世界が
果てしないほど分厚い 一冊の書物に感じ
決して読み尽くすことのできないと
絶望する 
重苦しさと 心地よさを 
同時に感じて

「美しいものが正義だ」と言って
読むべき箇所と  ....
当たり前の日々が
とても壊れやすいものだと知ったなら
二百年後も生きているつもりで
庭の草を抜こう

二百年後も生きているつもりで
上手に身繕いをして
二百年後も生きているつもりで
大 ....
      ただそれだけのはずだったのに
      暗い穴蔵へ落ちたのだった
      夜を千倍にして流しこんだような
      なにも見えない本当の闇
      一瞬の過去を ....
拙くてもぼくは「君との失踪」を書いて、それが
じぶんを覗いた初めての瞬間

いつとはなしに、その詩が消えてからは
じぶんの覗き方も変わってしまった
(水のように流れて、もはや字面には戻れなか ....
今年は大東亜戦争敗戦後
(何で大東亜が変換できないんだ!
この偽善者スマホ野郎!)

すみません、取り乱しました

70年ということだ
従って昨年は69年だったわけだ

69という数 ....
こんなにも胸が躍るのには理由がある 
こんなにも胸が詰まるのには理由がある 
君がこんなにも近くにいるからだ 

だけど恋をするのには理由がない 
恋が始まるのには理由がない 
ただ僕の瞳 ....
三点倒立精神統一
一回転せよ空色マット
二言目には臍を見ろなんて
四角四面な捕らえ型です
六画で争う互角な闘い
五年一組赤組大将
八方美人な副将従え
七転八倒だるまの如し
九死に一生得 ....
盗まれた自転車が恋を連れて帰ってきた 青空を手にした踵にハイヒール 誰かに優しくしてもらう。
優しさのお返しをしようと思う。

けれど、
その時にはもう
その誰かはいない。

どんなにお返しをしたくても
もうお返しはできない。

日々は流れて
歳 ....
結局殺してしまうなら
愛していない事など明白で
高尚な正論を振りかざす
瞳には何も映らない
そんなものに未来を託して笑う
おまえたちの強かな愚鈍さ
憐れみさえ通り越し
嘲笑だけが満ち ....
       「時」はきしみを刻み
     「空」はゆるみを映すなか
      古来の卒寿にめぐまれて
    おらはおひとりさまとなった
 自問自答のたわごと それは傷いた
      ....
その昔ニューヨークに
サムの息子という
シリアルキラーがいたが
よくよく考えると
安室の息子とも言えたなあと
今は思う

何故突然サムの息子なのか?
それは誰にも分からない
ただひと ....
それは鉛の重力で
垂直に私を引っ張るので
テグスに結び付けられた浮きのように
私は
水面に立っている

もうふわふわも
ぐらぐらもしない
磁針のように空を指し
己を標として生きるのだ ....
田舎からダンボールで送られてきた
白菜、大根、里芋に 手紙
走り書きで 手入れが行き届かなかった、という
詫び状が 一通

私が手伝っていた畑 耕していた土地を離れて
間もない冬 ....
詩のようで詩ではない言葉をジューサーにかける
コップにいれた言葉のジュースを圧力鍋へ
ドライアイスと一緒にいれる
気化したドライアイスはジュースに溶け込みシュワシュワする

シュワシュワ ....
  長い歩道が
  河馬のようにみえる午後
  男はあおいホースで車を洗っている
  ふたりの老親と数十万程度の借金と
  慣れ親しんだ不眠とが彼の歪な肩に載っているが
  飛沫のな ....
世の中には 斜めに差した方が
安定する 軸も有れど

