指に待つ 花片
空に梳く 葉片
枝に眠る 夜片

丸い月は 一本の線
体も 木蓮も 雪も

声は 雷

   
天国は本当にありますか
目の見えぬ老婆はヘルパーの若い男に尋ねる
男は笑顔で適当に相槌をうつ

地獄は本当にありますか
末期ガンの老人絞り出す様な声はドクターに届く
ドクターは聞こえな ....
         140525
私たちは不慣れなので
お日様が銀色になると
涙が止まらなくなるの
ラジオ体操をしながら
涙の滲みを気にしてる
犬も吠えるのを止めて
どうしたのと眺めてる
 ....
また、イスのせい
名のような
となえる声をかかえて {ルビ儘=まま}のみちゆき
昼下がりの野辺は
視界を圧するしろい雲
暑くてあつくて まだ夏のあかし

山本通は一本道
左に傾く舗装に ....
今晩一緒に飲もう
妥協しない責任感と
妥協できない責任問題
抱え込む難問奇問
偏頭痛なんか薬に任して
真面目に一緒に酒を飲もう
俺は人間が一番ややこしくて好きだから
きっと
俺もや ....
きらり
光るトンボの羽根

希薄な虚空を回る
季節

変化するのは
太陽からの距離と角度だけ

無限に近いだ円運動
の (くりかえし)
…螺旋…うんざりする

たった一度 ....
今日の渋谷はいつも以上に渋谷的

スクランブル交差点は青とともに人の海となり
すすみたい方角にすすめない
いつだれに刺されてもおかしくない
ひととひととの距離
まるで心を許しあった恋人のよ ....
私をとり囲む人間のなかで


誰よりも
ひどいひとで

誰よりも
自分のことが嫌い

誰よりも
素直になれなくて

誰よりも疲れている

誰よりも孤独で

誰よりも
 ....
ケータイいじってたら羽生だ羽生だってニュースのタイトルがそればっかりだか .... 彼女はボールさ
丸いボール
たまたま僕のところに飛んできたボール
飛んできたボールはまたどこかへ飛んでゆく

朝日が射して
葉っぱに付いた露が光る

息を吐き、
会社に向かう僕の横を ....
小林峠の近くで
狐が轢かれて死んでいた
珍しいことではない
狐も 狸も 猫だって
だけど道路の端の方で
轢かれたばかりらしく
まだ そのままの姿で
顏だけが歪んで血まみれで
瞬間の ....
ということは 氷は溶けるよ
泣いても 笑っても 溶けてなくなるよ

ということは 水は蒸発するよ
見ているだけで 消えてなくなるよ

それに比べて あなたの存在は
誰が何と言おうと あな ....
アナのアナルを
見てみたいのよ
フジでも日テレでも
テレ東でもいいから
渋いところでは
国営放送の朝の女王でも
構わないわ
とにかく
アナのアナルのシワを
見てみたいのよ
 今度の新商品の香りです

ベルガモット?
でもこれは
紅茶の様な香り


そうかアールグレイ…

もう20年は経っただろうか


  今日もアールグレイよ
  少し元気 ....
友の庭に咲いていた
白いリラの花が羨ましくて
根元に生えた幼木を譲り受け
我が庭に植えた

植えた翌年は庭の隅に
ひょろりと立つだけで
花をつける気配はなかった

何年もの時を費やし ....
多くの人の嘘の上に
不安な楼閣は揺らいでいる
風向次第で逃げ場所も変わり
作り笑いの内に毒を隠す
1.6キロのシーソーの端に腰掛け
ビーカーの中に沈んでゆく太陽を見ていた
感情が理性を ....
美しく光る蛍追って洞窟の中に迷い込んで
どれくらい経っただろう
闇の中を右往左往
すり減った靴底 穴の空いたジーンズ

