気付かないようにしてきたが、
確かに{ルビ主人=あるじ}は{ルビ自分=わたし}であった。
としたら、
すぐに仕事に戻るのでしょうか?
否。
寝間着のまま夏に向けて冬のキセルを取り ....
この漆黒の湾曲する造形の果て、
霊的力動 感じ観る 私は誰?
同じ白い小部屋にて
何度も何度も粉砕していく
光芒欠いた月の下、
躍り律動刻みながら
しずか 過ぎていく時間、横目に
....
白いマスク付け
白い空見上げ
しずしすと
雨、降り続け
白いマスク外し
地に目をやれば、
路傍に咲く花
色とりどりの草花
アスファルトの隙間から
生え育ち花開く
この雨に濡れる ....
五月のすがすがしい晴れの・・・と書きだしたかったが、
今日はどんよりした曇り空。
降りそうで降らない、何とか持ちこたえている
そこそこ生きてきたが
まだ答え合わせはできない
重なり合う未来、 ....
ひたすらに愛せ
アタシの
いたらなさに
チクッとくる
アナタの
愛らしさに
キュンッとくる
ほめてほめて
育てろ
愛とムチ必要
あげてあげて
愛を
この上な ....
わけもなく涙が出る
わけもなく溜め息が出る
あなたを好きになって
愛しさという感情を
知りました
本当の愛しさを・・・
私はそれをそれと決めました
打っては返す
波のように
....
朝 目がさめて
僕がお布団ともっと一緒にくっついてたい
という日
と
僕はもう起きてなにか始めてもいいと思うのに
お布団がやたら僕にくっついてくる
という日
がある
....
糸杉に ゴッホは何を見たか
古めかしい中世の かびの匂いを見たのか、
裏切って去った恋人に
報復しようとする女の歯ぎしりを見つけたのか、
糸杉の先端の望む所
何となく ....
嘆いて崩して壊して
泣きついても
返らない
巻き戻せやしない過去
記憶のネジ回せば
思い出しはするけど
なんの慰めにもならなくて
枕につっぷして
泣きながら眠った
だ ....
○「修行僧の話」
まだ人を相手にしている
人以外のものを相手にするのが
ほんとの修行ではないか
○「わかったつもり」
この世界も宇宙も心も体も
自分の理解をはるかに超えたものである
....
小煩いの壁紙にはエロチシズム
なにかを、
芳しく、
静まるような。
涙色のレザーソファには
矢車菊が まだ、薄暗い陽に
セントバーナードが眠りに落ち
小花をあしらったわたしの
....
はい、僕が
銀座の高級時計店に
押し入った犯人です
ダークナイトって映画あったでしょう?
あれに出てくるジョーカー率いる
犯罪集団みたいな感じでやれたら
カッコいいなって思ってたんですけど ....
朝なのか
夜なのか
嗚呼、夜が明ける前の朝方なんだろう
コバルトに変わる前の濃紺
群青とも違い青藍でもない
深い黒にちかい青が
ラピスラズリを砕いたら出現しそうな
きわめて深い青色で
....
持ち家で生活に困らない
歩みは遅いが滑らない
どんな場所でも前にしか進まない
アクシデントは殻に入ってしのぐ
食べ物は草木の表皮だから無限
殻の維持に必要な炭酸カルシウムも
街のコンクリー ....
粗悪な要素は瞬く間に蔓延する、そうなったらもうどうしようもない、知らない振りをして、絶対に巻き込まれないように細心の注意を払わなければならない、流されるものはつるんで騒ぎたがる、デシベルの値と真実 ....
かしずく女達の微笑み
中央を目指し
いたるところに花は在り
初夏の雨降りに己を見失う
誰か を 心から求め
結局違う他人の手を握る
かしずく女達の微笑み
真ん中で均衡とりながら
....
有り難い
いのちが、
あることを
有り難く思うのは
死あってのことだ
物事は常に
変化していくから
今が尊い
今は
全てとつながっている
{引用=※五行歌とは、「五 ....
芸術における表現の自由という命題があらゆる意味に於いて言葉上の珍穴子である限り、今後詩人という名刺を自らに課し扱うことを私は拒否もしくは否定する。
その壱
詩人とはなんだろう。人が言葉を ....
鉄はいい
分厚いのがいい
建設機械とかすごくいい
ボルトやナットも
すごくいい
使い込まれた鉄もいい
クワとか 剪定バサミとか
古い農具もすごくいい
鉄はいい
強くて 丈夫で ....
独りの魂の
高い壁が
うねっている
青を含み
空は曇天
渦を巻き
唸っている、
叫んでいる、
糸杉は色濃く戦慄き
野性の風 吹き荒れ
灼熱の太陽、消える星
意 ....
好きな ことばは
大好き
まだ愛になる前の
ちいさなぬくみ
嫌いな ことばは
正義
瞬きもせず
殴る 力の跡形
嫌だ 嫌だ
やめてって言っ ....
県外の友達に
お勧めしたい観光地は
どこだろう?
宮島は広島市内ではないし
平和公園とかしか思いつかない
そう考えると
観光地らしき場所は
少ないのかもしれない
飲食店はい ....
酔った男が管を巻いている
青い月の光の中に
しわがれた声で管を巻いている
ヨロヨロと時によろめいて
松の根方に坐りこんでしまうのだが
男の声は途絶えない
月の光りの流れの ....
○「心の問題」
さまざまな心の問題に国をあげて取り組まなければいけない
もはや個人の問題として放置しておけない
家庭学校地域行政あらゆるところで
取り組まなければいけない
国が内部から崩壊し ....
心の奥で感じたナニカ
言葉で説明出来ないナニカ
伝えたくって 詩にするんだ
猫になって 空になって
音になって 波になって
伝えたくって 詩になるんだ
子供みたいな詩って
君は言 ....
あまだれ ぽつぽつ
落ち続け
貴女はいったい何処いった?
白い途、水の空
在るもの造形の力、
浮き上がり
岸辺の貴女 逃れゆく
絶えず絶えず逃れゆき
坂道 夜の暗闇に
落ち ....
ノイズは不気味な音を立てた
ジー
君は魅力的な笑顔を浮かべた
ジー
僕は惚れてしまった
ジー
ああ、夢の中へ連れていかれる
ジー
まるで深淵な愛だ
ジー
画面の中の世 ....
水辺にいたあなた
近づけば
ぼやけるだけ
遠ざかったら
よく見えない
水辺にいたあなた
何気なく
さりげなく
きらきらと
流れる
水のようなあなた
あなたが甘やかに眠る夜明け
誰かの肉体破壊され消えゆく
あなたの肉体が破壊され消えゆく夜明け
誰かは熱に満ちた母体から産み落とされる
破壊され創造され
私たちの命、
続いていく
....
○「個人主義」
日本はまだ個人主義が
中途半端だと思う
リクルートスーツや簾髪がそのいい例である
もっともっと人と違っていい!
○「目標」
目標のない人生は
金のない人生よりも
退 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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