自分で自分をくすぐっても
くすぐったくないのはなぜだろう?

僕は誰かにくすぐってもらわないと
くすぐったくないのだ


詩を書いて
自分で批評しても
自画自賛しても
くすぐったく ....
人は、自分の欠点を的確に言い表した言葉を
浴びせられると
頭にきて、暴力を振るいたくなるものだ
例えば、デブに対するデブがそうであり
ブスに対するブス、バカに対するバカがそうだ
ちなみに私な ....
むかし
あるいていた
ところを
あるいて
ひとりで
みせに
はいって
たべて
みる

きっと
むかしの
ことが
おもい
だされて
いままで
しなな
かった
ことが ....
ハンバーグ

あたしがつくった

ハンバーグ

おいしくできた

ハンバーグ

13階のハンバーグ

ハンバーグ


遅刻覚悟のハンバーグ

この世の中の曖昧を

 ....
一月も終わる
暖かな日曜日
夜になって
北西風が窓を叩く

ヘッドフォンしてなくてよかった
コブクロより君がいい
だって風よ君もずいぶん
さみしそうに聞こえる
こんな時にはあの砂場
バケツとシャベルと連れ立って
こんな時にはあの池の
ドロドロ具合よよみがえれ

シロツメシロツメ踏みしめて
むしったっても罪知らず
隣の畑のレンゲ草
この子の次の ....
手紙を入れて
春の小川へ流してやるのだ

壜はゆらゆら流れて行って
コルクの栓もしだいに腐り
水が浸み
河口近くに沈むだろう
それとも海へ流れ着き
波に揉まれ
誰も聞かない音をたて
 ....
十年前は
だれを好いていただろう

十年前は
どこに暮らしていただろう

一年、二年で気が変わり
三年、四年で空気が変わり

五年、六年、見た目が変わり
七年、八年、言葉が ....
それについては因縁がある
なにせ前世の仇だから

うららかな冬の日
わたしはそいつを探して山にきた
皮をなめして枕にしてやろうと思ったのだ
鉄砲をかかえ 神社の脇を通った時
昼寝している ....
静かに落ちる
柔らかな子宮壁に
着床する種のように
或いは
夜という
高濃度の詩を含んだ海へ

魂だけが
えら呼吸を忘れてはいない
無意識という
立方体の
泡を
吐く

水 ....
告別式が終わった後
私は港公園にいた
公園の小山の頂上から見る景色は
重く深い



荼毘に付された
血と肉は
二酸化炭素となって空に溶け
骨は
長い間の雨水で骨壺から溢れ出し
 ....
下を向くと 首元を流れた
眩しい前髪
吸い込む息のあたたかさ

そうして君は
冷たい麦茶を飲む
そっと 歩かせる
じっくりと つたらせる

喉元の反復運動を
見つめてみれば苦しい
 ....
 
北の海

冬のモノトーン

旅に出ます、なんちゃってさ




*平成22年3月 詩集「十二色入り」より
深海の音が耳から離れない
何を待ち続けているかは知らないけれど
安っぽい恋の歌に
スピーカーは怒り狂っているように
僕やこの部屋をどんどんとゆらしている

あの子が怪物を見つけたって言 ....
夕方に 人気のない公園まで
友達数人で歩いていこう
疲れても 静かなここじゃブランコは動かない
砂山はきらきら光り 何もわずらわされることはない

言葉も交わさず 陽を背にした
暑くなる背 ....
空の 青さだとか
雲の 白さだとかを 知らないと

闇が 黒いってのは
分からない

私の中の ブラックホールへと
誘われた 言葉たち

どの絵具を掛け合わせれば
 ....
しあわせがサラサラと
指の間から
零れ落ちていく
静寂

音も立てないで
苦しみもしないで
描いた文様は
風に吹き消される

伝わらない思いを
伝えようとあがいた
その言葉 ....
低い雲が私を覆う度哀しみが私を覆う

あたかも行く末を暗示しているように

不安に苛まれる一時は得体の知れない

靄が私を取り囲み前面に立ちはだかる

私は顔を覆い蹲り今が去るのを待っ ....
いつもの店のいつもの席で
ちょうどよく酔ったその後で
独活の酢味噌和えという旬のものを
うすうす噛んで
うすうす僕は
ひっそりとニンゲンをやめるのだった


