もぎたてのトマトに
齧りついたこと思い出す

子供の頃に感じた
感動的なあの美味しさに
今なかなか出逢えなくなった

スーパーに並んでいるトマト
美味しさにばらつきがある気がする

 ....
トタン屋根は大気を焼き
雨を含んだ杉の木を溶かしている
杉の葉には微細な虫たちが
ひどく痩せた足を這わせているはずだが
私には見えない

ポリエチレンにとらえられたカブトムシがもがいている ....
いつもボクは優勢だった
だから
今日のソレも
ボクには勝算アリと踏んでいた

勝っていると思っていたんだ

キミのその顔をみるまでは
セミヌードっていう人いつも裸だな 昼間のうだるような夏の空気に
すっかり力を
すっかり リカちゃんは わすれました

あまりにながいこと 西日の中にいたものですから
セルロイドのように 時間も すっかり やわらかくな ....
諦めなければ叶うなどと言う

夢物語は成功者だけのお話で

大半の事柄が叶わない現実は

それでも私の足首を掴んでて

一瞬の気の迷いのように夢を

今日も見せよう ....
くまのぬいぐるみのなまえはわすれてしまった。


いたみよりしーつのしみがきになった。


へやばんごうはしゅっせきばんごうだった。


いきづかいだけがいつまでもか ....
山女の実を一つもいで、隣に立つあなたにあげる
眩暈の先で揺らぐあなたに

輪郭の消えた右手の形が
たしかに山女をのせている

はりつめた耳鳴りの向こうで、あなたが何かつぶやいている

 ....
              130809




ダーツで的の真ん中を狙う
初めて握ったダーツの矢は
鉛のように重く
指と手首等での感覚を迷わせる
いつまでも躊躇しないでくださいと
 ....
何かが掌に残れば

それは温かく光るだろう

君が蛍でないにしても

君にも光る一瞬があるのかもしれない

この世界で生きている以上

僕達は火を燃やすための燃料以上の存在ではない ....
さぁ鮮やかに
暗転、ブラックアウト

分かち合う僕達の世界、夜
畏れているのはあまりにも酷い結末
狭いグラスには溢れかえる朝
僕と君の時間が止まったみたいに
忙しなく充電を始める、「世界 ....
行合いの空を浴びる その季節同士の引継ぎを

私はとりとめのない姿で さらわれるように晒す

なんて放てばよい!さまざまの斑の美しさ連なる

 果ての永遠の息継ぎの出来そうのない 生み続け ....
      きまじめなエアコンの
息づかいがただよう居間の大窓から
     貧弱な裏庭の一角をみる
  猛暑に耐えている一本のむくげ
        ものさびしげだが
    願いごとひと ....
発展途上だからねと
広い白に好き勝手かかれて
無かったことになるのはね
過去を思い出せなくなる時だ

無駄な時間と君が悔しがって
魂削って放ってた言葉が
帰る場所なくして立ち往生
 ....
ボクは泣き虫かもしれないけど
今日は泣かなかった

学校にかあさんがよばれて
ボクが友だちにいじわるしたことで

かあさんが泣いていた
先生のまえで
友だちのまえで
かあさんが泣 ....
彼は着いてきた

ぼくはあちらこちらへ行く
黒い森に行くときも
白い街に行くときも
彼は着いてきた

彼がいつからついて着たのかわからない
気がついたときには ぼくの少し後ろを歩いてい ....
何もない
何も残っていない

窓を閉めて
消えてなくなるなら
今かも知れない

そう思ったとき必ず
故郷からの葉書が届く

しっとりとした
文面の葉書が
届く
 .... 華やいだ季節が過ぎて 気がつけばまた一人

一番確かなことは 誰も僕の内面を知らないってことさ
まあお互い様だけどね

君は僕と違う橋をわたる それぞれ別の国を夢見ている
行きずりに眼 ....
ごめんなさいよ
失礼しますよ
でも 言っちゃうよ
この国どんな国でした?
70年くらい前
全体主義国家
でしょう?
否定すること
できますか?

目をそらしたまま
きちゃってるん ....
中身が好きなのについでに美人で困る 女心がわからない男が好きなんだろ 部屋に残った指紋を気にしている 裸足で、焼け焦げた町に降り立つ。
足は熱に燃え、見えない敵と戦いにすらならない抗いを続けている。

ここに、一体どんな罪があったのだろう。
これは、一体どんな罰なのだろう。

人を愛し、
 ....
永久ニさんざめく
ハラカラのこえ
桜ちるちる
やらわらかいツチ
きせつはハジマリソシテ過ぎ行く
ハラカラ忘れえず
我ほころばせ
とんぼはまっすぐ飛ばなくて
上へ下へ
ゆるいカーブをえがきつつ
さがしてるのかな
自分の道を

空は高いばかりじゃないけど
人と同じ場所に
なぜいるのとんぼ

地面にくっついてる
 ....
買い物の帰り道
道端に植えてあるように人参が置かれてる
空を見ると夕日で赤くて、視界の端からも赤い

タイムセールの時の自分は
白いレシートと一緒に捨ててきました
店員さんの顔を見れば、そ ....
最後の夏をいたずらに過ごすだけ
細い腕を太くしたのは自分の首を絞めるため
か弱く装って
しわをつけたたんぱく質
に管をとおして、
ビデオを返しにいくあいだに
血をすわせる
わたしでもなく、
だれかでもない、
しょざいない命にたちむかう
そんなことができるかどうか

 ....
プラヌラスキフラストロビラエフィラ
呪文のように覚えているのは
予備校の先生が絶対にこれだけは
おぼえておいて損はないぞと言った
生物の秘密兵器

必ず出題されると信じて
歩きながら
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
トマト夏川ゆう313/8/10 10:53
猛暑の記マチネ013/8/10 10:46
完敗hiroto...3*13/8/10 10:16
裸の区別小猫峰 護013/8/10 4:58
ここにいてもいい[group]るるりら9*13/8/10 3:29
あなたが好き永乃ゆち6*13/8/10 0:53
その日。2*13/8/10 0:16
山辺の道にてマチネ613/8/10 0:13
ここにいてもいいあおば7*13/8/10 0:10
一瞬の劇場yamada...113/8/9 23:45
林檎の香りにブラックアウト/ビスケットは品切れ智鶴213/8/9 23:21
行合いの空へ朝焼彩茜色4*13/8/9 23:01
木琴を叩く男信天翁313/8/9 22:49
納得、末。黒乃 桜013/8/9 21:46
泣き虫hiroto...3*13/8/9 21:24
アマメ庵313/8/9 20:42
尿切れが悪い花形新次413/8/9 19:40
二重の扉TAT213/8/9 18:43
遠く雑踏を離れて梅昆布茶1313/8/9 17:38
下々の者でございます眠り羊013/8/9 14:37
中身が好きなのについでに美人で困る北大路京介713/8/9 11:53
女心がわからない男が好きなんだろ013/8/9 11:53
部屋に残った指紋を気にしている313/8/9 11:53
町の罪 (8月9日より少しして…)創輝013/8/9 11:46
我ほころばせ田園213/8/9 11:24
とんぼをのせた花朧月313/8/9 10:30
或る主婦の憂鬱北橋勇輝3*13/8/9 9:32
88ボトルシップ013/8/9 2:40
血をすわせるはるな413/8/9 1:39
ミズクラゲの一生Lucy26*13/8/8 23:26

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