友達いないんだというのがあなたの口癖
それはただの気分の問題だけど
その言葉でもって友達を減らしているのは事実だ
「無神経」という文字をある日せんせいが黒板に大きく書いた
お前のこ ....
今寝転んでいる布団で
眠るように死にたい
出来れば
最高級羽毛布団にして
床の傍らに
「愛する人」なんかつけちゃって
夢十夜の第一夜みたいに
ロマンチックに死にた ....
僕がもしも男なら
私がもしも女なら
君に抱き締めて欲しかった
そして殺して欲しいんだ
もしも私が億万長者なら、ね
殺し屋を雇って殺してもらうの
とびきり腕の良い人を雇って……
....
咳き込みながらモーツァルトの子守唄
巫女のバイトしてご利益がない
もう家族には戻れない夜のハイウェイ
二人称だった、ぼくは今日。涼しく朝には吹いた。それを感じた。風を。歩いて、まだわからない。なんのために?思うとそうだ。風を。猫はまだあそこで寝てる。ソーダ、記憶。島の。歩いて鉄条網、看板を、ぼくはわか ....
黒目がちな瞳
潤った唇
ピンク色の頬
きめ細やかな肌
さらさらの髪
形の綺麗な胸
真っ白な日傘をさし
晴天の空を仰ぐ
真っ白なワンピースが
風に揺れる
こちらを見て
....
盆
死を垣間見る
生に敏感になる
盆
ぼん
わたしのいぬはしんだんです
あいしていたんですほんとうです
なのにあのこはにゅうがんで
ひとすじにょうをこぼしてしに ....
軽業師。
曲芸の始まり。くるくると観客席を回すのだ。いや、回っているのは軽業師以外の全てだろう。逆回転!これは逆回転だ!。そういった類の句を叫び出すと蓄音機とみなされ退屈なテント外へ放逐されてしま ....
『そのまんこで僕を犯して』
僕には何もないから
一日中テレビを見ている
昨日も明後日もまたきっと
来ないさだから僕の家に来て
僕を犯してくれたら生きた心地が
するさもっともっともっ ....
昨日
テレビで大戦のことを
特集していたので
それをチラ見した私は
あんな悲惨な歴史を
繰り返してはならないという思いにかられ
試しに反戦詩を書いてみましたが
いまいちどうでもいい感じが ....
冷たい水をあげましょう
嫌な記号が消えますように
何もないこの星で
唯一の宝物
冷たい水をあげましょう
昔の歌を歌えるように
君を単なるいきものに
戻すのが僕の夢
虫た ....
ホコリタケの仲間で
外見は小さな脳
これの老菌は食るに不適
胞子が未成熟のものを
「えっ?」と驚く程に美味い
色は淡い黄色でまみれ
少しピリピリとする ....
生活という書式をたちあげる
ブラインドの隙間から
僕の一日がやってきたならば
年月という埃をまとわせ
洗濯機からまっさらな振りをしてでてくる
洗いざらしの理想
ベンジャミンフランク ....
初夏はあっという間
ジメジメした梅雨が来た
緑色の葉が濃くなる
雨に濡れて潤う
自然の美しさを引き出す雨
今日も明日も明後日も雨
梅雨は雨一色
そう言っても
言い過ぎではな ....
終戦の日に69年まえを思う
69年まえのここから
69年まえのここではない場所を思う
そこにいるひとを思う
そして69年まえのひとから
69年まえのひとではない存在を思う ....
君が笑顔で食事している
僕は 朝飯は吐気がして食べる気がしない
友達が結婚したと聞いた時 僕はおめでとうも言えなかった
さらに 子供まで出来たと 思わず すごいねと苦笑いした
....
あなたの目はガラスのよう
誰も受け付けないのね 私だってダメ?
憎いやつ こっち向いて
でも そのガラスの目の奥 入り込もうと
近寄れば いつの間にか割れてる どうして
....
今夜ここネバダ州ラスベガス
シーザースパレスで
史上最凶の二人が
遂に相まみえることになりました
解説の軍事さんに伺います
ズバリ、どんな闘いを予想されますか?
そうですね、両者とも猫 ....
同じ服装をしたサラリーマンたちの服の内側には
めいめい異なった種類の絵画が掲げられている
自分の絵を見せたくて見せたくて
それでも同時に会社の利益のために欲望を抑えるから
せめて外 ....
名刺を交換するように
お互いの身体を交換する
いやッ、
あの
好感覚の感触が
指で 語る
お互いの一日の
良い所々について。
あ、
の
母音を胸に置き ....
ミルクと砂糖で誤魔化して
喉の奥まで押し込んで
苦味も酸味も無いような
そんな物など飲めやしない
白く濁してとろかして
舌の奥まで染め上げて
飲みやすいよう包み込む
そんな物など飲む ....
貴方はどうか 覚えておいて
確かにここに居たことを
貴方はどうか 忘れないで
確かな日々があったことを
貴方はどうか 打ち捨てないで
確かに触れた温もりを
貴方はどうか 留めて ....
ぼくらがこの身体から発して
世界を考え感じている限り
人生にはいろんないやなことがある
それがこの世に生まれてきた証だ
でもこの身体からだけではなく
時代や文化をこえて
....
はじめて見たとき、
歩き方にピンときて。
お互い隠してはいたけれど、
やっぱり同じところが錆びていて。
嬉しくなって、
同じぐらい雨風にさらされて(笑)
同じぐらい錆びついて(笑) ....
伽の無香が音を鎮め
光の皺が
あたたかな色を奪い
さらにさらに喉は渇く
小さな小さな氷河の夜が
常に足元にまとわりつき
骨の空洞を羽に満たす
震えを震えに重ねなが ....
花 ふりつみて
若葉 ふり
蛍 ふりやまず
星 ふりそそぐ
みのり ふりはじめ
枯れ葉 ふりおわり ....
あなたとの戯れに疲れ
白く塗りつぶされた心
もはや何人も入り込む
隙間さえなく息を潜む
生きた屍の日暮に一つ
許されているのは悶え
押し殺す声も言の葉も
漂う風さえ黙している
....
訂正前
叛文の一部に娯起があります。
釘正してお詫び毛しあげます。
↓
帝政中
本文の一部に誤記があります。
訂正してお詫び ....
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