きっちりと 組み合わせパズルに なれる
ピッタリな 存在
明るさを 添えよう
咲く 花のような 豊かさを 示す
活きる力を 感じる 一日
置物のような 完璧な 美しさ
その ....
心の寒さを
まるめて吐いた
白い吐息
屋根の上
冬空浮かぶ
溜め息の群れ
街をゆき交う
俯く人影
北風吹き荒れ
立ち止まる
やがて粉雪舞い落ちる
手のひらに降る
粉雪が降る
....
パセリは苦い
人生のようだ
と、いってみたものの
本当は特に苦いとも思わない
パセリはマリネに入れても美味しい
私が語りえないもの、それは死
死は語る、とこまでも深く
けれどもそれ自 ....
冬の町は冷たい深海の底
膨大な大気の海の底で
人々は発火している
凍えた光は痛々しく
存在してはいけなかったのかという
懐疑の闇に閉じ込められて
羞恥と罪悪にふるえ
存在根拠 ....
忘れちゃいけないことがある
忘れちゃいけないことだから
ぼくは、手のひらからにじむ消せないインクで
岩石にそれをずっと書きとめる
忘れちゃならないことなので
紙でも木でも ....
僕は君とセックスしたいってことしかわからない
君は誰にでも夢をくれてやるってことしか頭にない
二人して連中後回しにして
なんかうまいものでもくいてーよ アイドル
僕は汚れたズボンで街中を歩 ....
山の中で
君に似た狼を見たよ
嘘じゃないさ
探しに行ってみるといい
歯糞のような言葉
浅くて腐ってしまった湾
反吐が固まって
捲れなかったページのこと
靴底のことを考えながら
....
□
◆
■
◇
□愛している
□i see tail
□尾を参照してください
□オオサンショウウオしてください
□
□
□
◆i see tail
◆尾を参照してください
◆ ....
ふんわり膨らんで
適度な蓄熱の布団
気分よく寝過ごし
急いで冷たく硬い空気のなかへ
緩んだ身体を放り出し
冷えた下着に包み込んで始まった朝
雨戸を開けると
微かな野焼きの臭いが漂って ....
トイレにウンコが
こびりつきやすくなった気がする
女房に見せるのも気が引ける
仕方ないので
トイレクイックルで拭き取るが
何だか虚しい
思い切って、高嶋さんに相談してみた
高嶋さんは ....
俺たちは宇宙人を抱え、国道2号線を横断していた。
見つかってはいけない。曽根崎署の前を通る場合は特に注意が必要だ。
王将の駐車場では、ノラ猫とヤンキーあがりのカップルに注意を払う必要がある ....
時は無責任なもので
いつの間にかやって来ては
いつの間にかいなくなる
それでも時は来る、知らん顔で
時は心の中に住みつき
時が経つにつれて大きくなって
毎日毎日心を蝕んで行きます
自分が ....
朝から、あおぞら総合病院は混み合っていた。八時十五分。既に気温は二十五度まで上がっている。受付開始は八時二十分からだが、蛇行する人々の列が、今にもあおぞら総合病院の外側にまで溢れ出そうだ。 ....
地下室で生物学の実験をするのが私の日課である。
ネズミのあそこにゴム手袋を嵌めた指を突っ込み。コンクリートの塊りを引きずり出すのである。ピンセットで慎重に運河や国道をつまみ出すと、モ ....
アヒルとウサギが同居している私のなかで耕す土がないのはこのうえもなく好運なことで日本最大級の耕耘機はただただそこにあってやがては錆び付いてゆくのであった、あったからアッ宝を見つけても埋める場所さえない ....
自分が不愉快だった
だいいち
素面の自分が厭いだった
己の理性というドグマを
そら恐ろしいほどに信仰し
総ての世界を断じて
そのくせ
内心慄えながらみすぼらしい
自分に吐き気がしていた ....
ぼうぼうたる虚無が
そこにある
私は必死にそいつをやっつけようとするのだけどどうも上手くいかなくて
薄墨の不安が
塗りたくられている
私はそいつもどうにかあっちへやろうとするのだ ....
おお 始まる
ああ 始まった
ふう
おお
浅はかな自由を追いあの風見鶏は失墜した
今私たちは乱れている
何もかもが自由だなんだ
オレの権利だ私のものだ
まやかしのコインの様に貪られている事に気づかずに
私の片半分は一体どこへ ....
おのおのに、週末
なぁんだ
なぁんだそうだったのか
息をすることが困難な夜には
知らない地の夢を見るんだ
玄武岩質の平原、つきあたりの揺るがない闇
そんなものが僕らの孤独の限界だ ....
冷蔵庫の排熱で孵化する
鶏卵のカーブを美しいと思った
羊の毛を織り込んだコースター
ドライビールの透明な雫
泣きっ面に蜂の似合う自らの顔
要は何もしていない日曜日
何も関連していない日曜日 ....
一つの夜の中に生まれる物語を
取り留めもなく繋げて
理由を探して
残された光の残滓に縋りつく
寄りかかる椅子の心地よさ
ルーツを辿る 視線の先の
ガラスに埋もれた憧憬
「あの ....
宇宙ではなく
おのれを中心に
このことに賭けた
時間や労苦を思うとき
いま迎えている結果に
打ちのめされてしまう
おのれを中心にしているだけなのに
たんな ....
食器を洗っている時に 現れる私の子供
ご飯を食べたばかりなのに 私を見ながらスプーンを持って
お皿をカチャカチャ鳴らしては はしゃいでいる
私はお前に お匙でご飯を掬ってあげれらないのよ、 ....
今年の夜も
いらないことをたくさん考えながら
眠る日が多いのかな
毛布がいらなくなる頃に
薄着になってお昼寝したいな
なんて今から考えてるおろかな夜を
だれか笑ってよ
ベッドにくるま ....
風の止んだ朝 林は広くなって
生まれたばかりの顔をした 陽ざしが
汚れ果てた落葉を 白いレエスで隠す
あなたが霜柱を踏む 乾いた音
リズムは不規則で 頼りなく
不自由な足が もど ....
君がいなくなるくらいなら
今日だって終わらす覚悟さえある
大嫌いな口癖を呟いて
ふわふわになった髪を撫でて
真夜中には魔法がかかる
君の愛した私でありたい
いつだって君のために ....
嵐の予感ハズレて取り残されている
闇を開こうとするイライラした若さをじっと見ている
韻を踏まないラップでディスられている
1771 1772 1773 1774 1775 1776 1777 1778 1779 1780 1781 1782 1783 1784 1785 1786 1787 1788 1789 1790 1791 1792 1793 1794 1795 1796 1797 1798 1799 1800 1801 1802 1803 1804 1805 1806 1807 1808 1809 1810 1811
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.95sec.