散々道に迷った挙句
歩き疲れて入った 小汚い木造の食堂
おばちゃんのシワだらけの手が空いた皿を下げていく
おばちゃんは俺の目をチラッと覗くと言った

あんた
社会とはなんて アリストテ ....
私の居る場所は此処にない

誰かが囁く此処ではないと

此処で無ければ何処だろう

私の居るべき彼の地は何処

誰かが囁き森と大河の傍を

私の脳裡に観せてくれた地

思い浮か ....
一曲の 音の 流れ

浮かんでは 消え、
消えては 浮かび

見えた 途端に
音符に 変わる

トタン に カタン と 反響し
公園の 講演が

川の はす向かいから
蓮の葉を ....
森にはミモザと薔薇の花

きのうの疲れと宇宙のりんご

並木道には青、みどり、影、

マスクとひかりと人の顔

浴衣姿のオディロン・ルドン

細菌、人面蜘蛛、見張り台、


 ....
ナイフをしのばせろ、もう、愛こそはすべて、うしなわれてしまった
だれもがおまえを殺そうと目論んでる、もし、少しでもあやしげな素振りを見せたら、先手必勝、迷いなく殺っちまえ、警戒する必要もな ....
ガラタ橋はイスタンブール旧市街と新市街を結ぶ鉄橋だ。
二重構造になっていて下がレストラン、上が車道と歩道になっている。
橋の上ではおじさんたちが釣り糸をたらしている。
サバサンドイッチを売ってい ....
先日
とある公共TVの討論番組を見ていました
テーマは若者、若者世代とオトナ世代の一騎打ち
スタジオに集まってあーだこーだと、進展のない議論

それはいいんだけど

びっくりしたのは学 ....
 絵ハガキ


古びたペアリフトが、白く耀く斜面と雲ひとつな
い青空の隙間を、カタコトと、揺れながら私を山
頂へと運んでゆく。飽き飽きとした水平線上の生
活を忘れ、雪の斜面を滑り落ちること ....
■秘密■
好きです。





■嘘■
嫌いよ。





■指の細い人■
自分よりも指の細い人を好きになるとは思わなかった
自分より深く考える人を好きになるとは思わな ....
不幸を願う柏手が冴えて響いている 心が息をしていない 月さえ僕を照らさない  


 言葉も
 心も
 要らないわ

 偽物の
 熱で
 あたしを
 安心させてよ


 なりすました手から
 たとえ嘘が
 溢れたとしても
 今はただ
 握ったあなたの手が
 あたしには温かすぎ ....
二十歳の私はずるかった
ばかだった

だけど今
二十歳にもどりたい
ずるくてばかで
ほしくてたまらなくて

絶対想いが
願いがかなうはずだとおもっていた
二十歳の頃にもどりたい
 ....
代価は支払わねばならない
そんなこと考えていると恐ろしくなるよ
生まれて死ぬことが
こんなにも恐ろしいことだなんて
生きていることが
こんなにも犠牲を強いることだなんて

厳しい因果律の ....
気になることが落ちていました
拾ってみると
心の中に小さな点ができました

小さな点は振動し
私の心はふるえました

ふるえた私の心は
私の意識や無意識を使って
思考や記憶を
言葉 ....
暗闇の中、老人たちは進んでいく。
右手に白杖と、左手にステンドグラスのランタンを持ちながら列をつくっていた。
夜光虫を引き連れて歩いているような、美しい列の先は遥か彼方だ。
美しさに目がくらんで ....
ビルの谷底では
夜が
空よりも少し
早く訪れるだろう

何冊かの読みかけの本の中から
数ページ角のすり切れた
ものだけを選び出し
それを
開こうかどうかと
迷ううちに
街灯の月が ....
さき程まで空にたくさん
色とりどりの風船が舞っていたのに

夕暮れになり
北よりの冷たい風が
静かに吹き出した頃

不気味な雲は音も無く近づき
突風をかます

構える姿勢はとれ ....
  細かな砂や木屑とともに その数字はガラス瓶にいれられていた
  穏やかに晴れた休日、ひと気のない公園や路地裏に出むいては
  彼は 度々そういうものを拾ってきた
  いま、彼の部屋に ....
優しさだけの 生まれもの 頂きもの
それだけでいい

忘れてあげるという上からの目線も忘れて
眺めている 瞳任せの 涙の幕は天色

肌をすり抜ける 天色 人生を泳ぐ波の皺 十二単で今世
 ....
 
