真っ直ぐ見つめる瞳に映る
真っ直ぐな歩道を
はみ出さずに歩ける人が
この世にどれだけ居ただろう

けれど 道路の白線の中を
歩ける人が殆どで
多分 青信号で
渡ること ....
ずっと辛くて 今でも泣きたくて 喜んでる時も不安で
いつだって悩んでて いつまでも不安で
君に会いたくて 好きで しばらくのあいだ 涙ためこんでた

気持ちが楽になったら そのままでいたい
 ....
焼け跡のバナナにシナモンをかけはじめた 細長く影が伸びる帰り道に聴きたかった声 「しぇけなべいべなぁ」と書くための墨を黙って擦っている 雨の光が近づいている
屋根を何かが通りすぎる
動かない空気のなか
かけらが降り
消えてゆく


灰が灰を縫っている
ひとつのなかのふたつの目
花の生まれる瞬を見て ....
雹かな?と思ったけど、シラウオだった
晴れマークの天気予報が
小魚が 朗らかに ピチピチはねて
アスファルトの下で壊死していた イノチも復活

死者だって降ってきて 必死に飛び跳ねて ....
まよなかにめざめて
カーテンを開けると
青白い馬が
庭をうろついている
少しだけ窓を開け
ライフルをかまえる
胸のあたりを撃ち抜いて
何事もなかったようにベッドへ
そんな夜には
眠れ ....
言葉、夢の如くに

宙を舞い

現実はフィクションの如く

空を飛び

人間達が放つ幻想はどれもこれも

一輪の花ほどの価値もなく

中年男は汚くわめき

 ....
繁みの間から語りかけてくる友だち

幼いころに拾い集めたら
食べるとどもりになるよ
あの子はきっと
食べたんだよ
という子がいた

友だちの中にひとり
どもる子がいた

きみはド ....
食堂の隣のテーブルで姦しいオペレーターの女が言うことには
UFOキャッチャーのコツというのは
二本のアームを、右腕と左腕ではなく
親指と人差し指だと思うことなのだそうだ

実利主義の僕は賞品 ....
真夏の彼方から
静かな夜空へと手前に延びる
扉を開けると
独り涙に濡れている君がいた

ぽろぽろ汗を流しながら
仕事から帰り着いたばかり
ずっと一緒に生きていこうと
伝えた僕は
花瓶 ....
地球へ何の手違いもなく朝と夜がやってきた、


今日という日はすばらしい
後ろに目がついている
後背位でもいつも見られている
サボっていないか監視されている

後ろに目がついている
後背位でもいつも見られている
サボっていないか監視されている

後ろに目がつ ....
いま
ここ
この身に
起こっているコト


きて
ゆく
この世の
トキのほころび


きのうの脳内
傷に気付いて
痛みに至る


明したを超した
時間の軸の ....
いつも午後4時になると
岬に現れるセーラー服

いつも裸足で
そこの海に足だけつけて
泣いてるんだ

どうして 泣いてるか
理由はわからないけど
いつものように綺麗で ....
夜の黒が
何時だって怖かった
だけど僕は知っている
夜空に浮かぶ月を

三日月は美しい
それはもうすぐ消えてしまうから
だから美しい
だから耐えられる

でも新月の夜は無理 ....
風に運ばれて
なつかしい匂いが
辺りを
湿らせる


葉の裏
こもれび
ガラスの小瓶

窓枠
ベンチ
まっすぐな歩道



言いかけた、名前



少し ....
思考と感情の

間で揺れる

ブランコに乗って

追い駆けた空


手を伸ばせば

届きそうな星でも

誰かが困ると

見るだけにした


夢と現実を

繋ぐト ....
携帯電話のディスプレイは
血の指紋であふれている
無数の未完成のことばの指紋
指でなぞれば
嘘に近づく

皮を剥けば剥くほど
なくなっていく野菜になって
うすい記憶の皮膜 ....
釣り上げて 逃がして
逃がして 釣り上げて
ぼくら大口バスが外来種だとしても
これは非道なあそびじゃないか

