静かな車の中から
シャッターが半分閉まったクリーニング屋を
ぼんやり見ていたら

なぜか現実に押し潰されそう

閉店間際のエプロン姿
漏れる明かり
暗い看板
せかせかと動く人
 ....
アリスのレストランで君と午後のお茶を飲むんだ 素敵だろう

君に書いた手紙のなかにある恋の呪文 それを唱えて欲しいんだ

表通りは賑やかに人並みが通過して行く さあ恋の呪文を信じるかい?

 ....
天気がいいですね
きれいな庭ですね
(踊りませんか
いいえ、食事中です

目が赤いですね
ちゃんと寝てますか
(あの作戦うまくいきましたか
いいえ、忘れてました

陽が暮れて血がで ....
{画像=130501182413.jpg}

 友人に 食わせよな
 
 暖かな 五月だからね

 焼き菓子が冷たい感じ

 熱さから冷ややかへ

 甘みと酸味と冷たさが

  ....
犬を社長に見立て接待散歩している お釣りが出ないように払うんじゃなかった メスのなまはげを期待して今年も悪い子 どうしようなく
遠くなってしまった

と思っていたのは気のせいで


僕は簡単に
うつむいてしまった

葉擦れの音、踏切の音、雨の降り始めのにおい


何ひとつ同じものはなく
 ....
 直線って
 一種類しかないのね

 だから
 想像力のない奴らには
 ちょうどいい物差しなのね


 曲線って
 もうイヤってくらい
 いろいろとあるのね

 そのどれ一つと ....
軽くしなけりゃ

悲しみも

痛みも

哀しみも

失望も

苦しみも

疑心も

憎しみも

軽くしなけりゃ


跳びはねなきゃ

疾走しなきゃ

新し ....
「ゆっくりと腐っていくなら
 火にくべた方がましさ」

「でも
 腐葉土は緑を育む
 揺りかごは惰性から生まれるよ」

 太陽が笑ってる
 海が唸っている

 誰も
 僕 ....
緻密な救出作戦は

人質の寝返りにより

全く意味を失った

人質たちの目はぼくら側の準備よりも

生活レベルの向上に向けられていた

なのにまだ

人質救出作戦は続けられてい ....
黒板にくりかえし
書いては消されるチョークの文字を
私たちは書き写した

文字は
やがて白い粉となり
先生の足元に降り落ちた

粉となる前に
書きとめなければならなかった
この手に ....
 

緑の斜面で
息つぎしながら
遠くはなれて 青いしんこきゅう
くりかえすたび
さざ波
うまれては きえてゆく



五月の水際に よりそう
ゆるやかな
春の終わりを編みこ ....
昔の夢を見て泣いた

私は時計が読めない
時計が何か知らない
ルールを知らないから
怒らないでほしい

いつの間にか覚える
日常を書き留めて
自分と結びつける
私の五感は鈍っているのか
季節を感じることができていない

朧夜の底を 雁と行く

感じてもいない春をうたいたい
ないものねだりでしょうか
一般に混乱とは脳内の言語情報変換解釈行為が終焉を迎えるより先に新たな情報が期せずして入り込む現象が繰り返される際に両親からの遺伝子と幼少からの鍛練が等身大に反映された海馬だか前頭葉だか大脳新皮質だか我 .... あの日の私は
何をしていたのか

思わなければよかったのだ
醜い私を受け止めて欲しいなどと

同じ日付が繰り返されて
あの日が遠く遠ざかる

あの頃からずっと
私は子供のまま

 ....
昔は風俗街だった
生まれた街で
僕も自然な欲望を晴らしたかった
釣り糸を垂れ
行き交う人の流れに交じる
君も生きた
そして
その入り口からたたき出された


電車に乗るとき
 ....
{画像=130502232622.jpg}

 煮物 少しは作れない

 煮物 引き立て合うのが良い

 煮物 個性が個性を邪魔しない

 煮物 文句を言ったって同じ鍋

 煮物  ....
ただしぜん手を繋げる女の子がいて
信じるとか、信じないとか
もうないから
そこにいれば手を繋ぐ


「すき」を信じるのはほんとうに骨が折れる
時間とコストがかかる
もうきっとそんなたっ ....
愛用のマグカップは

幾歳かの誕生日プレゼント

一番多く注がれた飲み物の第一位は

きっと緑茶だろう

お水よりも?

