雪はいつ降るのだろう
いつもならもう降っている
暖冬になるとか
ならないとか
よくわからない
今年は本当に暖冬かもしれない
そうは言っても冬だから寒い
たくさん着込んで過ごす ....
さようなら 罫線の檻のなかで
疵になって庇う
今日の予報は雪だから
紙の片隅に 小さな文字を連ねて
誰かにとってかわるまで
あなたの日々の目印に
わたしは金の栞紐
荒涼と風吹きすさぶ丘に立ち
肌打つ風さえ気付かずにいた
冷たい寒いとふるえを感じつ
次第に惹き込まれていく吾身
次第に何も感じなくなった時
雲はムーアを覆い私を覆った
荒涼 ....
{引用=得意ではない、
飛びかたをためしていた鳥の、
シルエットを真似て、
あるいはそういうタイトルの、
詩をかいて、
昨夜の微熱は冷えて、
花びらのような咳をした、
踏切がおりたままで ....
もってまわった言い方というのは
たいていの場合は頭が悪いか
あるいは何かをごまかしているか
さもなければ慇懃無礼かなんだけど
たまに誠実さゆえに
そうならざるを得ないという場合も無き ....
君がもしもシンデレラなら
うっかり者な僕はガラスの靴を
うっかり落として割ってしまうだろう
君がもしも白雪姫なら
悲観的な僕は涙に溺れて
君の隣で溺死してし ....
いやだなあ
濡れると冷たいから
多分ね
綺麗に見えるようになったんだよ
彼は言った
月が綺麗なことはむかしから知ってる
けれど
そうだね
色んなことが過ぎて
声も失った
あの時 ....
天界から堕ちてしまった天使である君を
ただ僕はうっとりと見惚れていた
まるで真珠のように白く輝く涙を拭ってあげることもできずに
それはとても甘い香りを放つ薔薇の棘みたいだった
羽を失く ....
おまえは
いつでん
ドンカッチョんごて
目んまえのもんに
ガッバッて食いついて
辛抱ちゅうもんを知らん
だけん
いっちょんよかもんのでけんとたい
のさりたい
神さんのごたるひとの ....
狸の死骸を突いている鴉は
国道の真ん中で ダンプに踏み潰される
黒い羽は飛び散って
自分も狸と同じように 一塊の肉になる.
通り過ぎる助手席の婦人は 眼を背ける
汚らしい物を見て ....
Happiness は どこに あるのだろう?
Money の呪縛から 解き放れたとき
ぼくらは きっと
自分の Happiness を 見つけられるだろう
だから もっと Slow に ....
無限大をよこちょにかぶって
生真面目な顔して散薬を調合する
あるいは坩堝をかきまわす
半分だけ金に変わった銅貨が
あなたの夢想を具現する
それが真実の科学の結婚で
あなたの欲するも ....
もしも今までに負った傷跡を無くせたなら
傷1つない綺麗な身体になるけれど
それで本当に綺麗と言えるだろうか
心に傷を負ったからこそ
前に立ち向かうことができる
身体に傷を負ったからこそ
....
春待月の かぜとひかりょ
街はずれのプロムナードでは
ゆっくり 踏みとどまって
奏でてくれないか
ベートーベンの交響曲「田園」を
たとえ 家並みをそそく ....
いたずらにたらした
記憶の糸を
時計の針が巻き取っていく
日をめくる度
からえずき
捩る様にして
喉潰す
時間は止まらず続くから
あとどれくらい
息が続くのか
頭がドクドク
嗤っ ....
世の中のほとんどの差は
直接か間接かの違いだって
森博嗣が書いていて
集団的なんとかと個別的なんとかも
間接的と直接的とすれば
よほど分かりやすくなるのにと思った
間接 ....
今度の選挙で
もし安倍政権が
続くことになったなら
日本は
歴史の過ちを
繰り返すだろう
こんなはずではなかった
話が違うと
気付く時には
手遅れに…
この道しかないな ....
すべての既得権益を守るのが
保守だって
昔、鎌倉に住んでいて
自刃したおじいさんに聞きました
だから改革なんて
一言でも口にしたら
そいつは保守ではないんだって
僕は気分的に
成り ....
蒼く青く人・人・人無数の人青く碧く
蒼く青く見物人・紳士・恋人・貴婦人青く碧く
蒼く青く丸い輪郭・二本の線・
形状の違う輪郭・二本の太い線・青く碧く
蒼い青い空一つ空青く碧い静止し ....
人生一度きり。んなのわかってる!
今日は二度とない。んなのわかってる!
無名人から有名人までご丁寧にアナウンス。
自己啓発書からJ-POPまで頻繁に大合唱。
言われずとも、 ....
朝陽に差された紫煙のぐるぐるが
思考のぐるぐると混ざり笑いえぐり
頭に定着した
今更言うのもアレだが
素晴らしい。
音楽と振り付け。
全てが調和。
主題に選ばれるエピソード。
陳腐な時もあるが、踊りにはかなわない。
誰が彼女や彼の踊りを批判するか?
今日も美しい踊り ....
討つべき敵は誰なのか
刀を飲むような思いで
それを探して
それを探してきたけれど
討つべきは我が内にあり
討つべきは我が内にあり
ある晩眠れなくて暗闇の中でウダウダしてたらフードつきの長いマントを被ったシャレコウベがどこからともなく現れて「こんばんわ」なんてかすれた声で言いやがる、おれはてっきり死神がお迎 ....
辿り着いた場所
0:06 2011/02/20_2011.4.12.
誰かがギターを弾いている 誰かがその音に合わせて踊っている
誰かがヴァイオリンを仕舞っている 誰かがドラムを壊してい ....
私を分解していくと最小単位になる
例えば指先で
それは今も起こってる
人間の淡い輪郭
手をつなげば数千兆の電子が移動する
水溶性キネマ
記憶の階段を一段一段昇るたびに
潮のように満ちてくる
おじぃちゃんの机のうえには
馬の毛
たぬきの毛
頬にやわらかいリスの毛
お米にも描けそな ....
お前たちは
自分の事しか 見えていない
先に 伸びるのか
横を 蹴散らすか
腹を 下すのか
三者三様だけれど
三人寄れば文殊の知恵だと
忘れてる
蹴落とす ....
茜さす静謐な光をたたえた水面に
試しに言葉を浮かべてみたら
小さな波紋を伴いながら
向う岸まで流れていった
齢幾千と見紛う樹々の足下を抜け
鬱蒼と茂るシダを踏み分け
漸く辿り着いた湖畔 ....
月のひかりが
ぼくのとこまで染みていた
あお黒く白んでいた
その月明かりだけを頼りに
ぼくはクスリを探していた
ぜんぶ誰かが通った道だ
ぜんぶ誰もが通った道だ
....
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