昨日買った文庫本
電車内で 読んでたら
意外なくらい するすると進む目。
逸るのではなく ただするすると。
奇妙な感じ。

そうだ!
デジャヴだ!
前にも読んだ。
ひとから借りて。
 ....
 儚く脆い 夢の形

 空の上に凪がれる銀河に浮いたり 沈んだりして


 その世界で

 最も 最も 弱かった生き物 だった 
 
  僕もきみも 彼も あいつも


  ....
過去を歩くだけの日々
音も虚しく
その意味は何もないようだった
それともそれは確かなのか
今日アマゾンで発注したものが届いても
夜にはアクビがやってくるだけ
子供の背中を見た時みたいに ....
埋められないもの
菫の青
肩に触れる風
新しい靴底で感じる地面の硬さ
夜にはずっと
夜の歌を
花には静かな
生きることがまだ
残されていた
目をとじれば ただの暗闇
では なかった…!

目蓋のうら
そこは みずうみ。
湖面に さまざま浮かぶものあり
しぃんと なにひとつ浮かんでこない 凪ぎの日があり
あらしがきて 大荒れの ....

たしか、月という名だった。
名前とはたいていの場合
生まれた後付けられるのだろうが、
それは生まれる前から月として
ただ、そこに在ったのだと思う。



結婚式に参列している。 ....
兆しばかりが高まっていく五月の

春という付箋を貼り付けておくには

些か暴力的な日差しを肌に感じているとき

わたしの柔い細胞がじりじりと焦げて

駄目になってる気がして

薄ら ....

帰り道の田んぼ
二週間遅れで水が引かれてる
昨日まではいなかった蛙
賑やかな音に
夏の風
ようやく
生返った。
走る

駆ける

着陸する

離陸する

泣いている

企んでいる

叫ぶ

弾んでいる

揺れながら


不安

不穏

思春





 ....
夏至に生まれた子だけがよく匂った
しかたないから埋めてしまおう
(いや、いや)
なにか途方もない労働のまえやあとにある
くらいほうへつんのめるようなあの気配
わたしと
へその緒でつなが ....
眠るまえと
眠ったあとの
あいだ
同じ宇宙を
よだれが流れていった
素直になってもなにもいいことがない
だって
大人になるって意地をはることだもの

ほしくても いらないとか
いらなくても ありがとうとか
顔色をかえずにいえなきゃならない

夜になると ....
 きょう、小学生のとき
 はじめて好きになった同級生と出会った
 
 いつものように
 タイムカードを押した後でも
 とりあえず売り場の前を
 いったりきたりしている、そんなとき
 彼女 ....
 トキエは泣いている。薄暗い納戸の奥の、
紅い鏡掛を開いた鏡台の前に座り、泣きなが
ら化粧をしている。「おかあちゃん」幼い私
はトキエに纏わり付いて、その名を呼び続け
ている。戸外から蜜柑 ....
赤信号が、青になる{ルビ瞬間=とき} 
気づいたら右足はアクセルを、踏み 
車は、動き出していた 

まっさらな明日へ至る 
まっすぐな道を走る時 
ハンドルを持つ 
私の脳は、{ルビ空 ....
誰かを大切に思う時 
心の家に住まう 
何者かの気配を感ずる 






 
え?って思っても 
ちょっと自分のエゴをずらして、さ 
ちょっと相手に合わせてみりゃあ 
案外、うまくいくもんだ 
飲んだからって
空中浮遊出来るわけ
じゃないですし
あんたの前世が
分かる訳でもないですが
確かに
不規則発言はしますし
飲んだ後
風呂に入って
湯船に浸かりながら
お湯ゴクンとし ....
こんな時だって
勝手に物語は生まれる

