風が変わったら彼に伝えて
セイレーンの歌を聴かせてあげるわ
一度聴いただけで夢中になるのよ
海が青く輝いたならそれが合図

やさしくしないであの頃の私は
恋に夢中になりすぎて何も見えなかっ ....
小さな靴の愛おしさを
ときおりこうして取り出してみる
小さな足はもう消えてしまったけれど

バーゲンセールは年々前倒しにやってくる
梅雨が明けてもいないうち
夏服には割引の赤いタグがつけら ....
なんでもいいから尖ったものをかせ
さっきから、昨晩から、頭がわれるようにいたい
原因はわかっている
酒のせいだ
酒を飲みすぎたのになにもしなかったせいだ
酒を飲みすぎるようなことをしたせいだ ....
 虹という虫が
 階段の登り下りをして
 小さい花や小さい花を咲かし揺らす風の足音
 少しの涙や水面に映す幻影を

 髪を撫でる青い空や
 うつ向いた月と話す今日の
 誰か ....
 

液晶が夜をみちびいている
もっと遠くにうまれて
もっときれいに生きたりすることができる
考えるなよ難しい事は、
そう言って、微笑んだりしてやれる
そうやって


来世はずっと ....
このごろ
夜になると
湖の畔で
子がひとり
菓子箱を釣り上げる
歳を尋ねても
教えてはくれない
何度も尋ねる
そのうちに子も
尋ねかえしてくる
人に話すと
誰も信じず笑うが
ほ ....
「KOBOTOKETOUGE」 
            kに

慎みのある 言葉を交わし
慮り、 

意識的に 
無意識に 
知らず 
知らず  

繊細に 距離が 測られ
 ....
多分、この世界のどんなつまらない事も

偉大な事も全て

その全てが合流する地点があって

多分、

僕はそこを目指して

今、

この蛇行する

「人生」という川を

 ....
眠りに降りて
ドアノブ畳んでお別れの準備
ハーモニカのある部屋にいれば
ハーモニカぐらい吹くし
窓がある部屋なら
外ぐらい眺めて見るし

ふらふら動いて
だらだら過ごす
今日が特 ....
いた。
いてくれた。
夏を思わせる涼しげなワンピース。
ひらり、ふわり、重力もひるんだ昼下がり。



約束のエスカレーターの下
ナチュラルに手を振ってくれた、くれた。
 ....
青白い光の中
あふれているのは
誰かの幸せなつぶやき

そこに置かれているものは
ただ置かれているもので
歩みよって撫でても
噛みついてきたりしない
置物の猫のようなつぶやき

私 ....
悩むのは馬鹿らしいことだ

カッコワルイ大人を見れば

それが清々しいほど分かる

カッコワルイ大人たちにも

そんな役の立ちかたがある


感情でたくさんのことを失うのは損だ! ....
おやすみ言えず電波途切れたまま 職業欄に「女優」と書いたおっさんのヒゲ剃りあとが青々 釣りはいらないと言い足りなかった 不器用なカラスも在るだろう
情け深いカラスも在るだろう

愛すべきカラスの在る
可能性を打ち払うがごとく
カラスという言葉の響きには
快さがない

こずるさ不潔さ忌々しさ

 ....
これはひょっとして
解釈改憲で
交戦権まで行けちゃうんじゃないかなって
期待しちゃうんだけど
無理?やっぱり?
そっか、無理かあ
残念!


マッサージを拡大解釈することには
反対 ....
ニューヨークの裏通りを
夜11時に一人で歩いていて
マイク・タイソン風の男に出くわし
耳を噛み千切られて
半殺しにされた上
有り金全部巻き上げられたとして
そもそもそんなところに行った
 ....
髪がのびた頃
くちびるから味はすっかりきえて
してきたことも
なかったみたいになった

