パスワードとんとん
スライドスライド
届いたメール
昨日のつづき
悲しいはなし
とんとんとんとん
打ちつけることば
スマホちゃん、痛い?
ひらいたゲーム
スライドスライドスライド
....
揺れる
風に揺れる
響きに揺れる
そして内なる震えに揺れる
君の瞳に映る光が揺れないように
そっと抱きしめていよう
選ばなかった未来
無数に分岐していく現在
覗くことはもうできないけれど
過去になれば
想像することはできるから
時々、気晴らしに思いを馳せる
「無数のチャンス」
振り返るとそ ....
鏡のような雲
合成樹脂の丘
クリームのついた唇
曲がり道から木製自転車
オレンジ色のスカーフ
スティールウールの指先
てんとう虫がよじ登る背中
固まりから花びらが散らかって
頬 ....
朝目が覚めたらクリームシチューのにおいが
したんだどこからするのか鼻をひくひくさせ
てぼんやりしてる間に二度寝したら昼が来た
おなかがすいたよおなかがすいた
きげんがわるくなっちゃうよ
....
なけなしの五百円玉がアスファルトの割れ目
社長が大切にしている壺を割ってちいさなメダル
財布を持たず行き先不明の電車
電子の雨は音がしないけれど
それはボリュームを縮めているだけ
身体はだんだんぐっしょり濡れていく
黄色い雨合羽を着た子供たちが
二列になって歩いている
どうしてこんなにちっちゃいのだろう ....
日本のバロウズ
はたまたジャニス
あるいは
日本の清水健太郎って
日本人じゃねえか‼
それはさておき、小向が捕まった
最近ではアナルをはじめとする
過激エログロ路線に足を ....
ザ・シークあたりが
ロープにもたれた状態で
相手が襲ってきたとき
振り向き様に粉振りかけて
目潰しするってのは
よく見た光景ですが
女子高生がタリウム入りジュースで
同級生を目潰しするっ ....
みんなが寝てる間に地球なくならないかな?
そうしたら消える痛みも
別れの悲しみもないのに
あなた、まるでけもののように
身も心も捧げた私から
ついに命まで奪おうとした
どこまでも欲深い、そのこころ
窓の外の細い柊の枝に
積もってゆく白い
雪の綿が視界を埋め尽くしたら
....
絆創膏は彼女に優しい
いつだって
なにも言わないで
傷を覆う
傷が治っても
彼女が落ち着くまで待っている
いつまでも
僕はそれが拒絶に思えて仕方ない
絆創膏で塞がれた傷 ....
あの子たちは 花をみたことがあるのだろうか 一瞬で心笑むさまざまなあの色を 甘い香りを 大木に咲く小さなものを 水を含む肉厚の葉を… 蜂や風が粉をはこぶということを… 美しい景色を し ら ず に ....
そこに住む人々の総称
それがパレスチナ。
米国がさまえよる
人々を
閉じ込める為に
パレスチナは血に染まった
イスラエルのと言う偽りの国家
パレスチナに特定の民族は居ない
「そこに住む ....
電気ストーブの前でうずくまる
足が床と同化して
人魚のひれのように広がっている
根をはってぎしぎしと軋む
暖かさを分け与える生き物になりたかった
私の手は冷たくて
電熱線の人工の暖かさ ....
対、資本主義と宣言すると
攻撃されるのは必須
されども私は資本主義を
出来る範囲で攻撃
物理主義と伴う
実存
私は眠る事も許されず
深夜に思い出を探るのだ
抱きたい夢を捨て
....
酸化し切った珈琲豆をドリップした
午前二時、それはクソみたいな味
だけどどこか落ち着く香りがした
古い本を開いた時の香りに似て
(朝を待つには長すぎる
何か退屈でもい ....
よくあるタイプの
まよいのもりで
僕は
切り株に隠れていた
目の前の妖精たちの動きを見て
ダンジョンの入り口を覚えなければならない
重要な場面で
僕はなぜか親指の爪で
人差し指の爪の垢 ....
恵方巻きを咥えたまま寝た
福豆持って鬼らしい人を探している
ラッキーアイテムの餅をつまらせている
咲かない花は散りました
死んで枯れました
澄みきった空は嘘の様
迫る酸素は毒の塊
そっと口に含みました
たちまち毒は回りました
血を逆流して
机の上を引っ掻き回しました
手には血の ....
あなたを流した
消えた名残を惜しむのか
排水口に吸い込まれる水をじっと見てる
香り残した冷えたベッドに飛び込んで
一日中寝ていたい
あたしを救うって約束して
きっといつか迎えるって
....
急いでいるのか
寒くてしかたないのか
女子が小走りしている
大きなショッピングモールを
自転車で横切ると
裸の木々に電飾がいくつも巻かれ
楽しそうに優しそうに
綺麗に輝いている
....
アンナちゃん
アンナちゃんは
朝は真っ白です
頬だけりんご飴で
とっても美味しそうです
アンナちゃんは
時々桃色になります
初摘みの桃です
すれ違う香りに
顔がほころびます
....
やな事が起こるとストレスになり
体の中に溜まってくのがわかる
それが次第に膨らみ
中に何かがいるような感覚になる
溜まった物を出す事が出来ず
ただ成長するのを待つだけ
ストレスが溜まりきっ ....
昼下がりの私鉄は、混んでるでも、空いてるでもなく、ちょうど座席が埋まるくらいの乗客だった。
急行は止まらない駅に停車すると、トレンチコートが乗り込んでくる。
ざんばらな髪。
マスク。
そして、 ....
橙の蛍光灯にてらされて、
膨れ上がった球体は熱く、
床に落ちていた
縫い針で、
ぷちり刺してみる。
球体が弾けて、
鼠色の煙から、
たくさんの色とりどりの球体が、
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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