銀色に輝くあまたの星達に囲まれて、ぼんやりと我等を照らす満月よ。
あなたのその和的に美しい光にどれくらい僕自身救われたろう。
けっして裏切らないあなたの光の帯が、窓から僕の枕元を照らす時、
....
「内緒だよ」って
なのに話をしてしまうのは
誰かに知って欲しいから
目の前を幾億もの水玉が通過しては跳ね返り
おろしたての長靴を汚していく
僕は無意味な傘をさしながら
カタツムリが枝を這うのを見ていた
君は雨を喜んでいるの?
どこに向 ....
はじめましてさようなら
それがいちばん素晴らしい
はじめましてさようなら
それがいちばん清々しい
はじめましてさようなら
それがいちばん美しい
何も知らず、何も語ら ....
生きてりゃ
色んなことがあるよねぇ。
割合的にはね、嫌なことの方が
若干多いような気もするけれど
僕らは、そういった嫌なことに遭遇する度に
“リセットボ ....
満六年から十日が経った
書き始めた頃あなたはまだいた
くれた言葉を覚えてる
詩は説明してはいけない
書き始めてから満六年過ぎ
ほどほどからは遠のいて
手足をすっかり突っ込みすぎて
も ....
泣いてしまうほどのこの孤独の起点は
いつの頃のもの
のこされるということは
その後を一人で視るということだった
あなたもあの仔ももう
写真のなかでしか笑わない
音声の無い
笑顔、笑顔 ....
何度も似たような 同じような 空への恋心
自律神経のバランスのとれたような 有り難い 普通に感謝し
今日も過ごす 涼しげな水色の季語を探しながら
近所の犬のお喋り
うちの猫はお水を飲 ....
最後ですから百本を
断られて三十本
あなたを送る白薔薇たちは
一週間後に燃えました
木箱のなかのあなたには
みえましたか
ちゃんと香りましたか
それとも
壺の入ったさらにまた木 ....
だせばふつうな
おいらのよわさ
ちちんぷいぷい
ちちんぷいぷい
あまえたいけど
そんなことしたら
だせばふつうな
おいらのよわさ
ちちんぷいぷい ....
極端に厳しいものに対し「鬼の様だ」という言い方をよくするね。
ならば、人間社会はまさに鬼の様だ。
社会は、鬼ごっこやかくれんぼの鬼のように
おもに若い者を毎年大量に捕えようと動く。
捕まった者 ....
僕はたぶん君の代わりに生きているんだ
体や心が多少違ったってかつて君は僕で僕は君だったんだもの
僕は君のすべては知らなかった君も僕のすべては知らないだろう
でもいいんだそういう緩い連関でみんな生 ....
130525
窓の外と内とは温度が違う
風の強さも性質もまるで異なる
海と陸との比熱の関係だというが
それを証明するのはどうし ....
「ママ、なんでみどりなのに、あおっていうの?」
信号を指さして
そう問う
まだ乳くさい我が子を
天才だ! と思った遠い日
わたしは
なんと答えたのだろう
仮に
みどり、と名づけ ....
吐き出したんじゃない
じぶんの声が聞きたかった
誰にもあやまらなくていい
じぶんの声を取り戻したかった
あなたで
僕は毎日怒られます
どんどんガミガミ
びくびくしょぼん
僕は本当によく怒られます(´・_・`)
でもそんなのたいした問題か?
世の中いろんなことが本当にたくさんあります
....
有名だからこれを着る
皆が知ってるから価値がある
値段が高いから当たり前に
着てない人はありえない
高い価値を着てるから格好いい
人気者
一番
....
やわらかな声
その声を聞きながら
今日も無事か?
ぼくは死んでしまうことばかり考えていた
どうなってもよかった
悲しいわけではない
声にださずに
いとしいいと ....
この幼い文字には記憶がある
漢字を覚えられない少年はそれだけで言葉を文字にする事が許されず
間違いばかりを指さされては 心を深く胸に隠すしかなかった
開け放なたれた部屋の小窓
文字 ....
開けた跡地の看板に軽く絶望を唱える
お会いしなかったのは全くもってこちらの都合であり
ノスタルジックの甘みと苦みに浸されるのもこちらの都合であり
好きになったのもこちらの都合である
何を生 ....
大量殺戮は
エネルギー使うから
すんごい腹減るけど
さすがに
血の滴るステーキは
キツいので
そりゃ、食えたら
相当な大物かも知れませんが
あたしゃ
ごく普通の
どこにでもいる
....
守護霊が質流れしている
守護霊同士は仲良し
守護霊は身元引受人にはなりません
届ける対象を特定しない 全てへ プラスの光
招かれたら出席したい 宇宙空間でも プラスの光が届くところならどこでも
三途の大河の入り口で死後 そこで仕事をしたい
流れてくる魂をプラスの光 ....
オレンジを切る
六等分に切る
大きいのと小さいのができてしまって
やっぱりさ
みんなおんなじってむずかしいね
大きいのをあなたに
そうおもってよくみると
オレンジのかたちが
ま ....
私達は過ぎ去っていく
時の流れと共に砂塵の一粒と同様に
全てはあの星の明滅のようにゆるやかに来ては流れ去る
もちろん、「今」という時だけを全てと考え
享楽と無為 ....
南川さんは天使の一種なので
何をしても許されますと
いってしまったが
よくかんがえると
なんか
かおが
にきびがあるし
はならびがわるくて
てんしじゃ
なくて
にんげんかもしれない ....
黙ってるけど何でか心地いい
君はファッション雑誌をめくりながらコーヒーを飲んでる
僕はお気に入りの鉄道模型の電車達を磨いてる
僕が口ずさむ鼻歌にいつのまにか君もハミング
そんな僕達の明 ....
いつ繋がれる 鎖に首を突っ込まずに
いつ本物が繋がる 首輪を己に繋がない自覚まで
雲が流線型を生かし 海に見せる錯覚な 娑婆界
のん気に微笑む者者に 心底羨ましく惹かれて止まない
傷は ....
2277 2278 2279 2280 2281 2282 2283 2284 2285 2286 2287 2288 2289 2290 2291 2292 2293 2294 2295 2296 2297 2298 2299 2300 2301 2302 2303 2304 2305 2306 2307 2308 2309 2310 2311 2312 2313 2314 2315 2316 2317
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.56sec.