130525
窓の外と内とは温度が違う
風の強さも性質もまるで異なる
海と陸との比熱の関係だというが
それを証明するのはどうし ....
「ママ、なんでみどりなのに、あおっていうの?」
信号を指さして
そう問う
まだ乳くさい我が子を
天才だ! と思った遠い日
わたしは
なんと答えたのだろう
仮に
みどり、と名づけ ....
吐き出したんじゃない
じぶんの声が聞きたかった
誰にもあやまらなくていい
じぶんの声を取り戻したかった
あなたで
僕は毎日怒られます
どんどんガミガミ
びくびくしょぼん
僕は本当によく怒られます(´・_・`)
でもそんなのたいした問題か?
世の中いろんなことが本当にたくさんあります
....
有名だからこれを着る
皆が知ってるから価値がある
値段が高いから当たり前に
着てない人はありえない
高い価値を着てるから格好いい
人気者
一番
....
やわらかな声
その声を聞きながら
今日も無事か?
ぼくは死んでしまうことばかり考えていた
どうなってもよかった
悲しいわけではない
声にださずに
いとしいいと ....
この幼い文字には記憶がある
漢字を覚えられない少年はそれだけで言葉を文字にする事が許されず
間違いばかりを指さされては 心を深く胸に隠すしかなかった
開け放なたれた部屋の小窓
文字 ....
開けた跡地の看板に軽く絶望を唱える
お会いしなかったのは全くもってこちらの都合であり
ノスタルジックの甘みと苦みに浸されるのもこちらの都合であり
好きになったのもこちらの都合である
何を生 ....
大量殺戮は
エネルギー使うから
すんごい腹減るけど
さすがに
血の滴るステーキは
キツいので
そりゃ、食えたら
相当な大物かも知れませんが
あたしゃ
ごく普通の
どこにでもいる
....
守護霊が質流れしている
守護霊同士は仲良し
守護霊は身元引受人にはなりません
届ける対象を特定しない 全てへ プラスの光
招かれたら出席したい 宇宙空間でも プラスの光が届くところならどこでも
三途の大河の入り口で死後 そこで仕事をしたい
流れてくる魂をプラスの光 ....
オレンジを切る
六等分に切る
大きいのと小さいのができてしまって
やっぱりさ
みんなおんなじってむずかしいね
大きいのをあなたに
そうおもってよくみると
オレンジのかたちが
ま ....
私達は過ぎ去っていく
時の流れと共に砂塵の一粒と同様に
全てはあの星の明滅のようにゆるやかに来ては流れ去る
もちろん、「今」という時だけを全てと考え
享楽と無為 ....
南川さんは天使の一種なので
何をしても許されますと
いってしまったが
よくかんがえると
なんか
かおが
にきびがあるし
はならびがわるくて
てんしじゃ
なくて
にんげんかもしれない ....
黙ってるけど何でか心地いい
君はファッション雑誌をめくりながらコーヒーを飲んでる
僕はお気に入りの鉄道模型の電車達を磨いてる
僕が口ずさむ鼻歌にいつのまにか君もハミング
そんな僕達の明 ....
いつ繋がれる 鎖に首を突っ込まずに
いつ本物が繋がる 首輪を己に繋がない自覚まで
雲が流線型を生かし 海に見せる錯覚な 娑婆界
のん気に微笑む者者に 心底羨ましく惹かれて止まない
傷は ....
背中掻いてくれる?
違うな、もっと右だな
もうちょい上
違う、違う、行き過ぎ
下、下
あー、やっぱ左だ、左
ん?大分外れたぞ
もうちょい上
違うな、もっと右だ
上、上
違う!左!
....
この雨があがったら
会いにいくよ
白い花のにおい、
なめらかに風を滑るとき
シャツのそでをまくり
くらい部屋にカーテンをひき
せわしなくドアをあけるよ
....
いつからだろう
背中に川が流れている
岸辺には
大きな榎の木がある
その川には
エノハという美しい魚が棲んでいた
むかし
榎の葉っぱが魚に変身するのを
おじいさんは見たという
....
口には出さなくとも
目つきで解る
軽蔑の刃
四角い花壇の隅を汚す
ゴミを捨てたのは誰
落とし主は現れず
誰も手を汚したくない
でも傷つけずにはいられない
だか ....
先はまだ見えないけど
見えるから進むのは
見返りを求めるだけで
省みることもなく
見えない道を進むのは
見返すためなのだ
どうにも人生がうまく行かないと思っていた・・
なんだ
そうだったのか
俺はルーキーだった
俺は下等な生物から
人間成りした第1期目
FIRSTだったのだ
今世間でうまくやって ....
{引用=
詩を詠むように
風を読むものたちがいる
読経の声
いや、それは蜂の羽音にも似た
風だった
見上げれば、しばらく忘れていた空が
いそぐ雲を 連れ立ち ♯
....
小3の時お袋が内職の金で
買ってくれた少年向きの一冊の本
読み始めたら辞められなくなった本
高校性になってからそれが
コーネル・ウールリッチの
《黒衣の花嫁》だと知る
お袋は僕のい ....
無を弾ませろ
目を眩ませろ
トカゲノアタマ
トカゲノアタマ
その肉体を
すべてぶつけろ
記憶の底にヒビを入れろ
価値観
こわいのは
いくつもの
きめられた
価値観に、
適応しろ!
と、迫られる時間
自己の成立不全
顔が
決められなくなる
いくつもの違う視線から
....
散歩者たちが、特に詮索するのでもなく、歩行の余興のように視界の端にとらえておく果樹園。それは、少し中に入ればわかるが、空間を切り開き、うねるようにして迷宮を作り出している、風の身体によって隅々まで踏み ....
私は実家の南にある野菜畑で産まれた。私は幾重にも重なった肉の皮の中で、羊水に浸されながら、地下にへその緒を差し込んで、水分や養分を吸い上げて少しずつ成長した。その肉塊が十分熟したとき、肉の皮は一枚、ま ....
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