家族は血のつながりであり、歴史のつながりであり、土地のつながりであり、愛情のつながりである。家族を泉として、そこからつながりが徐々に遠くへと流れ着いていく。血のつながりは遠い祖先の瑞々しい表情にまで脈 ....
ブログを書くという行為は白紙を黒いしみで汚していく行為であり、無垢な幼児に有害な社会教育を施す行為である。何も存在しなかったはずの透き通ったウェブ空間に、自らの存在の汚れをなすりつけていく。人間は存在 ....
(善いものも悪いものも美しいものも醜いものも高いものも低いものも、平に成りますように、祈りを込めた反証)
8-octo Pulse
紙に記された文字を読み上げる
それは神示、
拍動を失 ....
わしも生きたいヒメツルソバ
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬
大声で笑う鶴を蝶々結び
猫の寝息は
眠りの根
夜もよろめく四つ脚お化け
可愛い蛙は冠おろし
月をまるめてまたあした
雨樋は 壊れているので
わたしたちは
きちんと運ばれることができません
愛してさえいれば
正しくなくても
許されると思っていた
傲慢でも
思っていた
ひとつも本当でなく ....
あるものと
ないものを
お風呂に並べて反省会
ありすぎて
おぼれそう
よくみてカガミうぬぼれる
今日を流して
眠るしかない今夜も
やさしいを考える
むずかしいからすぐ眠れ ....
ダージリンティーに
浮かんでる小指の面影を
タンバリンを割るみたいに
掴んでおきたい
二階堂って名字が
妙にイカすから
ツーバスを踏むみたいに
連呼してやりたい
きびだんご作ってよと
....
ある男は言った
俺は不幸だ!
美味いホットサンドが食える喫茶店の場所を忘れてしまい狂いそうだ!
愚かしい馬鹿げた話に聞こえるがこれは真実である
ある女は言った
私は幸福よ!
....
冬
誰もが道行く姿に目をみはった
くすんだ家並の下町
それは何よりも奇異に映えた
女は山の手の私立病院に通う
病人ではない、看護師で
給料とボーナスを貯めて八年
恋人のひとりも作ら ....
エロについての
何かを言うと
知らない間に誰かを傷付けて、流血させていたのかも知れない
巷には
ストロングスタイルのプロレスの嵐
対抗する側には
身近な場所でプロレスをしようと志す「俺達」 ....
誰も彼も
生まれてきたからには
なにはともあれ
生きねばならない
お腹が空いたら
なにかを食べよう
眠気がさしたら
どこかで眠ろう
死ぬまで生きよう
なにがあっても
....
偉い人よ
子供の頃僕の人生は
普通に学校行って
普通に仕事して
普通に結婚して
普通に子供が生まれて
普通に年をとって
普通に死ぬ
派手さはないけれどそれなりに
幸せな人生を送る ....
イヤミのシェーと
ゲゲゲのゲーと
じぇじぇじぇを
組み合わせた
こんな素晴らしいギャグが
危険ドラッグのお陰で
生み出せたのだとしたら
やはり危険ドラッグは侮れない
惜しむらくは
....
君と歩いた坂道を
僕は今歩いている
初めて手を繋いだ夕焼けの坂道
自転車の後ろに君を乗せて汗だくになった漕いだ坂道
ケンカして黙って歩いた坂道
泣きながら手を振りほどいた君の後を歩 ....
春になったら握り飯をもって山に行こう
ほつほつと出狂う山菜たちの
メロディーを聴きに
ポケットの中には手帳と鉛筆をねじ込んで
いただきに立てば、ほら
風が眠りから覚めて
息吹を開始する
....
おもい
おもい
だして
ゆび
くち
いと
くびに
ほねに
にしび
ささやく
ずっと
とおい
うみで
きえていった
みどり
さがして
さがしても
....
丸ごとの白菜は
野菜というよりは
赤子のような
生きている重量があって
大切な預かり物のように
抱きかかえれば
ここは冬の入り口
ひと皮むくごとに葉は
正しく小さくなる
まるで
....
平日、休暇を取っていると、人々の鳴らす機械音が遠くから聞こえてくるようだ。みんなが労働という祭りをにぎやかに執り行っている、その祭りの囃子が風の具合で届くのを遠くで聞いているような気がする。友 ....
砂埃にけぶる視界の片隅
蜃気楼に揺れるあの故郷
滅びても尚地を支配する
星々の暦は古い約束
果たされない理由を求めて
地図に無い砂の道を遡る
馬の鬣を撫でる渇いた夜風
砂にくぐも ....
ある夜 それはそれは窓の会話がひどくうるさい夜に
乱暴な風に乗り なにかが天井から落ちてきたようだった
パーンと心地の良い音を鳴らし 森丘の低い頂上にやってきた
あたりは靄がかかるように ....
明日の俺の背中を追う
夢へ舵きる今日を生きる
涙がかけた虹が消えない
泣きはらした顔を凍らせたいのに
きれいな星がぼくのそばに
どんどん墜落する夜で
つちぼこりが目に染みる
感受性を死守したいだけ
ぼくの左胸に生える樹も
切り口からどろどろと泣いてい ....
テンドロイの音を聴く
……………………………。
まだ聴こえてる
……………………………。
鼓膜が音のネガを見つめてる
………………………………。
....
色褪せた
黴臭い絵葉書に
かつての
恋人へ向けて
近況と
思い出と
感謝と
文句を
編んで
正して
埃を払い
敷き詰めて
勇気の
すべてを
流し込み
届けても ....
中指がスマートフォンの画面こすっても音なんかでない
たぶんそれが重星だったらチキチキって音がする
近づきすぎたらキチキチキチってのに取って変わるから
ラーメンがのびる前にそこの箸取ってよお願い
....
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