あなたの無言は
あなたの背骨を通って
わたしの角膜を刺激する

まな板の上で切り刻まれる玉葱が
まるであなたのようで
思わず手を止める

せめて責め ....
社会のために勤労
いわれてもピンとこず
ひたすら疲労
わかってるよ俺ももう大人
今まで遊んだぶんだけ返そう
でもなんだかめんどくせえなあ
質素な飯でもおれゃ構わねえ
ほんとさやれる、その ....
いまさら振り向かれるかのような真似は辞めて貰えませんか
いかにも懐かしむかのような言葉を吐かないで貰えませんか
その気もないのに闘うかのような振りをしないで貰えませんか

あなたたちの背中しか ....
反復する夏に導かれる。飛び交う右手。コップ一杯の水で夜を迎えた。味の蘇ったパン。悲しみが地表を舞っている。浴槽のこどもをやりすごして歩く。有限の中を燦々と降りてゆく。中絶の声がこびりついて離れない。記 .... どこであろうと
浜は潮臭く沼は生臭いのだと知った。
ならば。よろしい。



塩水湖をぐるりとめぐるいかにも寂しい鉄道の
無人駅のそばに男は暮らした。

男はいつも自室でひとり酒を呑 ....
起立礼着席起立礼着席起立礼着席。眠りが燃える、朽ちない光が永遠と。堤防で打ち上げ、喧噪に染まる眩暈が静謐に嘯く。肉体の水面、泥を着て。何かがすべてになろうとしている。   なあ 枕
  もう30年以上経ったかな

僕のことは何でも知っている
酔っ払って寝たときも
泣きながら寝たときも
うれしくてなかなか寝付けなかったときも
いつも同じ
変わることは何 ....
倚りかかるのでなく
凭れる
そんな時間の
絶妙

安心を手放さない為に
色恋は放棄。

わたしが今欲しいのは
色恋のドキドキではなくて

しっとりと落ち着いた
「ベ ....
ほぼ毎日私は朝ご飯に

納豆を食べる

その為には青葱が必要だから

新鮮な青葱を買い置き

食べる前に刻む

できるだけ細かく刻む

ザクとザクとザクザクと

五感は刻ま ....
金色のジョッキの中で
無数の気泡が昇ってる
(この世の重力と、逆だねぇ…)

そう思いつつジョッキを片手に
金色の水をぐい、とひと飲みすれば
火照った頬はあたたかく――

日々の悩みも ....
時折、詩友達で集う
神楽坂のキイトスのドアを、開いた。
1年ぶりのマコト君が
カウンターで教えてくれた。  

「○○さんが沖縄から来て
 この近所で詩の展示をやってるよ」

   * ....
  静かだった……
  禁じられていることは それほど多くはないはずなのに
  ただ、いくつもの瞳だけが 土埃に塗れながら
  風と風の間で何度もはね返っている
  男たちの沈黙はカラ ....
振り回した腕が
どこかにぶつかって
赤い血の線が走り出した

あたし傷ついてたんだ
だから痛いんだこころ

あなたに言わない
ことばがみえた

赤い線は
いつか文字をえがく
あ ....
とりたてて喜ぶほどでもない
あたりまえのことを渇望する
今日は昨日よりも調子がいい
そんな錯覚でも気分がよくなる

まわりの誰と比べても
あたしなんて可愛いもんだ
錯覚か幻想だけでも ....
小池圭子

痛い頭 また会いたい

小池圭子

嘘よそう

小池圭子 小池圭子

いない喧嘩 関係ない

小池圭子

漕いでいこ

小池圭子

いない喧嘩 関係ない ....
雨の中 二人で夢を語った
だけど雨の音がうるさくて君の夢の話が聞けなかった
ある日 君が突然いなくなってしまった
別れも言わずに
今も君が消えた場所に僕がいる
あの日聞けなかった君の夢を聞か ....
不幸なあの娘の
カバンの中身
すべて、すべて
脂取り紙
額のてかりの向こうに消えた
夢も希望も愛も自由も
誰か助けてよ
理由を聞かせて
あの娘があんなに
脂症なの
コロッケひとつで ....
自然なこと
素直なこと

