拳が長い髪を弾きながら 進んで進んで 睨みつけている
憎しみを含む 堕ちる感情は 私には必要ない
どうにもウェルカムなこの世界は ごった煮と灼熱と情熱を
違えながら 吐き散らかす 弁えること ....
130830
明日の気温は36度を超える予報です
夜間の最低気温も28度ですから
熱中症には充分お気をつけ下さい
丁寧な ....
荊の洞
乳白の土
夜から径へ落ちる光
水へ水へ分かれゆく
腕ふるごとに
曇呑む曇
刃を振り下ろす
粉の光
風はふたつ
夜を透る
忘れた言葉
積もる ....
神奈川県牛柄郡の
烈風山中腹にある
雪忘れ村には
そろそろ私もヌメヌメしたい
と思う女性が
小さな祠に入り
念じていると
山から全身に
ローションを塗った
天狗が降りてきて
祠の周 ....
ビルの窓から外を眺めると
電信柱のてっぺんに一羽のカラスが
佇んでいる
何かたくらんでいるようで隙がない
こちらを向くなと言っている
たくさんの屋根を眺めながら
下 ....
あなた何をそんなにしょぼくれているんですいいじゃありませんか海へ行くっていったってべつに達也くんとふたりっきりってわけじゃないわ男の子七人女の子七人ですよ臨海学校に毛の生えたようなものですよおまけに ....
朝は救急車の重苦しいうめきが
昼は物売りの間延びした拡声が
夜はエナジーを持て余した単車の暴走音が
ひなびた大通りに響いては遠のいてゆく
ところで「時」の声は叫んでいる
海底は ....
噛み付いたときから
血と肉の味に依存した
殺すつもりの言葉
何かを思い出したように
何かを埋めるように
深く深く落ちてみる・・・・。
おなかいっぱい食べて/吐き出す ....
ふんわりと甘いケーキの向こう側に
笑顔が見える。
おめでとうの一言と拍手で
喜びを感じ取る小さな手は
一つ二つと繋がってゆく。
(幸せなひとときを感じて、
ほおばる ....
不安だ
非常に不安だ
女房が
今日押入れを掃除すると言っていた
俺が隠している
オランダ直輸入の
ハードコアDVD
バレンティンいないよな?
お願いっ、エロ神さま!
もうすぐ ....
地下鉄通路階段へ
白い杖を軽やかに 階段の端に触れながら
颯爽と背を伸ばし降りてくる 女性とすれちがう
何と言う事だろう この自分
背を丸め まるで牢獄へでも向かうかのよう
....
うつろな目を見て鳥はおびえる
束の間の充足、命も短い
泣いて濡らすおりがみ
紙の色は涙を染める
太陽の黒点の明滅とオリジナルが存在不可能であること
最終列車は夜を渡る
明けるまでそのまま道 ....
叶うのは月がすれ違う朝に
堕落した瞳は夜を溜める
染み付いた酵母の切れ端
拡げられた紙の虚しさ
わたしは痺れもしない
いつものように射精する
朧気なめまい
滲む墨の文字をたたみ ....
秋霖はまだか 雨が降っている
雨の日は頭痛がする 灰色のお外に灰色の道路 カラフルな車
薬は嫌いだから 雨を見守っている
しとしと降りてくる 埃を立てずに 静謐な重みを降ろしながら
感 ....
私の歩いてきた
この道の
この蒸し暑い大気の中に
いまだ蝉達がさざめいているのに
この道に立つ私の
かぼそい足の突端の
この黒いスニーカーには
もう蜻蛉が止まりはじめる
蜻蛉は
....
夢という視野は、原野でもあり荒野でもあるのだが、いつでも決まった角度で決まった方角をめざし、その視野の映像がどんなに枠からはみ出ようと、どんなに重なりこじれようと、観念と情念の間に架けられた橋の上に端 ....
-1-
気まぐれな雨が降った
あの昼下がりに
君は0.9を0と定義した
手からこぼれたサイコロが
3.5を示したことを認めずに
確率論と終末論をすり替えて
....
・・・・・・ ・・・ ・
・・ ・・・・・・・・・
・・・・・・・・ ・
・・・・・・ ・・
・・・・・・ ・・
・・・ ・
・ ・・ ....
パーティードレスがひきこもっている
童貞こじらせてレントゲンに影
噂をすればテロ
「このセッションは中断されまし」
た、 時間 折り目のついた、
(キーワード)鳥・カーテン・水・コップ・壁・灰色・肌・はだし・白い・音・窓・窓際・またそこから想起されるすべての祈り、
朝 ....
最後のお礼にと
クッキーとケーキを包んで
挨拶に来た。
他のところへ行こうとも
必ずに回る営業時間に・・・・。
伝えることも無く
伝えたいことも無く
シンプル ....
晩遅く帰った宅の
戸をからからと引いて
玄関先に靴が揃えられている
その脇をすっと通る
長い廊下にはぼんやりと俯き加減の
男や女が行き交っていて
もうさすがに惑わされることはないが
とう ....
ちょうしょくは
時間がないので
抜きました
いつもと変わらない
電車に揺られながら
いつもと変わらない
気持ちで揺られました
ちゅうしょくは
近所のらーめん屋 ....
こんな沈んだ気持ち程度、扇風機で浮くと思っていた
あのすてきな帽子、いったい誰のなんだい
つま先でつついた
みんな同じような次元を突き破るために
だんだんと口角を上げ始める
....
きみのハウンズトゥースの胸の上
ニャーニャー鳴いている仔猫も
やがて大きくなるってことだ
愛されたくて庇護を求めて
尾っぽをぴんと走り寄って来る
痩せた可愛い仔猫だって
なのにきみは四 ....
目を閉じて見る
夢は
蓮の花のよう
正直だけれど
謎めいたまま
枯れずに沈む
深い淵へと
黄金の斧か
銀の鯰か
目を開けて見る
夢は
小さな鉢植えだ
虚飾に揺れ ....
太陽が横顔をみせると
秋だねといわれるのです
すきまのできた心に
すずしい風がしみたりするのです
少し
うしろめたいことが脳裏をかすめ
もうしわけ程度に反省したりもするのです
そ ....
ウズクマル子供 白イ部屋ノナカデ
積ミ木アソビ オトモ無ク
積ンデハ 壊ス
ツマンナイ 他ノアソビシヨウ
立チアガル子供 白イ部屋ノナカデ
段違イ平行棒 イッタリキタリ
ツホルト ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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