恨み言を 愚痴るなら
心を 整えてからが 良い

応援して 欲しいなら
素直に 助けを 求めれば 良い

ぐちぐち ねちねち ねばっこく
貴方の 心は 納豆ですか

 ....
夕暮れの少し前の空が
薄桃色に発光している
家々の壁も
屋根の雪も

空にはまだ白い月
解き放たれた風船のように
心細げに浮かんでいる

さっきはビルの上にいたのに
おとなりの
 ....
窓辺から春の風はまだ来ない
両開きの窓は閉じられたまま
白いカーテン越しに外を見る

春の風は春の香りを運ぶのだ
春の風は春の妖精が運ぶのだ
春の風は花の香りに満ち溢る

眩い光の十字 ....
「ある」

どん底じゃないと思う
まだジャンが居る
お米と部屋が、ある
夜、寒い空、通りの電灯が私の肩を叩く。


「お一人ですか」


道に捨てられた日記に書かれた言葉








匂い






秒針が心音と共鳴 ....
水に編まれた者たちは
銀の縛りを解きたく
銀の向こうの
金色を請う
その
或る種の隷属がもたらす
透明な階級

整い過ぎた軋轢を
整え切れぬまま
王冠は
かろうじて
霧の中 ....
花が草が虫が獣が 生国を知っている 
潤いがたちこめて 生き物たちを通わせるのです。

人間のしでかす すべてのことは隙間だらけ
人の皮膚の隙間という隙間を ふるふると震わせる霧

穴ぼこ ....
水を張った洗面器
顔を沈める姉
ストップウォッチを押す弟
呆れて素通りする母
あくびをする猫

どれだけ息を止めていられるか
平凡な家庭のちゃぶ台の上で
流行ったのは
危険な遊戯
 ....
詩を綴って
日が暮れても綴った
そのあとに
後ろを振り向くのは
偏りを気にするから

人を追い抜いて
全力で追い抜いた
そのあとに
後ろを振り向くのは
楽しさから伸びる孤独に触れる ....
刑場通りの夜は暗い
かまどうまになったわたしたちは列をなし
水を求めてこの通りを進んでいった
途中 家々の窓はかたく閉ざされ
明かりもつけずにこちらを探る気配が窺える
あの人たちも結局は同じ ....
かつて出会ったことのある
街で 見ていた 人の流れ
その 誰もいない 部屋に沈む夕暮れ 
そのとても赤い風景


今日も自分の心の中で
帰っていく人の顔の冷たさの中にいる
隣の人は ....
もうさがさないでくださいあたいのこと
どこにもいないのですから
かぜのなかにさえ
あなたのこころにさえ

人魚でもない星でもない
あるいはおんなでもない

もう時間がないのです
いつ ....
背中に一本の薔薇を生やした猫が
窓辺に座って、ずっと外を見ていた
一度だけ晴れてみたいという
空の悩みを聞いているのか
目の前の邸宅の主人のハゲ頭の上に
苔むした狡猾を笑っているのか
隣か ....
1000日まえに
あなたがはじいた額のうぶ毛が
わたしの下腹であわい振動となって
いまではすっかり花のよう

つぼみとも種ともつかぬ時間が
おいしい毒になって
いつかあなたにも届くと ....
なんか
おいめの
ある
にんげんの
ほうが
すきな
きが
して
ぶさいく
とか
としま
とか
そっちの
ほうが
なんか
だめだし
すきな
きが
した
かわいい
 ....
大きな鍋にカレーを作る
一日目
仕事前にカレー
昼に持参カレー弁当
夜寝る前に腹一杯カレー
二日目
仕事前にカレー
昼に持参カレー弁当
夜寝る前に腹一杯カレー
三日目
仕事前にカレ ....
いくつもの季節踏みしめ
過ぎゆく時を気にもせず
駆け続け ひたすらに
足元だけ見つめて