恐怖で頭から滲む油汗
苛立ってついた悪態が
洞窟の中を反響して
 ....
上手にネズミ描いて消さされている 双子の黄身が出るまで割ろうとしている ぬか喜びの口が唇を割った 入院中の相部屋で
天井の淡い模様をながめながら
暇を持て余していたおいらにとって
それは それは 照れ臭かった
   担当の女性看護師から
   米寿 おめでとうございます と言われ
   ....
長い眠りの蛹の
生まれ変わる朝の
ときめき
蜜に濡れて
去って行く蝶の
涙の滴が描く
飛翔の予感

村一面に泡立つ音は
目を見張り
燃え始めた野火は
往き先を失って
困惑 ....
          整形の外来受診のたびに
    Drは和顔でささやかれるようになった
    「もぅ修田さんの齢になれば・・・」
        (現状維持はやむを得ないと)
    だか ....
いやさなくて
いいよと
それはいう

かなしみは
いやされることなど
のぞんでやいないさと
筆先でなでていく

涙の成分は
瞳に必要なものだという

いわさきちひろの描く
こ ....
つばさがあったころ
言葉を捨てるまえのおはなし

がりがりの背中に
綺麗とは言えないけれど
一対のつばさが生えていて
鉄塔に上り
飛べるかためしてみた

つばさは意思とは関係なくはば ....
何気ない日常にある
心をときめかせてくれる景色

自然が創り出したものは
純粋な心に溶け込みやすい
風通しがいいから

あなたがくれた綺麗なままの言葉
私を光らせる波動を持っている
 ....
毎朝電車に乗ると
犬も猫も狸もライオンも
色んな動物が一緒に乗ってきます
僕はさしずめ犬といったところ
動物たちは黙ったまま座席に座って
それぞれのしぐさと毛色とまなざしで
電 ....

カエルの鳴き声はひっきりなし
奴らの鳴き声のリズムのゆらぎで
僕はクラクラ酔っ払う

そんな奴らが何かを感じたのか
突然一斉に鳴き止み
あたりは
深い静寂に包まれる

耳が ....
命綱が首に絡まって
死んじゃったんだ
昨日
よく覚えてないけど

安心しなよ
怖いのははじめの一歩だけで
あとは鳥になれるって
言われたはずなのに
どうして

背中を押されたわけ ....
嘘で固めた
メールを送って
背徳の恋に
終わりが来た

正午すぎのスタバで
偶然はち合わせた昨日
日差しの下で
初めて見た相手の表情に
嬉しく、哀しんだ
ふたり

そして ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
木白月雪連砂木9*14/5/25 8:22
 弥勒はまだかアンドリュウ314/5/25 7:17
肝を埋めるあおば9*14/5/25 6:52
また、イスのせい「ま」の字2+*14/5/24 23:18
一緒に飲もうichiro...7*14/5/24 23:14
トンボ藤原絵理子5*14/5/24 23:11
静かの海砦希314/5/24 22:59
多才な君へ無花果214/5/24 22:58
ナイター中継延長の為TAT2*14/5/24 21:31
M&...114/5/24 21:18
狐の死ただのみきや20*14/5/24 21:12
ということは。佐白光014/5/24 21:12
アナとアナルの女王花形新次014/5/24 20:40
ベルガモットichiro...8*14/5/24 20:19
リラの花Lucy12+*14/5/24 20:05
螺旋アンドリュウ014/5/24 18:10
希望114/5/24 17:52
上手にネズミ描いて消さされている北大路京介314/5/24 16:28
双子の黄身が出るまで割ろうとしている514/5/24 16:28
ぬか喜びの口が唇を割った614/5/24 16:27
白い狼煙 八信天翁714/5/24 11:43
友へー2014/05/24ーイナエ10*14/5/24 11:20
折畳まれた日録 八    信天翁214/5/24 10:30
水彩そらの珊瑚21*14/5/24 10:08
つばさがあったころ砦希214/5/24 9:51
綺麗なまま夏川ゆう214/5/24 9:06
通勤葉leaf314/5/24 8:39
この静寂ichiro...6*14/5/24 8:00
バンジージャンプ中村 くらげ4*14/5/24 2:10
恋をなくしたおじさんは御笠川マコト014/5/23 23:49

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