逢う約束をしている日は
お互いに仕事が早く終わる

私の手料理でもてなす
あなたは美味しいと言って
喜んで食べてくれる

二人の夜は魅力的に深まる

喋る言葉に
夜の魅力が付きまと ....

塾が閉まるぎりぎりまで
あなたと競うように
居残り勉強を続けていた

たった二人で閉じこもっていた夜の教室
そのためだけに生きていたような半年間
あなたにだけは負けてなるものか、と
 ....
何処に行くにも二本一組で
助け合って動く足に異変が生じた
左足の指の関節を骨折した
左の指先が大地に触れると
痛みが全身を走り頭に抜ける

医師は左はかかとで歩けという
左足を半歩前 ....
白いごはんと、
お新香と味噌汁があれば
朝はもう、
なにもいらない

そのあと、
インスタントコーヒーが飲めたら
美しい海辺の朝はもう、
なにもいらない

でも太陽と青空がないと困 ....
エロ動画サイトで見つけた
お気に入りの彼女
どうしても名前が分からなくて
途方にくれていた時
神が私に差し延べた一筋の光

「DMM. comがあーる」

ガーン、そ、そうだった!
 ....
遺伝子は さみしがり屋で わがままで

遺伝子は おこりんぼうで 泣き虫で

遺伝子は おのれにないものを欲する

遺伝子は 身長差カップルを作り

遺伝子は 泣き 笑いのカップルを作 ....
豆腐を買いに行ったきり
帰らぬ夫に見切りつけて
妻は子供を兵隊に仕立てた。

子供は戦場で人を殺した。
戻らぬ父と待たぬ母のかわりに
何人も殺した。

そして勲章をもらった。
家に持 ....
私はノイズの集積であり、ここに残される言葉はその中でも特にノイジーなものだ。私は音楽にいつでも憧れていた風の音だった。理性と論理で全てを切り抜きたい欲望のノイズだった。私は絶え間なく逸脱していく。 .... 「パンティ」というシーニュのシニフィアンは
つまり
「パンティ」という記号のそのひびきは
多くの男たちになにかしら希望を与える
明日も生きていこうという勇気を与える
ただしその場合の「パンテ ....
異物混入の原因になるから
何も持ち込めない
でも
結婚指輪はオッケー

そんなバカな
と思いながら
エアシャワーを浴びるのに
朝の工場には
かいくぐってきたものが
たくさんある
 ....
夏、外に出るのは
バカかセミだと思う

18℃設定の
キンキンに冷えた部屋で
ガリガリくんを
かじりながら
人がいっぱい死ぬ小説を
朝から晩まで
読み耽ると
あー、日本の夏って
 ....
突き返された合鍵が錆びついている 日曜日に会えない男がいて残暑厳しい 真夏の葬列めがけ雨雨雨 解剖してみよう
お前は何だ?どんなだ?一体誰だ?

自惚れるなよ
お前はお前の全てを知らないどころか
お前は我々に作られた
自分が自分を作るとでも
お前は思っているのか?
お前は、 ....
エロ動画で
あっ、この娘良いな
と思っても
名前が分からないと
他の動画が検索出来ない

私は貴女のことを
こんなにも思っているのに
何時も同じ体位と表情と声
どうすれば
違う貴女 ....
桜舞う朝のカーテンを
寒いくらいの空調を
二十一時のアンプリファーを
抜け駆けの声と 冷たい唇を

忘れられた片隅で見る
夢のこと

いつか鳴らされるAメジャーを待ちながら

鈍い ....
1 食卓

みんなで食卓を囲む
食卓には
栄養豊富な食事が運ばれ
それを食べて
どうやら私は
育つらしい

けれど食卓には
いつも
一人分の席しか
用意されていない

 ....
感謝してもしきれない 生まれたこと
生きてること

今はただ 僕がここにいて 呼吸をしてる
何かを感じていることが愛しく思う

どうせと投げ出すことが 不安に思える
痩せっぽ ....
道路に生えている草をバッタが食べている
雨はバッタに雨粒を叩きつけるが 必死で食べている
僕は顔を近づけた つかまえてみようと手を伸ばす
バッタというものは手を伸ばせば飛んで逃げるだ ....
日々の中で 一つ一つ「嫌い」を集めてきた

