この言葉が何より先にでて
そのあとに即興でなにかを投げて
返ってくるなにかをみる


余韻を残すことなく消える


あとで語られないように
いま要るだけの言葉が
あなたのすべてであ ....
あのころのさみしさは
いったいどこへいってしまったんだろう

あんなにさみしかったのに…

いまおもう
わたしはほんとはぜんぜんさみしくなかったんじゃないかと

じぶんのことばかりかん ....
裁判所の窓から望む

冬の日比谷公園は
昔日の面影そのままに
冬枯れした杜の透き間
レンガ色した公会堂の屋根部分が
遠望できる

公会堂の長い影は
公園の小径を覆い
所々に前夜の白 ....
幸せな散歩道

君と手を繋いで

春先の海風は
人魚の寝息のように
柔らかいから

ふたりは
心地良い

心地良い

砂浜と遊び場を隔てる
防波堤につっ立って
すべて ....
誰が何と言おうと
俺はおまえのことが好きだ!
ホンマ?
本当だとも!
あたいのどこが好き?
えっ?
ねえ、あたいのどこが好きなん?
えーっと・・・・
どうしたん?あたいのどこが好きやの ....
過去に押し流されていく自分を

未来の自分がじっと見ている

時は待ってくれないが

誰かが時という流れの果てで

僕を待っている

何故か、そんな気がした

この流れを越えて ....
ひとつの飛沫
つむるまぶた
水をもとめて
はばたく痛み


取り残された秋をつまみ
影は鉱の空をあおぐ
こぼし こぼれ
何も残らぬ手のひらに
鉄の光と音が降る

 ....
ことわりの無いさま、を
無理と言うのであろうから
なるほどなかなか高尚な言葉である

無理、とは奥深い言葉である

茶髪のギャルらが言う
(時には単体で)
無理、ときっぱり
無〜 ....
冬の水道水
冬の水道水

凍てついた喉を絞めあげる
凍てついた喉を絞めあげる

冬の水道水は凍てついた喉を絞めあげる

銀色のシンクは 静かな風景を鈍く映しこむ

冬の水は 鈍い銀 ....
あとどれくらいで
思い出の場所に辿り着くことが出来るの?
君の歩幅にばれないように合わせる

今も彼女はこの街で生きている
僕と同じ毎日を過ごしている

卒業した小学校
深夜になって大 ....
君が考える恋って
別れたらそれで終わりなの?
君と過ごした日々は
明日になると白紙になるの?

初めての連続を交わしたときのような二人が
ずっと続けばこんなことにならなかったのかな
君は ....
ろくに誰とも話もせずに
行きたいと思う場所を
思い出の中に見つめたけれど
すでにそこには何もない

色々な自分を思い出した
アマゾンの商品や 僕の  
軽音楽で 響かせる 頭を
寂 ....
君の「想い」など
上からななぞれば僕にも書ける
僕の「想い」など
一度眺めればそらでも書ける
そんなものが尊いというのなら
僕はあらゆる尊さを否定する
生の上にあぐらをかいたすべての人間の ....
きっと時代がそうさせているのでしょう

悲しげに踊る雑踏、行軍のよう、でもあなたたちを愛しているから

さからわないよ

きっと時代がそうさせている。あなたが何で落ち込んでいるのかわからな ....
やっぱりシーラカンスは
水の中でじっとしている
静かな静かな海の底
エンジンが故障しているからだ

 わたくシの計算したところによりまスと
 マグロの三十倍ぐらいのガソリンを
 こやつは ....
レンアイの卵


広陵な田園に聳える高枝に レンアイの卵は産み落とされる
おさない心ほど 枝の先にあるものを見つけてしまう
大人たちは  森が隠しているレンアイの卵のことを知ろうともしない
 ....
父がつかまえてきて母がしらないで庭先に置いたカメのポルナレフ
もうすぐ春がきますよー
待ち居遠しかったですか
それとも夜通しでしたか
ずっと
似たような節がありましたか?
あなたが買って私 ....
多次元の宇宙と添い寝すると
私の足先は冷たくなるので
光の届かない宇宙の底に
いつも逃げ込んでしまう