軸が ズレてしまうと
行動したいという 心ごと 
すぽっと 抜けてしまうかも 知れません。

大地に 確りと 軸を 差していたいです ....
【大草原の星の王子様】



いつしか はだかになれない自負が
少年を呼び寄せたのだろうか
ひつじの絵を書いてと言われて
ツノを書いてしまった

ダメじゃんぼくの星で おじさんの思い ....
一つ去って
二つ去って
三つ去って
それでもまだ何か残るというなら
彼が持っていてほしい

わたしはひとりで空になって
白い大地を這う無限の生き様をながめていた

泣いている
どこ ....
雛が手の中でちいちいと鳴いている
あたたかく手を打ち
ほのかな振動を伝える
握りつぶせば止まる小さな脈動

頭上でちよちよと響く鳴き声
やめろといやだと
本能から鳴いている
露悪的なわ ....
猿や猪がふもとの町にあらわれ
人々は大混乱というニュースをみると
俺は猿や猪を応援しがちである
へっ 何が現代社会だ きどりやがって 猿や猪一匹登場でこのザマか 
とまあ少しひねくれているのか ....
川を越え海を越えた向こう岸へなど
渡ることは考えもしないけれど
対岸に上がった火の手を見付けて
騒いでいる  
  ディスプレイの中で
  銃を構えてうろつく男を眺め
  騒いでいる
 ....
私たち糸で結ばれてたの
小指とか そんな細いものじゃなくて
身体 繋がれてたの

隣にいれば百人力だったのに
ゴールが違うことに気付けば
全く進まなくなってしまう

それに私た ....
雪が音を吸い
うたに意味だけがのこる
だから冬は
うたわない、と
歌手たちは言った


うたのなかのことば
ことばのなかのうた
かれらが一人
また一人
重い罪を負わされて ....
地上に楽園を築きたいから
仮に命が繰り返すとしても
ただがむしゃらに生き続け
平和に 空へと人々を解き放ちたい

鉱物を食物に変えてしまうほどの
欲望で地上を満たし
食物連鎖からさえも解 ....
心の闇に眼を凝らせば
悲しまなければならない事があるのに
夕暮れの中で 人を想う時
幸福を感じてしまう

正午過ぎに届いた葡萄を
くるんでいた 三年前の夕刊を読みながら
自分の中の
穴 ....
目を凝らすことで
見失っていったものたちを
再び見出す時を
夢見て生きたい

少年の日に抱え込んだ
得体のしれない何かに駆られて
夜通し誰かと語りあっては
ひたすら答えを求め続けて
 ....
追い求めていたものが
幻だった、とは言わせない
きみは
きみのままに
ぼくのところに
きたんだから。

追い続けていたものが
壊れてしまった
などと
絶対に言わせない

だれに ....
金属片や虫が入ってたって
新マックセットですとか
言い張ればイインダス
俺なんか
この間
中国で
ダブルマックを頼んだら
バンズと肉が
肉-バンズ-バンズ-肉の順に
なってたんたぜ( ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
海沿いの街大島武士315/1/9 23:23
二百年215/1/9 23:21
穴蔵に住まうもの石田とわ7*15/1/9 22:55
失くした詩への覚書乾 加津也9*15/1/9 21:43
敗戦後70年を迎えて花形新次015/1/9 21:28
理由文字綴り屋 ...015/1/9 21:27
そして、みんな逆立ちしている/即興ゴルコンダ(仮)時間外.3こうだたけみ6*15/1/9 20:56
盗まれた自転車が恋を連れて帰ってきた北大路京介615/1/9 20:41
青空を手にした踵にハイヒール215/1/9 20:27
優しさのお返しkomase...1*15/1/9 20:08
心中衣 ミコ3*15/1/9 20:07
漆色の夕陽が落ちて④信天翁015/1/9 19:51
みのの息子花形新次015/1/9 19:36
Lucy20*15/1/9 19:13
腐る野菜為平 澪915/1/9 19:12
炭酸入りのコーヒーだけは私の前に出さないでもらいたい北大路京介515/1/9 18:48
敗北草野春心315/1/9 18:00
じくり藤鈴呼1*15/1/9 15:02
大草原の星の王子様るるりら1515/1/9 11:26
天国香椎焚215/1/9 11:10
愚者の手に落ちた幸せ這 いずる115/1/9 10:52
テロルの季節馬野ミキ515/1/9 9:35
対岸にいてイナエ10*15/1/9 9:19
ひっぱりあいっこ瑞海2*15/1/9 0:05
降雪のとき遙洋1*15/1/8 23:28
楽園大島武士015/1/8 22:26
優しい傷跡115/1/8 22:25
可視光線115/1/8 22:23
憧れ草野大悟25*15/1/8 22:21
Mの悲劇花形新次115/1/8 21:42

Home 戻る 最新へ 次へ
1769 1770 1771 1772 1773 1774 1775 1776 1777 1778 1779 1780 1781 1782 1783 1784 1785 1786 1787 1788 1789 1790 1791 1792 1793 1794 1795 1796 1797 1798 1799 1800 1801 1802 1803 1804 1805 1806 1807 1808 1809 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.64sec.