ポエジーが何色なのか、オレは知らない。
何色のポエジーをお前が欲しがってるのか、オレは知らない。
〈詩情経済〉の鬼市では何色が光り輝くだろうか
沈黙交易のむこう側で、
お前が静 ....
復讐は終わった
肺腑をえぐる愛は続く
青空がただ輝く
睫毛にともる光の屑が
眩しい
君を愛するのなら
今日一日
いいことが無くていい
太陽が輝いている
それだけのことに
感謝だ
君を愛するのなら
明日一日
いいことがあるといい
明日もおもいが通じない
一日がつ ....
緊迫した空気の中
身の危険を感じた
みじろぎできないわたしが解消するためだけの欲望にさらされながら
うすく
剥離していくことを
いつまでも
覚えていて
身体は
危険!
不快!
に
....
おんなが三人
テーブルを囲んで笑い声を上げていた
おとこは
二つほどテーブルの間を置いて
ゆったりとコーヒーカップを口に運んでいた
おとこはおんなをこっそり眺めていた
週刊誌を読 ....
クーポン使って損をしている
プリーズ女難の相
高い授業料を払うと思って騙されてください
140414
かわら家に立ち寄ると
ちょうど練りあがったばかりで
これから紐にするのだと
みんな気合が入ってきていた
まるで
離れ離れの兄妹がやっと一緒に ....
【まじか】
気が付くと
赤を塗りたくっていた
白い画用紙に クレオンの油の瘤が
浮き出てくるほどに
太陽よりも大きな赤が
あることを まじかに
もっとまじかに赤を ひきよせて ....
フルーチェを作った
冷蔵庫で冷やして
お風呂上がりに
娘と二人で食べた
フルーチェのメロン味が
美味しいねと娘がいう
幸せというのは
....
衣擦れの音の軽やかさが
春がすぎたことを告げる
夏のはじまりは
眠りの季節の終わり
彼方に見える稜線から
歌声とともに虹が湧き立ち
ゆるやかな目覚めが
きみの奥の火種に熱を与える
....
北京の霞んだ景色の向こうに
死んでしまったきみが
立っていて
天安門広場のベースボールが
いかにエキサイティングスポーツであるか
公安に向かって叫んでる
みんな!マオに当てれば
満塁ホー ....
桜が散り始めた
昔、誰かがそこに植えたのだ
古びた板壁のペンキが剥げた営舎の
埃っぽい運動場の端に
左旋回だったのは
右利きだからかもしれない
春霞の海は穏やかで
座している私の ....
今日はマスカラを買った
化粧に疎い私のささやかな武器
紫の容器がギラついている
「自分らしさ」という言葉を
あなたは毛嫌いしていたけれど
それ無しの恋など、成りようがない
額をさら ....
春祭りを
古い習慣だというひとがいる
いろんなひとの行列
いつでも太鼓はどーんどんと鳴る
鐘はしゃらんしゃらん
いつもはスカートの巫女さんも
装束でひたひたあるく
笑顔やしか ....
自炊の道を極めんと
愚娘の助言を聞き入れ
圧力鍋を購入した
やや季節はずれのブリ大根
今日は黒霧島のお湯割
圧力鍋には
なにやらタイマーが付いていて
超絶簡単レピシ本通りで
....
ひとりでメソメソ オーケー オーケー
ひとりでプンプン グッジョブ グッジョブ
ひとりでゲラゲラ いーんじゃなーい
「とある魔人の手記」
疑問を三回かいて沈めた
真っ赤な液体が入った小瓶の中で
僕は
溶けていくのを眺めていた
どれぐらいの劇薬になっただろう?
世の中で思い付く限りの毒を
紙に書いて ....
女装趣味高じて生贄にされる
生まれ変わったらいっしょになる予定の男が何人もいる
子供相手にフルスイング
教室
からのばされた
輪郭線にそって
歩いてきた僕らは
消失点にたどりついて
そのまま消えてしまえれば
よかったのにね
世界は
美術館ではないので
美しい絵画は
美しいだけ
途方 ....
朝の空
西から東へ
まっすぐの飛行機雲
確か
この飛行機雲はラドン
ラドンの太い飛行機雲だ
ラドンが目覚めた
いつも怪獣は環境破壊によって目覚める
そして環境破壊す ....
焦げたカレー
僕は
死の味を知らない
生の味も、少ししか知らない
でも食べないと
この焦げたかおりが苦手だけど
食べないと
僕は誰であり
誰なのであればよかったのか
やっと寝かし ....
喉に引っ掛かる
言葉を出せない
喉の痛みは
昨日から
引きずるように
引きずられるように
能力の低さを思い知る
声が変わっても
僕の顔だけで認識してよ
間違えられるヴァージン ....
愛の迸る行為の後、裸のお前に女を見る時、
俺はいつも大きな母性を感じる。
自分が男でいる事の頼り無さを感じる。
これは悪しき習慣だ。
ベッドの中で体を摺り寄せる女のお前に
俺は対等な ....
銀河系のその果てに散っていった星々よ。
再生の時を待ち、いざ解放の雄叫びを上げ、玲瓏と生まれ出でよ。
絶望の闇を抜け、苦悩を苦悩と知りながら、
輪廻の法則に則って、高らかな歓喜の出生を奪え。 ....
出来る男とは
出来ないことをしない男だと
五輪書を読んだ
400戦無敗
ヒクソン・グレイシーから学んだ
なので
今夜は
嫁さんが来る前に
異常に早く16時に寝る
たるんだ朝だった
コンビニでパン買った
うす曇りだった
うす黄色の太陽光
たるんだ昼だった
コンビニでコーヒー買った
コピーかけても
掃除機かけても
たるんだ夜だった ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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