こころ揺らす野辺の花
こころ誘う憧れを
しまい込んだ小箱の
朽ちるにも気づかず  ....
日本に住む憎き妻を
殺害するために
赴任先のアメリカから
韓国で開かれる学会に
出席することにして
一旦韓国に入国した後
手漕ぎボートで
日本に密入国する
妻を殺害したあと
また、ボ ....
僕は自分の心を持て余す
君は君なりに気持ちを表現しようと
躊躇いながら恥ずかしげに
僕にキスしてくれるのに

僕は自分の心を持て余す
抱きしめても
抱きしめられても
それでも欲深く
 ....
高気圧が低い 保険効くのか聴いてから帝王切開 履けない草鞋を編む おにさんこちらてのなるほうへ
追いかけても
誰も捕まえられなかった
嫌になって
薄目をあけると
どうやら
周りに誰もいない
口惜しくて
やみくもに走ったら
迷子になった


何 ....
じょうりくが
さいきん
やさしいから
たぶん
つきあえる
きが
する
けど
ほんとうに
ほんとうなのかと
おもって
たぶん
ちがう
  きみの手を握ったとき
  カモメたちが空の低いところを横切った
  それから 二人で歩き出したとき
  潮風が鼻をつんとついた



  沈んでいく夕日のせいなのか
  き ....
雪がふる夜は、まぶしくてどこにいたらいいのかわからない
でも適度にフラッシュを焚かれて白飛びした街は綺麗で、
ずっと同じ時間にいたいと思わせてくれる

背中の骨がつばさの名残だなんて言われても ....
  女は戯画のなかのインディアンみたいな出で立ちをして
  紙紐を使って ベッドに男の四肢を括り付けていた
  人工の冷めた光は磨りガラスの窓を白く染め
  取れかけた口紅を不気味に照ら ....
この冬 市内に雪は降っていない
睡眠中 姿を見せたかもしれない

長年 南の島にいたので この冬も雪を見たい
私の心ばかり銀白が赴いてくる
輝く空気は 銀白は表とは裏腹に 暖かい

この ....
ギザギザの鋏が切り分ける
夕暮れ時の空と山を
営業車に乗って
ただぼんやありと見ていたら
早く家に直帰して
キッチンに立つ妻を
背後から抱きしめたくなった

フロントガラスの映像が
 ....
朝の心地良い風が優しく吹き込んでくる窓辺にほんの少し黄ばんだキャンバスを置く。
そこに描かれた幾重にも塗りたくられた意識の高揚をじっと見つめる。
その高揚の中には、自信と自惚れ、嫉妬と蔑み、夢 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ビーズ・レシピ藤鈴呼1*14/2/12 19:36
帰り道Lucy10*14/2/12 19:20
春は窓辺から・・・tamami1014/2/12 18:54
_もっぷ6*14/2/12 13:18
「お一人ですか」宇野康平114/2/12 12:02
水の冠[group]千波 一也014/2/12 11:51
【霧】生国      [group]るるりら20*14/2/12 9:36
危険な遊戯そらの珊瑚17*14/2/12 9:16
後ろを振り向くのはムウ2+14/2/12 6:06
<刑場通り>にて春日線香314/2/12 3:54
ハチ公前に見えたもの番田 114/2/12 0:50
梅昆布茶1914/2/12 0:36
美しい薔薇も見ないでハァモニィベ...4*14/2/12 0:22
振動はるな514/2/11 23:17
2a314/2/11 22:50
カレー中毒者こいち2*14/2/11 22:41
夢のかけら藤原絵理子3*14/2/11 22:37
完全犯罪花形新次0*14/2/11 21:58
僕は自分の心を持て余す文字綴り屋 ...014/2/11 21:50
高気圧が低い北大路京介214/2/11 21:38
保険効くのか聴いてから帝王切開6*14/2/11 21:38
履けない草鞋を編む214/2/11 21:38
めかくしおにLucy21*14/2/11 20:59
ねこa014/2/11 20:06
別れ際に[group]草野春心314/2/11 19:37
ろう下に追放ユッカ714/2/11 18:16
女たち草野春心314/2/11 16:50
この冬この雪朝焼彩茜色10*14/2/11 15:07
無理和田カマリ2*14/2/11 14:49
朝のキャンバスヒヤシンス9*14/2/11 14:24

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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