ひと押し
ふた押し
み押しするたびに
深いところから
吸い上げられてくる
手応えがあって
ほとばしる
夏でも冷たい水、水、水
水という命を手に入れるために
用意された
一連の単 ....
金平糖を一つ
あげよう
尻をフリフリ
逃げる爺
猫よ覚悟はよいか!
猛烈な台風
棟上げは明日
あぶらあげはとび
イカルスの鍋
太兵衛は嵐の中へ
船を出す
予習が済んだら
出す物 ....
駅前の
校庭の
オフィスの
アパートの
窓際の
幼稚園の
保育園の
中庭の
商店街の
ピアノ教室の
歯医者の
病院の
職員室の
取引先の
縁側の
交番脇の
公園の
居 ....
短冊に願い事を書く
叶ったイメージを持ちながら
七夕の雰囲気になっている街
天気も良く雲一つない
星空が見えそう
空を何度も見上げる人々
たくさんの願い事が
羽ばたき勢いよく ....
"Welcome to Strawberry Time!"
2年後の新たなシングル。
松田聖子が髪をおさげにして
脚光で躍る。
楽団が高まる。
1987年の春。
彼女の ....
源氏パイがあった
たまたまキッチンの棚を見たら
人目を避けるように
そこに佇んでいた
袋を開け
一枚口に含んだ
ホロっと解けて
甘い香りが
口一杯に広がった
止まらなかった
....
皆が笑顔で
居られるように
皆が元気で
居られるように
皆が好きな人と一緒に
居られるように
仕事が上手く
行きます様に
夢が叶います様に
今日は七夕だから
空 ....
水が氷になると、体積がいくらかふえる
でも水蒸気になると1700倍になる
最近やっと知ったのだが(あまり当てにならない)
そうかそれで蒸気機関車ね
いわゆるビッグバンか何かが
どうし ....
目標という題目の元
いくつもの逃げ道を見つけた。
(繋がりという、選択が出来る行い。)
向かって行った物が駄目な時
抹消という行動に出ようとするが
戻るという行いが出来る ....
ショッピングモールで
娘たちと七夕の願い事を短冊に書き
楽しんでいると
ふと目に飛び込む
誰かが書いた短冊
もう二度とこの世に
生まれて来ませんように
見知ら ....
出来ない・出来ないという気持ちで
毎日毎日過ごすなと
先生は言った・・・・。
「自分の出来ることからこつこつと、物事をやっていくことが一番いいようです。」
これが正しい・あれが ....
「知られずに、終わる物事はかわいそう・・・・。」
見切りをつけた恋。
桜の咲かない受験生。
(地図・コンパス・羅針盤)
アナログ人間だと言う、男の手作業は正確で
ほんの少 ....
そいつは生まれてすぐに
数十年前に潰れた廃棄工場の
錆びた中古車の中に置き去りにされた
有刺鉄線を器用にくぐり抜けた母親は
数時間後に自宅近くで酔っ払ったタクシーに跳ね飛ば ....
留まらない
停めない
滞りない
止めどなく
流れ行く粒に
何か見立てが欲しいかと聞き
くだらないから止せと遮られ
消え行く君に
消えない体に
本当に仕様がない私に
葉っぱが微笑んでいる
もうすぐ枯れて落ちてしまうのに
私達が やがて落ち葉になったなら
どうぞ皆さん 踏んでください
素敵な音楽 奏でましょう
葉っぱは その命の最後にも
悔いは無 ....
.
夏と秋のさかい目の空
黒い鳥の影ふたつ
きのう出ていた鱗雲を探している
.
夏と秋のさかい目の海
白い背鰭 きんに耀くまで
ゆうべ沈んだ太陽を探している
.
夏と秋 ....
.
そうなんだきみは邪な思いでぼく
に近づいたネオンの街角きみは邪
な目的を抱いてぼくとよりを戻そう
としているきみの好きだという真摯な思い
テーブルの上の蒸留酒のように透き通っ
たき ....
.
「好きか?」って聞かれたら、
「べつに。」って答える。
「すごく好きか?」って聞かれたら、
「すごく好き!」って答える。
.
「嫌いか?」って聞かれたら、
きっと涙が出る。 ....
何も分かってないようだ
俺は一体誰なのか
名前くらい知ってるさ
所属も親も年齢も
誕生日だって分かるけど
僕は本当に人間だろうか
人間であって良いのかな
流れ落ちる血は罪の色
罪って何だよ
何の事を言 ....
色恋沙汰のたびに「あ、これ少女漫画で読んだやつだ!」って思う。恋愛のくせにそんなこと、気づかせないでほしい。手をつなぎながら言いかけた言葉を問わないままここまで歩いてきてしまったね。さらけだせないなら ....
りんご姫いちご姫骨の多い魚
子どもの溺れている川に盗まれた傘が捨てられている
繋いだ手から幸せの香り
狩猟生活より農耕生活を選んだのは
富の蓄積だとか食生活の安定だとかが理由ではなく
命の剥奪から逃れたかったからではないか
命の剥奪はひとを満たすのだろうか
幸福とはぼくらのどの ....
持ち上げた指が空に触れ
さらに向こうへ向こうへと触れ
指でなくなりながらなお
さらにさらに触れつづけている
空を貫く珊瑚礁から
裸足の音が降りそそぐ
風が風を打 ....
詩 舌足らず
詩 知ったかぶり
詩 失敗ばかり
詩 四苦八苦
詩 死んでたまるか
詩 しらけちゃダメね
詩 しっかりしろよ
詩 叱咤激励
詩 獅子奮迅
詩 試行錯誤の
詩 支離滅裂 ....
無作為に捨てましょう
身近な物を
涙こぼさず
すっきり出来たなら
あなたは十分に渇いています
物足りて
こころ貧しき暮らしです
メガネをはずそう
まわりがかすむよう
少しは自分が見えるかもしれない
とうとう
頭蓋ドーム内をコンチュウ軍団に
乗っ取られたのだ
先日から始まったW杯は
もはや故郷の国は敗退したというのに
一日中 声援が盛り上がっている
今日の試合は
コオロギ ....
満州国があったらな
王と李と山田と女の山田が
みんな揃ってブラジルに行って
メッシとかネイマールとか
凄い相手に奮闘する
母国の代表選手に
熱狂的な声援を
送っていたかも知れないな
....
1929 1930 1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1945 1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965 1966 1967 1968 1969
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