予感ではなく、確信である

わたしは未だアイデンティティークライシスであると

そう、最期のときまで



 
ありがとうと言えたとき
きっとあなたとは二度と会えなくなって
それまでは
我慢してもらって
ごめんなさい

一番大事に伝えたい言葉だから
本当の最後に伝えようと取っておく

あり ....
歌詞のない歌を
歌うあなた

あなたが歌う
その歌に
言葉を添えたいと
言葉を紡ぐ

この想いは
熟れて落ちた
柿の果肉のように
足元に飛び散って
あなたに届けることは
もは ....
ほんとうのこと
それは大抵が言ってはいけない

どんなに親しくなっても
むしろ親しいからこそ言えない

私が真っ黒なこころの持ち主で
ほんとうのことはいつだって真っ黒だから

もしだ ....
凍結する
冬の寒風に身を晒し 、立ち泳ぐ
辺りには静寂が満ちていて
指先から徐々に冷えてゆく

あらゆる感情の蛇口は
かたく閉じて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断すること ....
火が
ほしかったから、

そっと
恥じらいをまぜて

お月さまに
耳打ちしました
そっと


まるで
玩具のような運命の
わたしです

あわい
夜の吐息にさえ
消 ....
やわらかなわたしは
凍結することが出来るから
やわらかくなど
ないのです

冷ややかなわたしは
あこがれを抱いていたりするから
あつく出来ているのです
本当は


空から ....
 


白塗りのギタリストは
ファイアバード掻き鳴らして踊り出す
それを見た黒塗りは
フライングブイ床に叩きつけて
歌いだすのさロケンロー
青塗りが靴裏で
ドラム踏み鳴らして始まる
キャンディ トゥナ ....
じょうりくさんは
てんしなので
みつぎものを
さしあげますと
いって
かしとか
あげたら
ほかのおとこと
ちちくりあう
かんけいを
やめて
こちらに
ほほえみかけて
くれる
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
社会3*14/1/13 17:56
流浪・・・tamami814/1/13 17:35
飛び跳ねる リズム藤鈴呼1*14/1/13 17:00
浴衣姿のオディロン・ルドン吉岡ペペロ614/1/13 16:26
ナイフをしのばせろホロウ・シカ...1*14/1/13 16:00
ガラタ橋からの風景と僕の感慨ガンジー114/1/13 13:15
あなたたちが作ったシステムuminek...26*14/1/13 11:52
北の亡者/Again 2014睦月たま24*14/1/13 11:44
表裏もよう 五篇クナリ5*14/1/13 11:08
不幸を願う柏手が冴えて響いている北大路京介314/1/13 10:03
心が息をしていない314/1/13 10:03
月さえ僕を照らさない314/1/13 10:03
罪悪感自転車に乗れ...414/1/13 9:13
大人の雪朧月114/1/13 8:59
暁星渡辺亘214/1/13 7:24
心の中の小さな点ichiro...14*14/1/13 6:46
七色硝子の国海鷹四季道314/1/13 1:48
夜を歩くという事塩崎みあき11*14/1/13 0:44
些細なこと林 淳子5*14/1/13 0:42
エーテル 10草野春心314/1/12 23:24
小さな天色朝焼彩茜色8*14/1/12 22:58
アイデンティティークライシス殿上 童10*14/1/12 22:55
ありがとう乱太郎11+*14/1/12 22:38
ヴォカリーズichiro...6*14/1/12 22:05
黒い心朧月314/1/12 21:17
 冬静 小林螢太14*14/1/12 21:12
越権[group]千波 一也614/1/12 20:20
ギフト314/1/12 20:09
ROCK自転車に乗れ...114/1/12 20:07
かしa214/1/12 19:00

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