自分では
気付かないこと

傷つかないこと
傷つくふりしか
出来ないこと

傷つくつもりなんて
ないのに
傷つけられて
しまったかこ

過去 ....
ユキちゃんはエミさんとスーパーマーケットへ入って
バーベキューに使う野菜を選んでいました
それはキューウリやオバケカボチャで
カリフラワアやタロイモやアーモンドであり
指し示すあらゆるものだっ ....
あるところに
豚に似た女の子がいました
あんまり豚に似てるので
衣をつけて
揚げられてしまいました
その姿を見て
不憫に思った王子様が
ザク切りにして
玉ねぎと一緒に出汁で煮て
玉子 ....
俺の前ではみんなS 獏が夢を食べて吐いた 種田山頭火養成ギブスつけたまま寝ている つめたい風が
頬に突きささるように
真っすぐで

それは
あまりに
迷いのない有り様で
わたしには逆らう手立てがない



気まぐれ風味に
夜空をみあげれば
きら星が澄み ....
頭のなかで
追ってる思考は
完璧なのに
口をつくのは
空しい言葉

頭のなかで
打ってるリズムは
正確なのに
手足の動きは
躓きがち



世界のなかで
生きてる ....
1:7
目がすべて浸透した人々を含めて、彼に会うために雲によって来ます。
恐らく、地球のレースはみな彼のことで悲しんでおり、彼を悲しむでしょう。
アーメン(まだ)。
それは今[1:8]です。ま ....
子供の前で大人のふりをした

洗濯物の前で大人のふりをした

鏡の前で大人のふりをした

悲しみの前で大人のふりをした

ママ友の前で大人のふりをした

雪の前で大人のふりをした
 ....
まだそうやって歌を歌っているウサギが森の中で狸の横にいる
俺は昼食を食べたあとでうつらうつらして、太鼓を軽く叩きながら空から
たくさんに降ってくる光をあび、威勢のよい植物のようなこころもちで
あ ....
空は
だれの言葉も聴いていない

雪の語りも
風の遊びも
なにひとつ聴いていない


大地は
だれにも組しない

黙りこむ愛にも
困り果てた踵にも
まったく味方しない ....
車なんて要らないけど/明と暗の分かれ目/
とっくの昔に終わって/撤去済みの催し物を
自分だけで/続けている/そんな世界観/外観
/外環道/車なんて要らないけど/致命的な何
かを無意識に体に透過 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
せめて中山 マキ4*14/1/21 17:27
働けプー太郎まきしむ114/1/21 17:25
刺し違える覚悟はありますかHAL6*14/1/21 14:56
頭を掻く水宮うみ014/1/21 14:20
さかな。[group]佐々宝砂7*14/1/21 12:29
私は倒れていった人々のことを忘れない水宮うみ5*14/1/21 10:15
なあ 枕 いいだろう?ichiro...7*14/1/21 5:45
もたれる鵜飼千代子10*14/1/21 1:04
納豆と青葱灰泥軽茶1214/1/21 0:51
金色の水ージャズ喫茶・ちぐさにてー服部 剛414/1/20 23:59
ギャラリーフラスコにてー詩友との再会ー  414/1/20 23:56
エーテル 16草野春心414/1/20 23:55
いたかった朧月214/1/20 23:31
病室藤原絵理子8*14/1/20 22:28
回文「小池圭子」ichiro...1*14/1/20 22:18
うるさい雨リィ2*14/1/20 22:15
不幸なあの娘花形新次314/1/20 22:06
そんなコト藤鈴呼2*14/1/20 20:31
イチゴ桶谷114/1/20 20:13
豚に似た女の子花形新次114/1/20 19:25
俺の前ではみんなS北大路京介214/1/20 18:19
獏が夢を食べて吐いた514/1/20 18:19
種田山頭火養成ギブスつけたまま寝ている614/1/20 18:19
はいはい。千波 一也214/1/20 18:09
頭の世界シホ.N414/1/20 17:46
主よ、人の祈りの喜びよ。和田カマリ2*14/1/20 17:41
まく小原あき17*14/1/20 17:29
utahaまきしむ014/1/20 15:57
冬凪千波 一也214/1/20 15:50
狂気の値段左屋百色6*14/1/20 14:40

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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