同じ服装をしたサラリーマンたちの服の内側には
めいめい異なった種類の絵画が掲げられている
自分の絵を見せたくて見せたくて
それでも同時に会社の利益のために欲望を抑えるから
せめて外 ....
名刺を交換するように
お互いの身体を交換する
いやッ、
あの
好感覚の感触が
指で 語る
お互いの一日の
良い所々について。
あ、
の
母音を胸に置き ....
ミルクと砂糖で誤魔化して
喉の奥まで押し込んで
苦味も酸味も無いような
そんな物など飲めやしない
白く濁してとろかして
舌の奥まで染め上げて
飲みやすいよう包み込む
そんな物など飲む ....
貴方はどうか 覚えておいて
確かにここに居たことを
貴方はどうか 忘れないで
確かな日々があったことを
貴方はどうか 打ち捨てないで
確かに触れた温もりを
貴方はどうか 留めて ....
ぼくらがこの身体から発して
世界を考え感じている限り
人生にはいろんないやなことがある
それがこの世に生まれてきた証だ
でもこの身体からだけではなく
時代や文化をこえて
....
はじめて見たとき、
歩き方にピンときて。
お互い隠してはいたけれど、
やっぱり同じところが錆びていて。
嬉しくなって、
同じぐらい雨風にさらされて(笑)
同じぐらい錆びついて(笑) ....
伽の無香が音を鎮め
光の皺が
あたたかな色を奪い
さらにさらに喉は渇く
小さな小さな氷河の夜が
常に足元にまとわりつき
骨の空洞を羽に満たす
震えを震えに重ねなが ....
花 ふりつみて
若葉 ふり
蛍 ふりやまず
星 ふりそそぐ
みのり ふりはじめ
枯れ葉 ふりおわり ....
あなたとの戯れに疲れ
白く塗りつぶされた心
もはや何人も入り込む
隙間さえなく息を潜む
生きた屍の日暮に一つ
許されているのは悶え
押し殺す声も言の葉も
漂う風さえ黙している
....
訂正前
叛文の一部に娯起があります。
釘正してお詫び毛しあげます。
↓
帝政中
本文の一部に誤記があります。
訂正してお詫び ....
怖く無い
たいていのコマンドは
古いユニックスのそれで
歴史的にMS社のアレより古い
そもそも「端末」と言う
考え方は
大人数で一台のコンピューターを
共有しようと言 ....
お岩さんを知っているでしょう
そう四谷怪談のひろいん
江戸時代
牡丹燈籠のお露さんと
番町皿屋敷のお菊さんと
三人で結成した
納涼しすたーず
せんたーでうらめしやをしていた
あのお岩さ ....
私、私
僕、僕
僕がどんな一人称を使っても
私の勝手でしょ?
でも一人称が変わるだけで
私は
僕になって
僕が
私になるの
自分を偽り
他人を偽り
世界はこうだとか
....
女王様を縛ってテレビで野球観ている
血を吐いて蚊が死ぬ
仕事のない妖怪が雲を見ている
最近よく夢を見るんです
出兵直前のあなた
居間に堅く座って
じっと私を見つめておりました
いつもらしくないと思っていたら
軍服の釦が掛け違っていたので
やはりあなたはあなただ
と思いまし ....
あの日の海のお土産
S字になってへばりつく
海月の刺傷
海の中で
気が遠くなってしまって
その後は全然覚えてないの
でも確かに誰かに
抱きかかえられて
浜辺に座ったの
目 ....
もうそろそろ
前回の戦争にも
飽きた頃ですが
新しい戦争をするには
手続き的に時間が
掛かりそうなので
そうこうするうちに
完全にアホ人間だけで
構成されるように
なってしまいそうで ....
布団は ばあちゃんの香りがしている
少し脚が不自由だけど 元気で
働き者のばあちゃんが干しておいてくれた
布団は日向の香りが充満している
ばあちゃんは もう年だから
同じ話を ....
カムシャフトや「回る部品」
それには細心の指先を施す
ピカピカに磨くが
それは「抵抗軽減」だと
甚だしい勘違いだ
応力集中
それを除くため
傷 ....
丘に控えた公団住宅を取り巻く
風は脈を沈めていた
光は息を殺していた
盆踊りのやぐらを無視するように
七階の窓からは
敷き布団を叩く音が重たげに─
四階の窓からは
....
美味い話は地獄への片道切符だと思え!
そう思って努力するという決意をした時
あなたは幸福の片道切符を手に入れる事ができる
地味に見えるだろう 悲しくなるだろう
幸福の切符は そ ....
君は世界を蹂躙する
まずは東京タワーを飲み込んだ
次に国会議事堂を
そして、ホワイトハウスを
どんどん
どんどん
君は大きくなって
私の眼では
全貌を見ることが出来なくなってしまっ ....
気にするな蝉の声
気にするな息苦しさ
気にするな心変わり
気にするな生きてゆくこと
気にするな後悔
気にするな能力
気にするな身体
気にするな無念
....
空を見た時旅をしたいと思った。それは空の、もっと先の見えない果てしない旅。そして、そこまで行くハシゴはなくて、きっと翼を広げて大きく羽ばたかないといけない。
でもぼくにもう翼はない、いつの日かど ....
愛を語るにふさわしい
距離がある
夢を語るにふさわしい
距離がある
それゆえ
あなたとわたしには肉体があって
ときどき、響き合う
過去も未来も現在も
その伝播のなか ....
部屋の隅に一つの箱があり
その中に、《詩》が入っていたから
ぼくは意外だった
《詩》の中に世界が入ってるんだと
てっきり
そう思ってた
もしかしたら
ほんとは《詩》の中で ....
朝が訪れた廃墟の中で
瓦の絨毯を壊しながら
黒い土を掘り返した。
奥の押入れに眠ったまま
半分焼け落ちた赤表紙のアルバムでは
今しがた息を引き取った姉ちゃんが
飴 ....
道歩く連合国の末裔を急襲首はね高1女子
慰安婦の抗議集会乱入し金属バット振る高1女子
戦争の悲惨な現実目にしても楽園に見える高1女子
援交で獲物物色ラブホテル帰りは一人高1女子のみ
1892 1893 1894 1895 1896 1897 1898 1899 1900 1901 1902 1903 1904 1905 1906 1907 1908 1909 1910 1911 1912 1913 1914 1915 1916 1917 1918 1919 1920 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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