夏が終わる
なんでこんなことになっちゃったんだろう
夏が終わる
なんでこんなところまで来ちゃったんだろう
『ラスト・デイズ』という映画を
最近観ました
夏が終わる
その前に
もう一度
....
どんな慰めや労りも
「キイキイ ガアガア」
としか聞こえないかもしれない
そんな「キイキイ ガアガア」でも
ないよりはましだったと
思える日が
いつかあなたにも
ぼくのすむ 高台の丘は みはらしが素晴らしい
ある風の強い朝 庭の柵がこわれて
ぼくは 外の世界にでた
雨の日 ひさしのない場所ですごす
すこし 野性をとりもどす ....
苦しむ決心
動く決心がつかない
私の名前は
中途半端サンドバック
動けば自分の堕落ばかり目につき
本当の自分とか見つけようとする(笑)
打たれ強いわけなく
足が生えたりもしな ....
誰もいない
立っていた 街の中に
立っていることを特に意識することもなく
そこに 立ちつくすこともなく
夏がはじまり
目を閉じた僕は
目を 閉じたまま
また 冬が 来る
な ....
けずれて少なくなった消しゴムは、
いつも終わりがくる前に無くした。
使われた最後を想像する。
電光掲示板に流れる人身事故。
けずられてなくす前に無くした。
バナナを踏 ....
その汚いものに触れたときに
少女は腕に黒い水玉が無数に散らばったのを想像した。
破裂した水道管に横たわる猫。
輪切りにした水羊羹に指が詰まっていた。
症状は進行し、先端から落ち ....
夏の日差しをつめた小さなガラス瓶
机の上に ぽつり
砂に埋める勇気もなくて
今日は本当についていない
朝から君は口開かずだ
ずっと僕に背中を向けている
「お前さんには顔見したらん」
と言わんばかりに
なにか悪いことしたか
なにも覚えていなくて
す ....
賞味期限切れのクロワッサンを
もったいないからと君がほおばった
テレビの画面では焼き直しのミュージック
チャンネルを切り替えて いつか聞いたニュース
1000年前から飽きている
降っては ....
{画像=140913144617.jpg}
僕たちはいつも何かに憧れ
僕たちはいつも何かに付き従っていた
特別な何かは空虚な私を満たして
あたかも違う何者かであるように
僕た ....
こんな夜には
ラジオを聴いて
はやくきえたい
傘にあいた穴
指をつっこんで
あるく阿呆
くすぐり放題
地球も随分柔らかくなりましたねえ
雨の度に土砂崩れするなんて
あの触れ合えば割れてしまいそうな
カチカチだった国もね
この頃再び難くなってきたかと
心配しているんですけれど
ま ....
病んで銀河の果て
電池切れるまでオモチャ動いている
師弟見る目が腐ってやがる
哀しみは河の流れのように
流れるけど
僕はせき止める事が
できるだろうか
もしせき止められないのなら
どこまで
どこまで
流れて行くのだろうか
それを見届けられるだろうか
河は流れる ....
なかば開かれた窓の傍ら、
揺り椅子で膝を抱えあなたは風を舐めている
なにもかもが 透明なジャッカルと化して
あなたの内なる屍肉を貪っているのだろうか
みどりいろの西 ....
大きなサングラスをして
真っ黒なロングドレスを着たサマンサが
乳母車を押しているのだが
中には何も無い
「何してるの?」
「言ったら嘘になるから言わない」
「そうやって逃げるの?」
....
風が行方を恐れて動こうとしない
ベテランの風が言った 「行方を考えるな行方は君だ」
動いたら行方になるんじゃない 行方は君で動くしかないんだ
夜空に迷子の鳥 記憶喪失で夜を駆けている
花火の音に驚き 目を瞬かせる
その瞬間 記憶が蘇る 「何やってんだ俺」鳥は夜空に叫んだ
くたびれた首が顔を罵っている 目の向かう先はいつもお前
顎で隠れて見えなくて 重い自分の身にもなってほしい
口が大声を出した 「ほら! お前のおかげで声が出る!」
夏にはぐれた神鳴雲がひとつ
ぽつんと漂う空
雲は、雲は、やって来たのに
大きく大きくなって やって来たのに
酷苦の炎天を 猛暑を
掻き消してあげたくて
やっと辿り着いたときには
夏 ....
細長いため息を吐けば
雨になって壁に突き刺さる
仮面を剥いでも
表皮が乾いた途端また
次の仮面が顔を覆う
背中に羽根が生えたせいで
バランスが取りづらい
かさばって満員電車で邪魔 ....
140831
私のことですか
振り返ったが
誰も居ない
いつもの幽霊か
亡霊だろうと
気にしないで進む
私以外に
私のことに気を使う暇が
あるわけ無いジャンと
....
たまに私がする、お風呂の入り方
オリジナルだといいな
湯船に浸かってからのお話です
それ以前は自由です
湯船の温度は
42℃くらい
ちょっと熱めのお湯なんです
湯量は
いつ ....
胸に手をあてる。
指がゆっくりと心臓に近づく。
きいたことのない、
初老の声が響く
(自身の内へ
精神の内へ入りなさい
そこに、
求めているものが
必ずあります ....
ぼんやり開いた窓から
生活の群体が 声とも
匂いともつかない無数の触手を忍び込ませ
夕べを小さく折りたたんで往く
界隈のステテコ爺のように
この胸を徘徊する諦めの ブラシのような足音
持ち ....
●→PM2.5下にしばらくいた鼻くそ
○→乾燥した鼻くそ
■→鼻血混じりの鼻くそ
♪→鼻歌混じりの鼻くそ
てめえ、こんなクソつまらないこと
ばかりやりやがったら
10年間監禁してやるか ....
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