鉢植えがたおれた
カーテンがゆれた
足も渇いて
でも
こんな色をしていたか
暑い日は
とりわけやさしくなって
あなたがしてくれたように
わたしをみつけます

汗ばむ生えぎわに
しがみつく指さきに
世界はまだまだやさしくなって
わたしはきちんと
失っていく
恋人を飼ってる
虫かごで飼ってる

無理やり押し込んでしまったからか
すこし
下を向いて落ち込んでいる
体育座りをして

時々かごから出して
部屋の中を飛ばせていると
何度も
 ....
その目が好き
その目が好き
その{ルビ目目=め}が透きとおり‥
じっと据わったその目にとらえられる

ふたつのレンズ
ふたつのシャッターホウル
そしてもうひとつのレンズはあなたの胸に
 ....
大勢集まってきたからって
花見に来たんじゃねえよ
人間を見に来たんだ

大声出して
カラオケとかいうんだって
酔っ払って歌っている声が
山の中腹まで聞こえてきて
でも 聞きに来たんじゃ ....
君が


いなくなった夢をみた

突然消えた夢をみた

私の世界照らす
光が差さなくなっていく

さよなら、を

言う暇も

分かち合った言葉さえ

消すことができない ....
  .
 いきた
  きたい
   たいき
  .
  きたい
   たいき
    いきた
  .
   たいき
    いきた
     きたい
  .
    いきたい ....
燃えている男の髪を写した
だけの
人々

彼らにまったく罪はない
だって
火は人なんかではない
人なんかではないのだから

赤い現象の中心をいったい誰が見るだろう
それは今
まさ ....
グラス一杯の水
どうぞと
冷えたきれいな水
差し出された
透き通る水飲み干し
再び配達へ
照りつける太陽の
止んだ風の街
ありがとう
飛び出した七月
自分に酔ってはいけない
あのころ
きみに酔っているだけで
ことばが出てきたのだ
あるいは酒に
たぶん
ほんとうはどこかにあって
しまったままの
ぼくのことばは
どこへいったのだ
あ ....
あなたは笑顔で泣いている
薄雲を通過した日差しの下
歩行グリーンベルトの上
うつむいて去ってゆく

私は笑顔で泣いている
笑顔で泣いているあなたを見て
かすかに揺れる半夏生の葉を見て ....
空に雲が一つあった その雲は僕らの頭上に
漂いながら大きくなり 数を増やし
空を黒く染め 自分達を雨に変えて
草木や地面 そして僕達を潤わせる
雨が止んだ頃には雲が一つもなくて
数日後にはま ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
セイレーンの歌[group]未有花17*14/7/3 9:43
バーゲンセールそらの珊瑚1914/7/3 8:59
なんでもいいから尖ったものをかせれつら314/7/3 7:08
草案と次の草案と詩と幸せヨルノテガム314/7/3 5:56
じかの熱itsuki114/7/3 4:30
天地無用414/7/3 2:54
小仏峠 「KOBOTOKETOUGE」淡々蓮符014/7/3 1:33
メロディは続くyamada...014/7/3 0:10
サン・スリーパー竜門勇気114/7/2 23:40
約束のエスカレーターの下komase...2*14/7/2 22:50
猫と神森川美咲2*14/7/2 21:54
清々しいウソ吉岡ペペロ414/7/2 21:26
おやすみ言えず電波途切れたまま北大路京介514/7/2 21:10
職業欄に「女優」と書いたおっさんのヒゲ剃りあとが青々214/7/2 21:09
釣りはいらないと言い足りなかった314/7/2 21:09
カラス千波 一也314/7/2 20:41
拡大解釈花形新次114/7/2 20:07
マイク・タイソン風の男014/7/2 19:23
髪がのびた頃はるな614/7/2 16:40
暑い日614/7/2 16:34
虫かごSeia314/7/2 12:05
めⅡGiton1*14/7/2 11:08
花見猿イナエ7*14/7/2 10:51
失恋の夢無花果414/7/2 6:49
Giton1*14/7/2 5:09
がらくたマチネ314/7/2 4:24
天地無用1*14/7/2 2:26
再会nm6314/7/2 0:48
笑顔で泣いているichiro...13*14/7/1 23:44
リィ1*14/7/1 23:27

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