スポーツだって言うのかい
スポーツと遊びの違いはさっぱり解らないな
いずれに ....
驚嘆すべき青
突き抜けるような青
青のなかに
濃い青と
薄い青が混在し
吸い込めば
胸に広がり
吹けば風になる
山も青
雲も青
星も月も
波も青

青木功も
朝青龍も
蒼 ....
思い出した

深夜放送で読まれた骨肉腫の高校生の女の子の
手紙
中学生の僕は
いのちというものをはじめて意識した
しばらくして女の子は亡くなった
女の子が好きだった深夜放送
僕も毎 ....
きみが教えてくれた黒褐色のたしなみ
変な色のお湯、アルコールよりも腹にもたれる毒液
それなのに好きな人が褥でまどろんでいる{ルビ朱=あけ}の刻、コーヒーを煮立てるのが習慣になると
この見馴れぬ飲 ....
クラムボンは、まだいない。身体浮く浮く中空の。

クラムボンは、死んでいる。僕が飛び込みぐちゃぐちゃに。

クラムボンは、暴れてる。水柱立つ僕の後ろで。

クラムボンは、笑ってる。かぷかぷ ....
大きな会場でライブをする
俺の出番の手前で夢が覚める
飲み屋をやっている知り合いいわく
普通の人たちはよっぽど偏狭で狂ってる ミキみたいに話が通じないもんだよ と言った
普通の人たちか
俺だ ....
僕らは社会の文体を学んで成長してきた
はたまた親の文体に反撥しながらも生きるために
それを受け入れて

今度は自分自身のフォーマットに縛られながら
それとの葛藤にちょっと疲れているのかもしれ ....
フィヒャアー
フィヒャアー

ぼく泣いちゃうもん
ママにだっこじゃなきゃ泣いちゃうもん

フィヒャアー

ぼく泣いちゃうもん
電気を消したら泣いちゃうもん
でも眠い時は暗くしてほし ....
道路に飛べない鴉がいた 危うく轢きそうになった
大人という者は 大人という冠を被ったガキだ
もう短い命だろう この鴉はそんな大人たちよりも
余程 命を懸けて生きている

……
 ....
投げキッスして逃げ去る足にドクター中松のバネの靴
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
当たり前為平 澪214/8/1 16:16
幸せの匂い陽向1*14/8/1 15:58
焼け跡のバナナにシナモンをかけはじめた北大路京介114/8/1 14:33
細長く影が伸びる帰り道に聴きたかった声514/8/1 14:32
「しぇけなべいべなぁ」と書くための墨を黙って擦っている514/8/1 14:32
ひとつ 辿夜木立 悟514/8/1 11:22
「おかえりなさい」るるりら18*14/8/1 9:13
迷信やまうちあつ...114/8/1 8:28
秘密の体験yamada...114/8/1 8:07
ドングリ殿岡秀秋914/8/1 4:55
アミューズメント茶殻1*14/8/1 3:54
真夜中の向日葵[group]りゅうのあく...16*14/8/1 0:47
一度想像の外へKunisa...014/8/1 0:14
花形新次014/8/1 0:10
ほころびシホ.N214/8/1 0:03
人魚姫瑞海4*14/7/31 23:48
月を追って凍月4*14/7/31 22:29
恥じらい千波 一也414/7/31 22:27
夜行スケッチミナト螢114/7/31 22:01
『嘘』あおい満月414/7/31 21:42
大口バスイナエ6*14/7/31 21:40
花形新次314/7/31 21:21
深夜放送ichiro...814/7/31 21:20
コーヒーを教えてくれた ──《コーヒー・アンソロジー》参加[group]Giton2*14/7/31 20:50
はてのすいそうDAICHI014/7/31 18:12
GOD馬野ミキ514/7/31 18:00
おでん屋梅昆布茶21+14/7/31 16:26
フィヒャアー朝焼彩茜色17*14/7/31 15:21
陽向8*14/7/31 15:17
投げキッスして逃げ去る足にドクター中松のバネの靴北大路京介714/7/31 11:45

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