そして誕生と死の間にある
あいまいさの霧の中に
まぎれて
満たされない欲望は
 ....
遥かな空へ伸びてゆく
日々の素朴な道のりを
彼は探しに往くだろう――

変哲も無い石ころが
日に照らされて、反射する

あの{ルビ瞬間=とき}を  
頭に菊の飾りを、挿した
大正浪漫の着物美人は
ほんのりと笑みを浮かべ
白い両手に裏側のカードを3枚
つまんでこちらに、見せている。

(これはあなたの運命よ…
 さぁ、どれを引きましょう ....
垂乳根の母がそうしてこわれたら
貌あおみどりにこわばって
幽鬼のように見えましょう
蛍光管は外しましょ

こわれた母には濃い{ルビ布=きれ}でなく
産着の色を着せたげます
さきの事実は疾 ....
伏せろ虹が出ている みんなが甲子園 深海の鏡に太陽が映らない 真っ赤な花
光る朝に照らされて
濡れた体を暖めた
背の低い梅の木の上
不具合な色合いで
キラキラと
暖かな春に胸が高鳴り
暖かな春に希望を見る

それはささやかなれど
生きる為の小さな期待

小さな期待は春と共に
躍動し息吹を謳歌する

先に見える期待は希望
小さな希望に近づいた ....
決別したつもりの海に
手招きをする影を見る
葉脈の震えが伝わり
白い夜に立ちつくす

コンパス
情動
頼りにならぬ
女の勘

子どもたちは梟の頭
不等号に揺れる眼球
傾いた試験 ....
生まれてきたときに、私はどこから来たのかと
問いはしなかった
たぶんこの世からわたしがいなくなるのは
どこで、とは問いもしないだろう

「忘れられないこと」が大切なこととは限らないように
 ....
<十四歳>
十四歳の時の情緒によって
十四歳の時の衝動に任せて
十四歳の時に泣きわめくことが
十四歳の時にはできなくて。





<経験>
もっといろんな男の人と抱き合えば ....
オランダの
アンネフランクの隠れ家に行った
そこは8人が2年間暮らすには狭く
人との距離は驚くほどに近い
そこでアンネは昔
8人に対する
本音の日記を記す
その距離は驚くほど近いから
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
通りすがりの深水遊脚7+*14/3/3 13:35
えがお弓夜1+*14/3/3 13:16
日比谷公園……とある蛙10+*14/3/3 13:10
ゆとりくうに0+14/3/3 12:43
なんとなく好き[group]花形新次0+14/3/3 12:09
火曜日の五限にyamada...1+14/3/3 11:08
傾滴路 Ⅳ木立 悟1+14/3/3 10:46
無理な話千波 一也1+14/3/3 10:38
冬の水道水臀部と昆布2+*14/3/3 3:46
日常に生きる少女北橋勇輝2+14/3/3 3:28
君が考える恋0+14/3/3 3:14
忘れた話番田 2+14/3/3 1:49
たとえばめー1+*14/3/3 1:37
月の土モティーコ0+14/3/3 0:55
春とバナナとシーラカンスの速さこうだたけみ7+*14/3/3 0:48
レンアイの卵るるりら12+*14/3/3 0:03
旅先ですか?mizuno...214/3/2 23:10
文字の向こう側within2*14/3/2 23:04
旅人服部 剛214/3/2 23:03
浮世絵の女314/3/2 22:50
ひなsalco1114/3/2 22:49
伏せろ虹が出ている北大路京介814/3/2 22:03
みんなが甲子園014/3/2 22:03
深海の鏡に太陽が映らない314/3/2 22:02
晴れた朝こいち114/3/2 21:37
暖かな春に・・・tamami514/3/2 21:01
月に撃つ914/3/2 20:04
明日の忘れ物は今日にたりぽん(大...1*14/3/2 19:47
十四歳 / 同性愛 他クナリ6+*14/3/2 19:46
ホンネの日記イオン4*14/3/2 18:32

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