だけど、
誰かが笑ってくれるから

もういいや。って、
諦めて紡ぐことにした
入り日の乱れる
西の山

空と地との
あいだがら

とかし合って
遠い線

刻一刻と
変わる色

日と星まわる
自然の理


身をまかせること
捨てる自我
 ....
陽炎の中溶けて 掬われることない
雪の中溶けて どこの道も傳えない
雨の中滴っている ただ
わたしと云う流体

てんてんてん、の信号に
折り重なる人の影 声の風向き
その間左右へ ....
無傷のままで生きていけるほどこの世はやさしくはない 昨日は変えられない
だけど引きずる必要はどこにもない
悲劇は朝日と共に終わっていることに
気づいていないだけ

昨日は昨日のまま
でも今日は昨日じゃない
未来を変えるのは今だけど
今を ....
 「こころいき」


奇跡の勾配を ころがる
空は水色、
水は空色。

鳥が鳴き
あたりという あたりに
しきりは 無い
緑の匂いがする
こけて膝小僧を すりむ ....
 存在の全てを否定されたら
 君は裏返ってしまった

 歩き回る影の様に
 光の中に居場所を探す

 そこを
 白い地獄と
 呼んでもいい

 頭上の雲は
 あらゆる色に染まるが ....
かつて僕は七つの海を知っていた
もちろんエーゲ海や神々でさえ

風は僕の味方僕は自由に世界中の港に停泊したものだ
もちろん君たちのジパングも遠い昔訪れたさ

僕にはエンジンというものはない ....
ため息ばかりが出る
思いどおりにゆかないから
当り散らしたくなる
思いどおりにできないことたちに

ナンセンスはわかっている
自分よりも大きな岩は動かせない
自分よりも小さな岩だって
 ....
なまえしかかわせない

なまえしかかわせない

お互い責めてしまうから

それはいちばん遠い心だ

こんなに苦しいいまなのに

鼻血は教えてくれるのか

離れられないそのことを ....
ブラッシングをする
髪の一本一本が深呼吸する
鋏を入れられても黙っている彼らに
たずねてみたい痛くはないのかと

スリーパーをワンピースに替え
点きっぱなしの常夜灯に気がつき消す
コーヒ ....
かなしいような夜が明け
せつないような曇り空
これからはじまる一日は
わたしに意気地を呼ぶだろか

たったひとりの夜が明け
たったひとりの曇り空
オーガンジーのカーテンは
きょうもわた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
青い表紙の本凍湖7*13/5/24 1:52
儚い夢山崎 風雅213/5/24 1:48
ガードレールの横番田 113/5/24 1:29
夜の歌春日線香513/5/24 1:00
目をとじれば凍湖3*13/5/24 0:52
月の力を信じている村上 和213/5/24 0:42
五月とトカレフ一尾413/5/24 0:39
水田くろねこ413/5/23 23:50
悲しみの疾走吉岡ペペロ113/5/23 23:21
strings平井容子813/5/23 22:53
いねむり美砂713/5/23 22:30
沐浴朧月313/5/23 21:34
後厄純情労働歌平瀬たかのり12*13/5/23 21:09
記憶壮佑25*13/5/23 20:37
空 服部 剛613/5/23 20:23
霊の家 313/5/23 20:16
はーもにー 213/5/23 20:10
朝から紹興酒こと花形新次013/5/23 19:22
光の生まれる日秋助013/5/23 18:51
夕暮れシホ.N3*13/5/23 17:27
わたしという流体唐草フウ15*13/5/23 16:44
だれであろうとHAL2*13/5/23 14:27
変わる使井 土生113/5/23 13:52
【緑】こころ域 [group]るるりら14*13/5/23 13:22
影虫まーつん5*13/5/23 11:16
沈没船の独り言梅昆布茶1013/5/23 11:05
たとえばツリーを壊すこともっぷ513/5/23 9:50
なまえしかかわせない吉岡ペペロ113/5/23 9:31
もっぷ313/5/23 9:09
613/5/23 8:28

Home 戻る 最新へ 次へ
2279 2280 2281 2282 2283 2284 2285 2286 2287 2288 2289 2290 2291 2292 2293 2294 2295 2296 2297 2298 2299 2300 2301 2302 2303 2304 2305 2306 2307 2308 2309 2310 2311 2312 2313 2314 2315 2316 2317 2318 2319 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.27sec.