ようやく ここで
○のなかに
もっと丸い○を
□のなかに もっと四角い□を
入れることができる
入れることができるのに
もはやそれを入れたくはない
神様
ぼくたちは
たい ....
おまえの背中は泪の糞で溢れて旨いから
何十年も前から この目でぶっ刺してやったのさ
人がいう臭いや嘘は赤く白く無灰のままの懐へ身投げしようとするのだから
この世界が信じるもので満たされていてもお ....
死ぬことができないから生きることもしないあんたは
一体なにを選ぼうとしているの
乾いた光に映る自分の我が物顔が
はっきり体を徹してく
乾いた画面に映る顔が微かに自分への愛を訴えている
摂理に倣い
流る濁流
其処に見出す
僅かな望み
如何に醜く
捕われようと
清濁合わせ
渾然一体
先天的要素
後天的要因
砕き呑み込み
密度を高め
終着へ向け ....
なにも棄てずに走って来てしまったさて
なにを獲得できたのかな
あいつも去ったこいつも彼女も
だってそれらはぼくのコレクションではないから
すべてを捨てようとも思ったさ
でも無理
....
オーダーは いかがなさいますか
出来れば 銀色のアレを 巻いて下さい
加熱すると 調理は出来ますが
時節柄 怒りの焔が撒かれては 困ります故
ひと思いに やっちゃってください
....
i thought dream
and ,stopped in the town where i lost
someone's children were shouting in the p ....
ニューヨークでは足の長い東洋人が
いかにもという感じで空気をからめとる
ナイフとフォークで
時計塔には言葉が残された
毎晩零時ちょうどに人々に配信される
泥となって
書物は芸術 ....
*
国際宇宙ステーションが
きぼうを乗せて
日没の名残を反射しながら
海峡の上空を通過していく
その光を楕円のプールで
滑らかな背中をひねり
口元に笑みを浮かべて
スナメリが見上げ ....
ばしゃ ばしゃ
さようなら
通ってくれて ありがとう
ばしゃ ばしゃ
いつかまた
ここに来て? 会えるよね
ばしゃ ばしゃ
きみが通ると
ばしゃ
ぼくはここにいられるの
時計の針が動いている
文字盤も長針短針もない
白い壁に
秒針だけが時を刻んでいる
明るい部屋に白いカーテン
外にロケットがいくつも飛んでいくのが見えている
陰のある ....
君のフロリダは常春で温泉が出る
はずれた予言の書で突く
タイムラインは別人
僕は
ひとの心の中が見える
目の前のあなたが
とってもスケベなこと
考えているのがわかる
だから僕
もうこんなに
なっている
あなたが
これを見たいのも
知っている
出してあ ....
漠然とした砂の続く大地
平らな線が限りなく遠くに
つなぎ合わせればおそらく丸い
砂の山の起伏もさらなる飛翔の末
なめらかな肌になるのかもしれない
女の柔い背中の上を飛んでいる
細胞 ....
ちいさくても
いい?
おかあさんと
いっしょにいても
いい?
手をつないでいても
いい?
ねえ、
なにをいえば
いい?
人生という背景に流れる雑多な出来事が奏でる
輝いてやや重苦しいときには燃え上がり
それは言わば副旋律の舞踏
略奪者は戦利品の花嫁を娶る
血みどろの殺戮の季節のあとに
戦士はしなや ....
僕達の薄ら甘い関係は
砂糖というよりぶどう糖だった
君の囀りにも似た言葉は
体液のように僕の身体を巡り
君の微笑みの陽だまりは
L-アルギニンのように
僕の生活に治癒力と免疫力 ....
単純に。
1番大切な人って意味だよ。
春がきて
やぶれた椅子に
ラムネ瓶が座っている
恋をして
想うのは
詮無いことだけ
詮無いことだけ
詮無いことだけ
....
桜ってあんまり好きじゃないんですよ
きれいすぎて 散るのが早すぎて 悲しくなるんだ
感激する時間より、苦しい時間が長いから
ふっと見上げて、うつむいてしまう
好きなんです 好き ....
ロウソクの火、
消してください
やった
向かい風
風化しちゃえ、
今までの僕
飛んでけ、
お前なんか
くずおれて
剥がれ落ちて
溶けて
無くなっちゃえ
やった
向かい風
ロ ....
僕のなまえがとけてゆく
きみの
鎖骨にたまる、
やさしげな影の湖で
カタツムリの殻のような
気だるい模様を描いて
きみのなまえもとけてゆく
....
この、白豚!
アア、ご主人さまあ
白豚は何が望みなんだい
ご主人さまあ
あの、あの桜の木を
わたくしめに
ぶちこんで下さいまし
フッ、桜の木ねえ
それで情緒的になったつもりかい
白豚 ....
負けたくないとおもうけど
一体なにになんだろう
どうして戦わないといけないんだろう
優しくなりたいとか
してほしいとかっていうけど
優しいってなんだろう
言葉が深すぎておぼれそう
....
蹴飛ばしても
踏みしめても
スキップでも
上の空でも
語らいも
笑顔も
ため息でも
うつむいていても
トレーラーも
老婆も
やってられない夜も
ルンルンな朝も ....
なつかしく思い出せない公衆電話
探し求めていたはずの
伝えたい(夜)…カアカアと、まだ届いていた雑音がひとつ
…らしいにぎやかな夜だ 。
その日彼女からメールが途絶えて
映し出される画面 ....
ふれる
ふわり
まとう
ふわり
なぞる
ふわり
なでる
ふわり
かじる
ふわり
つまむ
ふわり
ふたりがひとつに ....
水を
拭わずにきた
ざわめきの彼方から
萎んだ心臓は
息を送り出し
闇の下生えに隠し
やまいは花を
群生は
水かきの張った手で
がらんどうの
再生を試みている
伸ばせばそこに
....
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