右の席からは仕事の話
左 ....
テレビのリモコン見つからず新聞を読む 足でドッチボールのコートを描こうとして折れた 虜になっちゃいそうと言う声の虜 僕はオキュロフィリアなんだ。

オキュロフィリアって知ってる?
眼球愛好者のこと。

あは、そんな顔しないでよ。
別に君の目をくり貫きたいとか、そんなことはしないから。
大体、生気の ....
南スーダンの戦闘のど真ん中で
スーダラ節を歌って来い
この反戦平和野郎!
わかっちゃいるけど止められないって兵士に
銃撃されりゃ目覚ますだろう
明るくふるまうのは
終わりを予感するから
‘おびえている’ なんて
いい気にさせたくないから

言いかけた言葉を
飲みこんだきみは
カモメを指さしてごまかす
中途半端なやさしさ
 ....
雨の日に彼女はピクニックへでかける
ぐしょ濡れのボンネットのうえでキスするために
アナウンスが不在を告げる
(あなたが誰かわかりません)
ため息で重たくなったバケツ
動物園で産まれた猿が山で ....
狂騒が染み込んだ脳髄の記憶の配列は
鬱蒼とした森の中で覗く太陽に似て
俺は猛毒を含んだように忙しない
新しい何事かをこうして記そうとする度に
滑落した昨日が執拗に裁断されて ....
バカの戯言も
でかい声で発し続けると
潜在するバカの予備軍の耳に届き
いっちょまえの意見として
扱われかねない
なので、届く前に
なんとかしなければならないのだが
下手に手を出すと
バ ....
寝ているうちに夕方になった
夜になる前に起きなければならない
けれどどうしても布団から出られなくて
カーテンの陰にいる母に
起こして と言ってみる
母は不思議そうな顔をしている
見ているだ ....
ぴいひょろ
ぴいひょろ
横笛吹きながらしゃがみこんでいる少女
音程なんかどうでもよくて
鳴き虫って呼ばれちゃっても
いまはただ悲しくって
ぴいひょろ
ぴいひょろ

あまのじゃくのつむ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ももっちいichiro...9*14/1/27 20:44
誰も言わない花形新次214/1/27 20:38
サス クワッチa014/1/27 20:13
ハンバーグの唄吉岡ペペロ414/1/27 19:45
無題もっぷ314/1/27 18:33
こんな時には214/1/27 18:29
Lucy17*14/1/27 13:59
十年愛千波 一也414/1/27 13:33
むじな春日線香314/1/27 13:17
腐食そらの珊瑚15*14/1/27 9:43
時よ 止まれichiro...7*14/1/27 5:28
喉仏ノブ子014/1/27 0:51
演歌になった日の色殿上 童14*14/1/27 0:30
明後日は眠る珊瑚カマキリ214/1/27 0:01
友達と加藤1*14/1/26 23:50
闇の黒さ藤鈴呼4+*14/1/26 23:42
誤解あるいは放棄藤原絵理子9*14/1/26 23:04
哀しみのメロディーtamami914/1/26 22:57
独活(うど)と白湯(さゆ)八布914/1/26 22:56
テレビのリモコン見つからず新聞を読む北大路京介214/1/26 22:48
足でドッチボールのコートを描こうとして折れた614/1/26 22:48
虜になっちゃいそうと言う声の虜114/1/26 22:48
ある愛好者の告白愛心114/1/26 22:47
スーダン節花形新次114/1/26 22:23
からげんき / 背中藤原絵理子4*14/1/26 22:23
構成はるな414/1/26 22:14
そして最後に置かれた死のかたちは揺れるようにもがき続けるだろ ...ホロウ・シカ...2*14/1/26 22:06
悲劇のバカ花形新次114/1/26 21:57
起こして春日線香214/1/26 21:12
ふううふう乱太郎12*14/1/26 21:07

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