ジャングルの奥で虎を殺したことがある
映画みたいにこうさ
ダチョウは身振りで示す
いつも死と隣り合わせだった
まっすぐ伸びてゆく入道雲
ハウスの中のトマト
熱帯の乾燥させた ....
目を瞑っていると
死んでいるように見える老人
狂おしく時が抜け落ちる感覚に
急いで電話を握りしめた
あなたのいる世界と
いない世界
ふたつ世界の狭間で
軋む心
初夏 ....
みんなが集まるひは
大きな鍋料理
ぐつぐつ時間も煮込んで
距離も湯気でみえない
いやなやつも ことも
過去もあしたさえも
ふたをして煮込めば
あらたなとしがはじまる
大切にしていたなにかを
ずっと大事に握り締めていたら
手あかで汚れてしまったので
水と石鹸で洗ってみたら
すっかり色落ちしてしまったので
乾か ....
くしが髪をとくように
そそぎこまれた陽の光を
たたずんでいる 木がかたどります
枝葉で すくっても すくっても
こぼれた思いが 根元に揺れて土を明るくし
なぞり のまれゆく愁いに
は ....
きみが奥さんを残して
年の瀬も押し迫った雪の日に
ひとり先に逝ってしまったと
知ったのは娘さんからのメール
一昨年の夏
共通の友の斎場で会ったときには
「お互いいい年だから葬儀には来 ....
太郎の家にも
次郎の家にも雪降る中を
黒いカラスよ突っ切って行け
渋谷駅前で知り合った
有働由美子似の
電力会社系OLと
道玄坂のホテルで
新年を祝う
そんなとき
必ずすることがある
世界中の人が
みんな幸せでありますように
そう祈りな ....
喉笛が吹かれて
動物が寄ってくる
空に豆を撒こうとして
油染みた紙袋に
砂利しか入っていないのだと気づく
もうこんなことはやめようか
誰ともなくひとり
ひとりがひとりを重ねて
織り合わ ....
ぷく
ぷくぅ って
ふくらむ おもちの
アツアツで
びよーんと 伸びて
早く ほら 早く千切んないと
落ちちゃうよ!って
思う
お椀の中の しあわせ
ぶつけられたバースデイケーキの隙間から
新しい時代が僕におはようとはにかむ
遺伝子組み換えの紙吹雪が散ったそばからへばり付く
怪物と科学のジャムセッション
尖りまくった感覚神 ....
子どもの頃
お天道様は何時もぼくの行為を
見張っていた
そして
お天道様は意地悪だった
自転車の二人乗りをしていると
石ころを置いて ハンドルを揺らし
転倒させるのだ
倒れながらち ....
ペットがクリスマス後に死んだ
浮かれた私が
気づかないうちに
彼がいた場所
その空間を踏まないように
歩く家族
さみしいね
普段言わない言葉を
それぞれがぽつりもらす
皆様に「あけましておめでとうございます」と
新たな年でございますから私も進歩せねばと
だけれどもそうなのだけれど少しも変わらないと
明日には変われるかもしれないとの希望を抱き
ギラギラとめんた ....
そのいざないにわたしは応えた
いまがそうなのだと
待っていたのは
鉛の、枝折りのようなものだった
視えていても
視えていても
視えていても
Ka-san Ka-san Ka ....
とても程よく蹲り
(傍からみれば)
何を乞うているのだろう
(愛なんだろう)
影を鞄に仕舞い込み
その一歩はいつか遠くに
浚われていた
flots de la mer
白くてまばゆ ....
これはマグ
最後の発声として選んだのはそれだった
(愛、じゃなかった)
汽船はわたしを運ぶ
思い出の島まで
心のなかだけで繰り返していた
私が人を殺めて逃げてきたこの町では、もう長い間新年が訪れない。新年は何か巨大なトラウマのように忌避されていて、人々は年が変わる頃決まって不機嫌になる。大きな街道から海へ向かい、山と山に挟ま ....
足元まで
まっすぐ伸びる光は
新しい陽だ
地平線よりもずっと向こうまで
伸びている、終わりがない
直感で分かる
少年少女を照らす新しい陽は
希望の光か 影の援護か
....
眼下に広がる雲の海の中
輝く虹を見つけて思い出すのは、
父なる神の約束の言葉
決して、私達を滅ぼさないと言われた言葉
「私は雲の中に私の虹を置く」
雲の中に煌めく
神秘の瞬 ....
うらがなしさに気が付けば
亡霊どもの行脚である
呆然としていた私の元に寄ってきては
かと思いきや全くこちらをうかがうだけであったり
それは母を捜すこどもの様で
ぼうれいはいえへかえりなさ ....
今日が終わって新しい明日に
なることに対して何も感じないが
今日が終わって新しい年になると
物凄く不安になるのはなぜだろう?
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橋の上に
貴方以外の人が居ない
只、雪と泥ばかりが撒かれ
汚れているところを引摺っていく
ながく、頑是ない、貴方の靴
細やかなことでいい
すごくすごく
細やかなことでいい
見間違わずに
真っ直ぐに
一つの間違えも
一つの罪悪感も
素直に見つめて
その素直さで
細やかなことでも
一つの幸福に
....
海と空の狭間
その素晴らしいグラデーションの上に
神様が気まぐれに置いた白
ああ、なんで、こんなに美しいのだろう
ああ、なんと愛しい世界なのだろう
この、奇跡の青い星
光陰矢の如し
またはキングクリムゾンの如し
テレビに映る見覚えのあるワンシーン
今年の正月特番の再放送だった
子供の頃は毎日が満たされていたから
一日一日が長く感じられるんだとか
そん ....
生きるも死ぬも自分次第でありますが
死んでくれと言われるよりは
生きてくれと面と向かって言われた方が
わたくしは嬉しいのであります
わたくしには愛しい想い人はおりません
わたくしには守る ....
泣いて謝るくらいなら最初からするな
礼節をわきまえろ
自己満足の罪悪感ほど迷惑なものはない
堂々としていろ
そしてあいつに礼を言え
陰茎と陰核の
勃起比べをするのなら
今夜がいい
今夜こそいい
税務署員が
訪ねて来た
この忙しいときに!
「あなたは一年の
勃起回数の割に
納税額が多すぎます」
そんな ....
1777 1778 1779 1780 1781 1782 1783 1784 1785 1786 1787 1788 1789 1790 1791 1792 1793 1794 1795 1796 1797 1798 1799 1800 1801 1802 1803 1804 1805 1806 1807 1808 1809 1810 1811 1812 1813 1814 1815 1816 1817
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