私より数秒前に
朝が目をさます
私はそれを
ぼんやりみてる
ぼくらはおどっている
宇宙のこきゅうに乗って
求めあうだろう
離れるだろう
壊すだろう
生みだすだろう
とわのリズムに うつくしいを奏でよう
ぼくらはおどっている
....
想像の創造と創造の想像が織り混ざって砕かれて終って始まって出逢って廃れて蘇って別れて泣いて見い出して繰り返してこれからも
螺旋をえがいた空が鳴った帰る場所は永久、無限、地平線、色、音、光
....
氷点下の海面をすべるように歩いてくる
トラ皮を纏った大男
コーヒーを淹れ、読めない文字の本を開き
そんな話じゃないかと夢想する
職人の手で瓦をはぎとり
レッドシダーが三十年ぶりの陽を ....
朝、
虹がでていたので
一応手をのばしましたが
一色すらつかめませんでした。
なので、
わたしは詩人をやめて
花になりました。
昼、
わたしは
アスファルトには咲いてやらない。
....
枯れてしまった花のよう
希望じゃないけど愛しくて
過ぎてしまった秋のよう
不幸じゃないけど切なくて
も こ き
も ん ぶ
た ろ
う
ち ち ち
ゃ ゃ ゃ
ん ん ん
は は は
ま も ひ ....
小人が乗用のために
農地のミツバチを盗み出して
長いことドライブを楽しんだ後に
今さらながらそのことを悔やんで
思い出したように坂を下る
今さらなのにそのことを悔やんで
死なない薬を一粒飲 ....
そもそも釣り合った対等なカップルではなかった。
つけ込んだと言えば聞こえは悪いが、一時の気の迷いに乗じて
ドサクサに紛れて交際関係を勝ち取ったようなものであったので、
私の側にはいつ振られるか分 ....
ありがとう
三歩さがって
クレパスを
飛び越えた
黒い谷は
(どこまでもは
いかない)
屋上は
(いつだって)
柵に囲まれてるから
わたしの
喉です
絞られたひ ....
死が書けません。
みんなを勇気づけるような死が
書けないのです。
月のない夜、石けり遊び
進める升目は一夜に一つ
蹴った小石がしじまに光る
あなたの石はずうんと進み
あがりをひとり先に ....
遠くしじまを想う 夜がもたらすやすらぎ
優しい眠りの精のおとずれを待つ ラフマニノフの楽の音にのせて
しめやかにさすらう こころのままに
繊細なしろい指を想う 懐かしい夜のかおり
....
疲れが溜まっている
身体が重くて
写真集を見るのもしんどくなり
枕だけ取り出して
フローリングの床に直に寝る
正確には横になるだけだが
枕に顔を埋めていると
意識があるようなない ....
{引用=アースウインドアンドわしじゃ}
私の中のピッグス粒子
はブヒブヒブヒ
私の質量
とゆーより実質量を造作する
去年買った26インチが穿けない
腹を引っ込め
腰を捻じり
....
定価一万円の服を買った日
これはよそ行き様と決めて週に一度
着ることを安らぎとしている。。
○春は、リボンのカットソー
○夏は、麦わらのカンカン帽
○秋は、大判のストール ....
ちんちんを
触った手で
目を擦る
それが
物もらいの
原因だ
ちんちんを
触ったら
手を洗おう
ちんちんを
触ったら
除菌ティッシュで
拭こう
そうだ
ちんちんシコ ....
心象の野原に並ぶ
秋桜の群のひとりは
しきりに、揺れて
無音の声で僕をみつめ、囁いている
花弁の淡い唇をみつめるほどに
野原は時のない国になり――
若き日の父母の間に
....
呟いた一言が
急行電車に巻き込まれ
ほんの一瞬
そこにいるのか/いたのかも知らぬままに
遠くへ・遠くへと
引きずられて行く…。。。
曲がり道のその先
塀と塀と ....
僕をみつめる妻の目に、炎がめらめら燃えている。
「人の意見に惑わされずに
あなたの道を、往きなさい」
「椅子の足の一本が折れたらどうなる?
あなたの姿を、信じなさい」
....
折角出会った翼に
嗚呼 今日も 触れられなかった
触れてしまえば 人間臭くなって
君は もう
二度と
飛びたてぬのかも 知れない
そんなコト 分かっていて
人間界の ....
梅干の種には、味がある。
檸檬の種にも、味はある。
誰にも固有の種があるように。
ほどかれなければ
ばらにもにている
そのいっぽんのひものかたまりは
かくりつてきにもひもなのに
新しい母が何度ほどいても
ぎんいろのへびにしかならなくて
それでも新しい母はぴんくのブラウス ....
きょうはちょっと曇り空ですこし雨がふっています
いま会社のうらてに出て空気をすいました
とおくに緑が見えます
こころがふるえています
たぶん一日中そばにいます
勝手な相談 ....
つまらぬものを つまらぬと言うのは
つまらぬ。
つまらぬものと 向き合ってみて
よくよく観察などしてみて
人から見れば つまらぬ遊びを
見つけることができれば い ....
失恋は、華だ。
なにより色恋には、夢がある。
だから失恋は、より多い方が良かろう。
恋愛は、叶ってしまえば・・・ね。
希望は、雪だ。
持ち続けるからこそ、吹き晒さ ....
6月
明日には台風がやってくるという夕暮れ
空は壮大なるオーケストラを響かせ
そこに波乱万丈のオペラ劇が展開された。
夕闇の町並みは、息をのむ観客のように空に釘付け
....
また幸福の木枯らした
交換日記音読してやろうか
君の前ではブラックで飲んでる
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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