マイナス思考が「好き」になるまで「嫌い」を集めてきた

でも もうやめたんだ

マイナス思考が「嫌い」になるまで「好き」を集めようと ....
 海の大さを知るためには
 一滴の水を
 見詰め直さなければならない

 と、老いた亀は言った

 波打ち際で遊ぶ
 他人の子供を
 呆然と眺める
 僕の足元で

 亀はそう言っ ....
『夏休みをとるのは権利ではなく
ギムです
義務です
大麦でも小麦でもメリケン粉でもありません
精一杯日を浴びて
黒金色になるまで家に帰ってはいけません』
大統領府の前に太文字で鮮やかに記さ ....
弾倉に 真実を こめて
虚偽に 狙いを さだめて
撃ち抜いたが 最後
自分の背 なんて ジョン

商品広告のキャッチコピー
からきみが作り上げた
幸福は あたたかな銃
冷酷な それは暗 ....
ふくらんだ水を光の茎が
幾つも幾つもすぎてゆく
未明を見る弧
水を穿つ小さな火


誰かが径に刻んだものを
何かが触れてはすぎてゆく
粗れた光が歩みやがて馳せ
立ちど ....
歩みのたびに舌を鳴らし
空ろなけものを撃ち落す
工作物を
組み立てては埋める



虹の円の周辺の
終わりの無い見本市
エスカレーター エレベーター
ただ此処だけを ....
無言電話なんかしない
無言電話なんかしない。
そんなことしないから、ちょっとだけ。聞き耳たてさせて。
ちょっとだけ、ちょっとだけだから、あなたの後ろを歩かせて。
こっちむかなくたっていいか ....
{引用=海から星が産まれるように
キラキラとしたものたちの共鳴で
光をつないでゆくように
人は空の軌道を輝きながら渡ってゆく

産まれたときは ふくよかで丸かったものが
未来に時 ....
楽しかった花火大会 ただ一度。

 ビルに隠れて花火は見えない
 河原のほうでやっているのだろう
 あざやかにきこえる炸裂と離散の点綴音

楽しかった花火大会 ただ一度。

  浴衣の ....
駅へと向かう道沿いの一画が

何年か前から空き地となっていた

人々は空き地を横切り駅へと急ぐ

一年を通して一日中 人々が行きかうためか

獣道ならぬ 人間道が出来上がる

春か ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
二人の夜夏川ゆう314/8/9 11:09
高校受験クナリ3*14/8/9 10:34
かかと歩きイナエ17*14/8/9 10:19
なにもいらないatsuch...6*14/8/9 9:58
神の声が聴こえた花形新次014/8/9 7:49
遺伝子の叫び佐白光1*14/8/9 6:58
幸せの庭やまうちあつ...114/8/9 5:24
遺書葉leaf014/8/9 4:10
ひびき浩一2*14/8/9 3:37
かいくぐってnemaru5*14/8/8 23:42
ガリガリくん殺人事件花形新次014/8/8 23:40
突き返された合鍵が錆びついている北大路京介414/8/8 23:23
日曜日に会えない男がいて残暑厳しい114/8/8 23:23
真夏の葬列めがけ雨雨雨514/8/8 23:23
解剖凍月2*14/8/8 22:55
名前花形新次014/8/8 21:26
午睡DAICHI114/8/8 16:33
食事塩崎みあき5*14/8/8 15:16
許せるという誕生日陽向5*14/8/8 14:10
自分に似てるものとの出会い7*14/8/8 14:05
歩み2*14/8/8 13:53
亀の教えまーつん15*14/8/8 12:10
ギムあおば7*14/8/8 7:36
ジョン天地無用2+*14/8/8 2:09
ひとつ 奏夜木立 悟4+14/8/8 1:46
ノート(電迷)[group]314/8/8 1:42
無言電話なんかしない御飯できた代214/8/8 1:39
帰還為平 澪614/8/8 1:18
ただ一度Giton2*14/8/8 0:54
虚構の道佐白光114/8/8 0:04

Home 戻る 最新へ 次へ
1897 1898 1899 1900 1901 1902 1903 1904 1905 1906 1907 1908 1909 1910 1911 1912 1913 1914 1915 1916 1917 1918 1919 1920 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.58sec.