おばあちゃんが
この牛乳ヤバイ、と言ったら
その牛乳は本当にヤバイ
でもみんなが使うヤバイは
本当のほうではなくて
その逆のほうが多いような気がする
おばあちゃ ....
シッコ終わった後
チンコ振って
水気をよく切らないと
元に戻したときに
パンツ濡らしたり
ひどいときは
ダラーッと
ズボンまで
いっちゃうわけ
だから
少しくらい
便座にかかった ....
投げつけた白球が
君に届く前に
風にほどけて
宙に舞うリボンになる
草むらに転がって
土のにおいを嗅ぐ
俺はここから生まれた
ミツバチの羽音が ....
のばした指先の向こうに
サクランボが揺れている
それを
掴むことができる
噛み 食んで
味わうことができる
幸せが揺れている
....
彼女は20歳
オンラインカレッジを受講して
フランス文学が好み
彼女は言った
「ここには友達は居ないの」
街から出たことはたった二回
そこは景色だけが取り柄のような ....
進む道を 阻むのは 看板では無く
目の前に 見えぬ 釘なのかも 知れない
描かれた 矢印も 信じられないで 立ち竦む瞳に
ぴょこん と 他人を喰ったやふな 真鍮の兎が 映る
銀では無い ....
砂漠の中の一粒の砂だろうか
田園の中の一粒の稲穂だろうか
僕はある物を探している
神様が君を作り替えたものを
君の魂はどんな形を成しているのか
それは生きているものなのか
それとも ....
ちいさなちいさなわたしだけど
ここでわらっていることしかできないけど
あなたにあげたい
かけがえのないえがお
ほんのすこしのやさしさ
あげられるものなど
なにもないこと
わかって ....
涙がとまらないよ
どれだけこの世が淋しいところか知ってるよ
それをみんなに気づかれように
ふたりでありがとうって言葉見つけ出したよ
いっつもごめんな
幸福は状態じゃな ....
あなたのせい
と、言わないのは やさしさ
と、じぶんのおへそに
言い聞かせていた
けれど
これは プライド。
わたしがわたしでわたしの重みに耐えるため。
**
日付が変わる直前 ....
湿り気を帯びた水曜日の午後
回し忘れた回覧板の中で
『実りある都市計画~その概要』のパンフレットが
気まずい折り目をちらつかせながら
遅々として進まない事業の行く末を気に病んでいる
テー ....
雨編む朝は天邪鬼
いま忌む意味を遺書にして
嘘に倦んでは海に埋め
えにし選べず益を得ず
恩は怨へと惜しみなく
春は華やか白知の波乱
昼の日中に日照りの蛭か
古き深井戸腐の吹き溜ま ....
寝言聞いて欲しい
みんなの三連休はオレの三連勤
母子手帳で突く
i wrote many things. maybe they were happy things for everyone. but i looked it by alone. i did not ....
ひかえめな大きさの
山の中腹に建つ小屋で
ハリネズミと時を共にする
ところどころに開いた隙間から
緑色に澄んだ風がしのびこんでくる
ひどく惨めな小屋
私 ....
ちいさなころ
そだたなかった
相互理解のうえに
築かれる
友情という名の
つながりを
恋するあなたがいない場所でも
ひとりで
作っていけるように
なりたいと思う
足りない
足 ....
極めて毒性の高い
虎インフルエンザが
インドの山奥で修行中に
虎に襲われて
大ケガをした
元レインボーマンの
松島とも夫さんから
検出されたと
厚生労働省が発表しました
インドの山奥 ....
食欲の操作感はすこぶる悪い
体を甘やかしちゃいないのに
君は俺がやつれたと言う
不揃いな髭は口を揃えて
どう生きるかを考えなさいと言う
イメージで完結した影を眺めていた
黙り込んで ....
若ぶっても
オッサンだからね
つい最近まで
初音ミクって
知らなくてさ
元なんやらのアイドルだと
ばっかり思ってたんだけど
そうじゃないんだって?
ばーちょるな世界の話なんだってな
菜の花の咲く
野の道よ
橋の高みより
見る魚影
名の無き者の
乗る風よ
端の深みへと
身の射影
空気はたたずみ
見渡すかぎり
のっぺらぼう
勇気は ....
いじわるしないで
気づいてるんでしょ
あたしだって気づいてるよ
君がちらちらこっち見てることぐらい
ねえねえわかって
「どうした?」なんて聞かないで
袖をつかん ....
昔々の記憶辿りに いくつもの合格印を押された 自分自身に
振り返れば 優しい向かい風が顔を触る
振り返れば 眩しい流れ星の中を泳ぐ
肯定の印の背骨をしゃんと伸ばす 見渡す見渡せない全て ....
二十六時の幻想協奏曲
メールの着信音はアフリカのサバンナ
飛行する
(ここは何処でもない
北極点から南十字星への瞬間移動)
*
明日は三十四億年 ....
1.
朝と
朝を灯す鳥たちと
団欒
指さきで契約する
(チチチ(チチ
(チ
2.
だらん と
のびた舌
その先にある
春のかたちにくりぬかれた
水平線
....
目をつむれば
かたちは動く
ふちどりに触れる
濁音の息
風から風へ
羽と脚
枝のなかの重力
踏むごとに星の曇
やまない雨をなだめながら
手のひらと ....
遠い海の平原で
誰かが眠っていようと
俺の心は目覚めている
世界の起床に合わせて
クジラが潮を吹く時
俺の魂は凪いでいる
この大海の前に全てを供出した
その見 ....
【 桜の散った街を往く 】
立ち止まるしかない 踏切では
たちどころに 遮断機がおりて
多くの人の思いが 通り過ぎる
伝えようとした言葉が
伝えられないときは
立ち止ま ....
陽気なバカと陰気なバカが
いるとして
俺には銃があるとすれば
どちらを撃ち殺すかというと
迷った振りをしたあげく
バカというバカを
片っ端から
撃ち殺して
スッキリしたら
ニンジンベ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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