と問われても

自信をもってそうだとは言い返せないけれ ....
柔らかな春光に制限のない自由をもらう 棘のない世界 風を吸い込む

この世界を命名したものを想う いや名前さえも要らないそのまま感じればいいさ

本当は物事に境界はないのさ 便宜的に物事は区分 ....
衝突した
柔らかな盾をかかげ
武器は持たず
ありのままと少しの虚勢で
頭を下げるつもりだった

    発展を願うべき未来に水をさし
    粉砕 ....
幼稚園のとき

ぼくはまだ透明なまま

この世の不平等に

まるごと理不尽を感じていた

小学生のとき

ぼくはまだ型通りのまま

真実はひとつ、だと

冤罪を晴らすかのよ ....
 私は何でも食べる
 例えばあなた

 あなたの息を
 あなたの足跡を
 食べる

 見上げる空を
 闇の奥に見る夢を


 私は何でも食べる
 例えばわたし

 わたしの ....
「どうか見捨ててよ」
何も言わなきゃいいだけなのに

どうか見捨ててよ、

どうか見捨ててよ、

求めているように聞こえたんだ
温度の温もり 生きた風の羽衣
瞳に見ることができれば 幸せのインプットを世界中に植えて

アウトップトのアドバルーンが温度の溢れる風に揺れる

光景が光輝く 言葉通りに自転する


  ....
黄色の帽子をかぶった一年生が
朝の登校の集団に 交じっている

今時はピンクのランドセルもあり
小さな背中一杯に背負い込んでいて
初々しさに 車を運転しながら
自然と微笑み 見ようとしたが ....
どうしても海が見たくてしかたない時は
海の すぐ傍にまで行くか
それとも
あえて離れた場所に立つ
たとえば山を削った住宅地のはずれの公園
ゆるい長い坂の上から
遠く見る海は
白い岬をした ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
車窓ゆず2*13/5/3 16:03
魔法を信じるかい?梅昆布茶613/5/3 14:41
ほとんど地獄左屋百色10*13/5/3 14:32
指摘こそが味であるドクダミ五十...313/5/3 14:05
犬を社長に見立て接待散歩している北大路京介213/5/3 13:46
お釣りが出ないように払うんじゃなかった213/5/3 13:45
メスのなまはげを期待して今年も悪い子313/5/3 13:45
帰る(五月雨降られ): 2013AB(なかほ...213/5/3 12:06
直線に飽きた(クネクネ)まーつん4*13/5/3 11:39
軽くしなけりゃ吉岡ペペロ013/5/3 11:25
会話まーつん313/5/3 11:06
緻密な救出作戦吉岡ペペロ313/5/3 10:15
白い文字Lucy10*13/5/3 10:14
海の五月佐東4*13/5/3 7:51
白目213/5/3 4:43
はるのこえとめ113/5/3 2:53
混乱qqqqqq...013/5/3 2:14
待ち人莉音1*13/5/3 0:00
心の淀み番田 213/5/2 23:58
煮物ドクダミ五十...513/5/2 23:53
凝集因子213/5/2 23:49
ムーミンのマグカップしょだまさし7*13/5/2 23:34
自由幻想行梅昆布茶10*13/5/2 23:20
不毛百瀬朝子113/5/2 23:14
まるごと吉岡ペペロ313/5/2 22:34
無題Ⅰまーつん413/5/2 22:32
救いのコール秋助013/5/2 22:10
幸で待ち合わせ朝焼彩茜色413/5/2 22:09
花の傘 雨道に砂木13*13/5/2 21:10
遠くから見るLucy16*13/5/2 20:06

Home 戻る 最新へ 次へ
2301 2302 2303 2304 2305 2306 2307 2308 2309 2310 2311 2312 2313 2314 2315 2316 2317 2318 2319 2320 2321 2322 2323 2324 2325 2326 2327 2328 2329 2330 2331 2332 2333 2334 2335 2336 2337 2338 2339 2340 2341 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.23sec.