いつもありがとう
わたしは
あなたの顔を知りません
あなたの名前を知りません
あなたの住処を知りません
あなたの歳を知りません
あなたのことは、ほとんど知りません
わたしは
あ ....
130823
みんなからぁぁぁー
浮くのが嫌だ怖いと考えて
いぢめの列に並んだのよぉ
ぶうぶうと抗弁するのもしないのも
選り分けないで押しつぶし
天日 ....
雨の日だったことを覚えている
掻き消されないように大声で泣いた
産み落とされたそれの中に私は居る
どうしてかは分からない
生まれたのは四月
雨の日だったことを覚えている
....
溢れだした輪郭の色鮮やかに染まる新しく生まれた海
舟はどこか遠く一人懐かしい風に手を引かれ一へ復る感覚を得る
トランペットを吹く少年は今日も名前の知らない曲を奏で居場所を示し続けた
....
母、という、呼び名の
揺るがないところで
たいせつにしたい誰かを
おもっていたい
叶うとか
叶わないとか
ドキドキの
かけひきを言葉で
昨日みた夢の話
みたいな
つ ....
何だろう
何だろう
宇宙の果てのその先は
何だろう
何だろう
地球が終わったその先は
何だろう
何だろう
僕等が死んだその先は
辿り着けない答えに
縛られているのは ....
時にゆっくりと或いは急に速度を増して上下する人生
君は金の木馬に僕は銀の木馬に くるくると廻り続ける 音も無く
それはやがて闇に溶ける 美しい二人の風景だ
まるで回文のように行ってはもど ....
色褪せたカーテンを捲ると ベランダに小粒な
カーネーション一鉢
猛暑の今も咲かせてしまって申し訳なさに少し喉が渇く
三ヶ月前 ノルマで給料引きされた縁の一鉢
カーネーション
....
昼すぎ、
私の2メートル先
短歌と俳句と川柳が
歩いている
散文は空中を漂い
どこかとリンクする
一枚の写真が削除され
殺風景が投稿される
誰が言ったか知らないが
海は広いな大きいな ....
会場が静まる
時間に隙間が生まれて
太古からメロディが届く
舞台に期待と退屈が入り混じり
張り詰める
張り詰める
100人の人の
200の目玉
どんなに取り繕っても
舞台 ....
例えば、私という人間は
この滑稽な劇の中では
脇役の中の脇役・・・背景に過ぎないという
そんな「常識」がある
そして、この劇の主役というのは誰だろうか・・・?
例えば、 ....
私は何も書く事はできない
・・・おそらく書くべき真理も事実も教説も
全てこの二千年ほどの間に書かれてしまったのだ
・・・なのに、私は何故、書くのだろう
どんなポエジ ....
やりたいこと
やるべきこと
満たされること
見つけようとして
もがいていく道のり
探しても、探しても
見つからないのはざらで
一生かかって
見出せなくても何ら不思議じゃない ....
湯気の体が
空をつんざく音に
いったん裏返りまたもどる
王冠の金色よりも
はげしい色と形をして
夕立の前に吹いていた風は
僕の胸に火をつけていった
残忍で透明な蠍の火種
その影 ....
星もない空に
月だけが
のうのうと居座っている
暗い空をより暗くする街の光を見下ろしながら
私はおまえと窓際にいる
くすんだ窓は靄のように月光を宿している
私たちは酒を飲んでいるの ....
風売りが辻々に立ち
夏商い
キンギョソウ浴衣娘
花穂揺らし
神楽坂は汗ぬぐう貌
険もなし
逃げ水の小路の先
だんまり暖簾の昼寝蕎麦
白の碁石の艶
黒の碁石の涼
盤に零れてぱち、 ....
チンしたおにぎりを肩にあてている
父兄笑わすため参観日の予習
首のない雛人形飾っている
トランキライザー常用。
薬無しじゃ僕は夢を見ているだけで自殺してしまう。
僕は全ての類のドラッグが嫌いだ。
病気じゃない狂気が欲しかっただけ。
病院送りの犯罪者。
精神鑑定された犯罪者。 ....
愛すべき息子へ
いつも心にこの母の愛を感じながら
常に強く生きていなさい
振り返ることもせず
ただ前を向いて歩いていきなさい
現実を肌で感じ
夢を諦めそうに ....
15、16、17と
あたしのチンポは臭かった
皮を剥いても剥け切れず
夜にまた臭う
イッツオタマジャクシ
そばにいるだけで
その手でコキコキされるだけで
ドピュドピュ止まらない
N ....
心の中に闇があり
心の中に太陽もある
あなたのことを想う時
少しあったかくなるのは
太陽が加速したから
私が歩けば
心もころがって
ほんのすこしずつ丸くなると信じたい
....
身体が溶けそうだなんて表現を使うけど
実際こう暑いと
アイシャドーやらマスカラやら
ファンデーションやら口紅やらが
溶けて流れてグッチャグチャになって
ピエロに硫酸浴びせかけたような
32 ....
宇宙からの占いでは
来年初めて
本気で人を好きになるんだとか
目の前にいるあなたじゃないのかもしれない
誰にでもいい顔するんだ
優しいって言葉が
人を招き入れる隠れ家
庭には白い ....
もし僕が君の瞳になれるとしたら どういう世界がうつるんだろうか
もし君の心が盗めるとしたら どこに隠しておこうか
僕は身に余る沢山の夢を持っていた 海の向こうに新しい地平線が見えていた
....
大切な時ほど
大切な人ほど
「ごめんね」の一言が
なかなか口には
出せません
仕事から帰宅したら タイマーでひんやりしているリビングに赴く
猫たちが 御主人様おかえりなさいなどと云わず
御飯くれ御飯!御飯!と絶対に云っている
暑くて疲れています
UVのパーカーを ....
?
ちょうほうけいとちょうほうけいと
大きさのちがう名もない石が積まれた
小さな城壁にくもが這う
そこにおとずれた一匹の蝶
「朝です 朝です」とささやいてくれた
きみの翅には、月の光が ....
人類は忘れるという本能を繰り返し成長する。
成長とは常に新しさを追求するものだ。
新しさを求める芸術家の本能とは
、なんと浮気な性質だろう。
詩を書く行為とは常に新鮮なセックスを求める本能 ....
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