いそぎ足でやってきた
冬が
粉砂糖みたいな
パウダースノーを
街中に降りかけていった
私の黒髪にも白く積って
ガトーショコラみたい
綿菓子みたいな吐息が
凍える指先を温める
北風 ....
世界のくずれ
荒野をくぐれ
いずれの道も
はずれの行先
落ちゆくしぐれ
生きてるまぐれ
ひずむ宇宙
しずむ星々
非自己のきづき
無自我のねづき
とざす窓 ....
初めてチンコを
触った日の
あの感覚忘れないで
いい気持ち過ぎて
チンコのこと
包んでいた皮剥いてた
遠い夏
人目忍び
エロ本買った
もう一度
あんな気持ちで
白い液を出 ....
朝の光を呪うなら寝床の中で、積もり積もった夜の逡巡に埋もれて震えながら
妙にかすれた猫の鳴声が聞こえる、目を覚ましたばかりなのかもしれない
大型の車両が集まり、道を掘り返す準備を始 ....
カッとなってたまるもんか!とカッとなる
天井が月面みたいに見える
またあの発作が来るのかな
布団にくるまり待っている
カッとなってたまるもんか!とカッとなる
慣れるこ ....
名前も知らない女の子
バイクで事故って死んじゃった
警察に追われている途中
無免許だった事は分かってる
ヘルメットは被ってた
ネットでは
自業自得だ
警察は仕事をしただけ
価値 ....
誰もがあなたを甘やかすから
気づけばすっかりぜい肉がつき
顔の周りの
柔らかな毛をつまんでみる
味気ないドッグフードだけ食べて
長く生きるのと
体には良くないけれど
美味しいものを食べて ....
ぴょこん ぴょこん
君は 全くの 別物
尻尾でも ないし
唇でも ない
好き勝手に 遊びまわっているようで
ちゃあんと 仕事 してるんだ
だから 人望も 厚いんだね
....
哀しみを終わらせたい
だが何処に行けばいい?
どの思い出も
哀しみを終わらせることはできない
生きている以上
哀しみはつきまとうから
それ以上の強さを
強さを下さい
いや
私の中に強 ....
素直になろう
ぼくは素直になろう
生きることに謙虚になろう
どんなさみしさも受け入れよう
日々の暮らしに誠意を持とう
やさしい歌に聴き入ろう
きれいな人を好 ....
僕が語りかけているのはあなただ。
そして、あなたはこの詩を読む必要はない。
なぜなら、この詩はどこを探しても
詩ではないからだ。
詩でないものを、あくまで詩として掲げているだけだから
詩 ....
差出人の欄には
「海」としか書かれていなかった
指紋の上に指紋を重ねて
いつか返事を書くものだろうと
まだ躊躇わずに口づけ出来た水たまりの
波紋の上に波紋が重なり
触れてはいけない気がして ....
だんだん消えていく
僕が昔旅行した場所
北海道の洞爺湖の風景
テントを 張ったことを 覚えている
温かくて白いお湯の出る
温泉があった そして アイスを食べた
素敵なログハウスの天井の ....
押し引きをして
思うような音をみせてごらん
ひらいて ひらいて ひらいた果てに
あるのが
かなしい蕾だとしても
つかれるには まだ早いから
思うような色をみせてごらん
できるよ、 ....
だんだんと
忘れたように
白くなる手足をして
朝 晩 かまわず
ひとを待つのは
あさましいことと思いながら
紙のような心に
置いた石ひとつ
どうにも平べったくて
転がることも ....
誰かの心に寄り添って
ただ
静かに手を握ろう・・・・。
ほんの少しだけ立ち止まり
ひとまわりした視界の先で
こぼれた涙を見たならば・・・・。
「声を聞いて欲しい。声 ....
旅に疲れて透明になる夜
エアコンのごーっという低い音で部屋はゆらめいて、またたき、のような、わたしたちは、いつもまたたいて、細いろうそく、生まれたての火のよう、なにもかもつけっぱなしで、スイッチも ....
わたしにはあなたの手首が
細ながい棺にみえる
柔らかいなにかに火をともし、
それを投げいれずにいられない
だが燃された闇の何処かで
ひとしれず花をつける
....
セーターの袖
靴下の親指
カッターシャツのボタン
私たちホコロビガールズ
チロリ
ナロリ
テロリ
あの子もこの子も嫌いなの
その子とあっちの子は好きなの
心 どっ ....
また生き延びて春の匂い
マイナスイメージを伴うでしょ
だからイヤなのね
断然フリーの方が良いわよ
ホームフリー
俺は家に縛られないぞ、みたいな?
セックスフリー
性行為から解放された
新しい夫婦関係、みたいな? ....
下手な詩を下手に唄って何が悪い
下手な人間は
上手くはなれんのだから
下手なように歌うしかないというのに
ねつ造記事によって
国家転覆を狙った赤新聞が
乱射兄弟の銃撃にも合わずに
今日も晴れやかな顔して
朝刊夕刊を刷って
配り続ける
そして、それを喜んで
金払って読んでる奴がい ....
しずけさが
きこえてくるよる
やまゆきをふみしめてあるく
こころがふたつ
あおく 天空につづくみちのかなたに
まんまるな月
ダム湖のなかにも
まんまるな月
ふたつが みつ ....
反発しあう網膜剥離
浮遊した視力は宇宙に飛散して
リベラルな学問となる日中の情事
いわゆる貧困女子と言われる私は
全くもってわからない処女をたぎらせる
蜜を育て吐き出す身体は非常に不器用に曲 ....
サラリーマンの生活にストレスはつきものである。先輩の何気ない一言に威圧的なニュアンスを読み取って、傷ついた感情で脳がぐるぐる回ったり。上司の仕事についての厳しい叱責が腹の奥をつんざいたり。 ....
ゆめみるさなぎ
こっそり覗いた穴の向こうには 真っ青な空があった
不完全な僕は 実体もないまま殻に閉じ込もって
いつまでも眺めていた もしも願いが叶うのならば
いつかいつの日か その空をは ....
押し付ける事の意味の無さは
君の拒絶が証明してくれるから
遠いところで嘲笑ってください
ふすまを隔て、聞きたくもない
色んなものが割れる音は
眠りの質を下げるから
両手を奪わないイヤホンで ....
青く臭く砂鉄の如くカモフラージュされた
若くてぴちぴちした名残り 懐かしむには早い人間歴
ラップにつま先ブレイク ダサいハッカ煙草
瞼に乗せるブルーラインにネコ目パンチ
誰も ....
1767 1768 1769 1770 1771 1772 1773 1774 1775 1776 1777 1778 1779 1780 1781 1782 1783 1784 1785 1786 1787 1788 1789 1790 1791 1792 1793 1794 1795 1796 1797 1798 1799 1800 1801 1802 1803 1804 1805 1806 1807
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.15sec.