何か違うことを知っていた
諦めない心というものが勝手に
野心と希望に結びつく
人は一億人以上いるらしい
世界中だともっといる
でもここには少しだけ
十人と一匹
些細な夢も嫌味もす ....
何億光年前から
あなたが生まれるの
ずっと待ってた
よかった 元気そうで!
宇宙の中の片隅の
銀河系の端くれの
太陽系第三惑星の
小さな島から
あなたを見つけた時
も ....
石っころがなみだできずにいる
こんなに乾いていても
空よ、いま降ってくれないか
一行の意味を問う
わたしのために
心にぽっかり空洞が出来たみたいだ
幸せとか不幸せとか関係なく
不思議な気持ちです
小さい見えない
物です
感情を殺して
風が吹くこと
歌を歌うこと
詩を ....
粉雪が
路地裏で密談をしかけては
欠けてゆき
書物の名前を尋ねる人
でした僕は
あの秋
黒髪の少女と
制服を着飾る術を知って
いつまでも
知りませんでした
「おはよう」で始 ....
春夏秋冬と指折れば余る
小指のか弱さと引き寄せ合ったのだろうか
団地の片隅の淡い木陰に埋もれながら
小鳥が一匹 翼を広げて死んでいた
この空に雲があったとしても
自らの質量にも気付かない ....
卓上に散らばる
コーヒーの空き缶に
薔薇を一輪ずつ挿していっても
傾いた地軸を
取り巻く空洞に代わり
充溢すべき季節など
ありませんでした
生きていると
友達を一人ずつ失くし
て ....
軽快にステップ踏む奴に
足を引っ掛けたら
倒れて何だオラア!!
となったけれど
きんぱっつぁんが
割って入って来るから大丈夫と
たかをくくっていたら
意外と傍観されたので
ひどい目にあ ....
捨てたのは
わたし。
夏休みの
別荘ぐらしがおわる日に。
都会にかえったきみは
わたしと暮らしたことさえ忘れてしまう。
捨てたと思っているわたしに
捨てられた、と気づかないま ....
何もしなかったので
楽しそうな人たちが妬ましいよ
なぜかそれも選んだようで
自分がわからない
鳥たちの声に嘘は無い
森の中に水が溢れる
人はなぜ死ぬのか
いつも、忘れたくないよ
....
それなりに成績は良いほうだけど、
発想力とか推理力とか、
所謂持って生まれた知的能力はおそらく平均以下。
それでも頭良い人の振りはできちゃうの。
最近読んだ本に小難しい小説を挙げてみたりね。
....
あべ静江と
安部公房と
アベベ・ビキラ
と阿倍定をミックスしたら
かなり凄いものが
出来上がると思う
それが出来ないのは
消費税の上げ方が足りないからだ
消費税に消費税を掛ける
無限 ....
遠い遠い向こうに
あると信じて進むだけの日
彼の癖をなぞるように
右手の温もりを思い出す
好きだった笑顔はそうだ
どんな時も私のためにあった
いつか喉を塞いだのも
唇が閉じて ....
鉄塔の上に 留まるハト
箒を持った手を休めて あなたが言う
「あすこに ハトが いますよ」
ハトとは 人ごみと駅前と 豆の似合うアレか?
尋ねると 否と笑う
ハトはハトでも ....
手の中に
ひとしずくの、すべて
空から降り
降り積もる、膨大な空白
無人の乗用車が飛んでくるので
僕は少し肩をすくめて歩く
アスファルトの
ちいさな粒子のひとつひとつが
轢き殺 ....
数えて
指折り数えて
たどり着く
あなた だなんて
激しい飢えがある
研ぎ澄まされた刀に
腹をえぐられるような
鋭い痛みがある
確かに俺は致命傷を受けた
でもこんなんじゃ終わらない
終われないんだ
運命が俺に挑戦するなら
俺が運命に復讐 ....
ずっと、
戸は開いていたが
入ってくる者はない
おまえの魂が、刻一刻と
アケビの形に変わっていくのが
ここから見えているだけだ
夜以外の時間を少しでも
....
幹はとても太くて濃い
樹齢とか想像もつかない
違う。
黄色い花の名前はわからない
元々つけられていないのかも知れない
違う。
昨日の雨を吸い込んだ土
かさかさに乾くのもじ ....
いとおしくてあたたかなかたまり。例えるなら生まれたばかりの赤ん坊。訳もわからないまま抱きしめたくなる。愛よ、それは。名前は日だまり。
重ねても重ねても重ならない、色。赤は赤だし黄色は黄色。追い ....
月を呑み込んだ僕らの影ひとつバターのように溶ける
別れの言葉が夜明けを待っている
薄紫いろの軽自動車
後部席のドアに開いているような影
だれか乗っている人影
それをぼくは
喫茶店で
珈琲を呑みながら
見ていた立ち上がったそれきりだった
....
悪い噂は
広まりやすい
それが
己の護りになるなら
悪い噂はなお広まりやすい
悪い噂は
曲がりやすい
だれも
ほんとを求めないなら
悪い噂はなお曲がりやすい
....
わんわんと吠えるのは我が心
わんわんと泣くのは我が犬
わーんわん
わーん、わん
哀しい犬があとをついて来る
泣きながら、
涙を流しながら、
犬の涙は人と等価なのだろうか
その涙 ....
[懐中?海藻。]
クラゲという言葉が好きだ。愛している。だが、頭の中に浮かぶ
くらげの姿は大体グロテスクだ。他でもない、グロテスクだ。も
う一度言おう、グロテスクだ。可愛くはない。だ ....
女性の約8割が
フェラチオ経験者であるのに
対して(歯を立てちゃダメだって!!)
男性はその半分の4割にしか
満たないのは(もうちょっと先)
単純に特定の男性にフェラチオが
集中している( ....
歯ぎしりしないよりは
するごまめでありたいと思う
井戸の底から出られなくても
空を見上げる蛙がいい
賢い猿になれずとも
見て聞いてものを言い
出ないより
出る杭でありたい
....
ぼくらはアリだ
アリより小さいかも知れない
命さえ持たないものなのかも知れない
宇宙から覗いてなにが悪い
ぼくらは命さえ持たないものなのかも知れないのに
アリが儀式をして ....
洪水の後の濁った水に
どこからか虹がそそがれる
十一月の坂を
十一月の海を
去ってゆく影
灯りのはざま
肺の宇宙
咳き込むたびに
色を失くす径
焦 ....
1807 1808 1809 1810 1811 1812 1813 1814 1815 1816 1817 1818 1819 1820 1821 1822 1823 1824 1825 1826 1827 1828 1829 1830 1831 1832 1833 1834 1835 1836 1837 1838 1839 1840 1841 1842 1843 1844 1845 1846 1847
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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