が私よりでっかかったとか、
あんたの汗拭いてあげたくなったとか、
あんたの後ろ姿見てるだけで涙が出てきたとか。
「おいっ、金ねぇから缶ジュース1本だけ ....
終わったはずの青春が
皮膚の微細な穴を通って
少しずつしずくを蓄積させていって
何かの風向きで強く匂う
孤独の針が何千本も
「誰にも愛されない」と囁く
雑草のようにいくら引っこ抜いても生え ....
街道を歩いていると
簡素な無人野菜販売所が
所々にある
鮮やかで不格好な食物たち
私は頭がひょこっとでた三宝柑と
真っ赤な唐辛子を買う

路地を曲がるとワゴンから小さな女の子が
飛び出 ....
ねぇ
名前、呼んで?

君が呼んでくれなきゃ
僕の名前は存在意義を無くしちゃうんだ

君しか呼ぶ人はいないから

君に呼んでほしいんだ

だんだんと掠れて消えていく僕の ....
1番解ってほしいことほど
歪んで君の心に届いてしまうんだ
真っ直ぐさなんて武器じゃなく
単なる弱みでしかないんだ

1番解ってほしいから
君には伝えないよ
絶望した僕の姿は
見るに堪え ....
信号の点滅に呼ばれて
急いではいないのに駆け足になる
有り余る時間よ早く進めと
走る 走る 白と黒

手を繋いできた暗い道を
引き返す時は街灯が冷たい

ほんの数時間離れることが
温 ....
愛はどこから生まれるの?
子宮から? 性器から?
愛か? 恋か?

愛はどこから消えるの?
恋か? 愛か?
正体を見たい

女は髪が命
女は愛が全て それだけ
夜が来て 一人 それ ....
葱。
葱をみている
きざみ葱を頼まれたが
青い部分ばかりで一パックこの値段とは
いかにも法外である

ひと振りの葱を取り、握りを確かめる
銘刀「下仁田」ほどではないが
なかなかの白鞘で ....
 今更思うことなんだけど、朝目を覚ますっていいことだよね。目を覚ますために朝があって、眠るために夜があるとしたら、それはとても幸福なことで。例えば、ヴォツニアヘルツェゴビナって君がつぶやいて、なん .... 夜の晴れ間
縦の帰路
こだまはひとり
双子を娶る


夜から夜へ
たむけられた雪
星を呼ぶ声
斜面を照らす


銀の庭
何もいない庭
光の指をなぞる指
目 ....
待っている瞬間に あなたは現れず
待ったナシの状態で チラリの尾を隠す

箱型のスイカに詰めた甘味が
容易に想像できたから
よーい ドン で 種まきをしよう

スコップで 土を 掻き出し ....
              130331




回転体の慕情と怒りが大震災を引き起こすのだと
新聞紙上に描かれたイラストをトレイから溢れた汚水が消してゆく
絨毯ごと売ると猿が断言す ....
家族でテレビを観ているときに
死んだらどうなるかという考えに
急に抱きつかれて
子どものぼくは立ちあがった

狭い家の中を
歩きまわる檻の中の熊
家族は画面に気をとられて
徘徊に気づか ....
まだら猫助がゆく
いつもの道
誰かが落としたパン菓子
甘い出来事を
拾い集めた夕暮れ

街がほどけてゆく
線路の上で
夕陽が犬釘に染みている
色違いの銀色を見分けるように
不思議な ....
行ってしまった
からっぽの部屋だけが残っている

とおくにいる君

うっすらとしか思い出せない
別れの日の馴染んでない化粧の
口紅の色

君のいない朝に
まだ僕は慣れない
 ....
10円玉はすぐに落ちてしまった
あっけなく
かこん、と音を立てて

さよならは苦手だった
だからこれで
よかったのかもしれない
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
シスター茜井ことは1*13/4/1 22:58
淀み小川麻由美4*13/4/1 22:51
鼻血の話吉岡ペペロ313/4/1 22:50
うぐいす朧月313/4/1 22:45
空の言葉 服部 剛4*13/4/1 22:40
おんびきのはなうたくめ413/4/1 22:38
精子の旅 服部 剛5*13/4/1 22:30
サクラチル渡辺亘013/4/1 21:46
割れた木魚から誰かの魂が出ている北大路京介713/4/1 21:43
寝言で見ず知らずの女の名を呼んだ313/4/1 21:42
やましい心で科学者になる213/4/1 21:42
不眠症花形新次513/4/1 19:57
夭折HAL6*13/4/1 19:55
----はるな1013/4/1 19:23
文字綴り屋 ...3*13/4/1 19:03
青春葉leaf513/4/1 18:13
三宝柑と唐辛子灰泥軽茶3*13/4/1 16:28
My name is...ジュリエット013/4/1 16:03
理解れもん113/4/1 13:58
見送った帰り道中村 くらげ4*13/4/1 12:45
マジで好き好き好き好き好き好き好き好き好き北橋勇輝2*13/4/1 12:41
ネギ侍[group]佐野権太9*13/4/1 11:43
街についてDebby513/4/1 11:40
ひかり ふたつ Ⅱ木立 悟113/4/1 9:16
スイカくん藤鈴呼2*13/4/1 8:44
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法あおば5*13/4/1 8:41
彼岸の日に殿岡秀秋413/4/1 5:26
向こう側の人うみこ5*13/4/1 3:21
とおくの君川上凌113/4/1 3:19
電話ボックス213/4/1 3:05

Home 戻る 最新へ 次へ
2329 2330 2331 2332 2333 2334 2335 2336 2337 2338 2339 2340 2341 2342 2343 2344 2345 2346 2347 2348 2349 2350 2351 2352 2353 2354 2355 2356 2357 2358 2359 2360 2361 2362 2363 2364 2365 2366 2367 2368 2369 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.62sec.