暗闇の中で
夜眼のきかない私たちは
離れ離れになり惑い
不安げに歌を口遊む
重ならない音
不協和音が大気を揺らす
世界中が苛立ちで満たされる


もっと明るいうちに
互いの眼 ....
 
わたしを見て

瞳に映るわたしだけがわたし

わたしがわたしでいるために、わたしを見て




 
大陸を渡り海を越え
渦を巻き
街を空を
夜を冷気をかき混ぜる
降り落ちた闇を雪をまき上げ
小枝を折り幹をしならせ
あらん限りの嘆きを呪いを
憎しみを籠め
声を震わせ
吠える
呻る
 ....
風が強く吹いているのは
誰かに何かを届ける為
風が届ける物とは…
そういえばクリスマスの時も
風が強く吹いていた
その時は風から風邪を
届けられた
そして今日も
たくさんの人と
映画を観るのもいいものだ
レンタルビデオ世代の私は
ワタクシの空間で
ムキムキのヒーローや最新技術のおとぎ話
古今東西憧れて漁るように
観てきたけれど
最近映画館で観るの ....
すぎていく日々
目を覚まして
パンを食べ
労働をし
眠る

いつか大志を抱いた少年は
疲れたと呟く機械になる

少年よ我に帰れ

隠れていないで
出てきて。
僕が書きたいのはこんなものじゃなくてと、主人公を消した
君はヒーローではない、そして、ヒロインとヒーローは別にいるのだ
両親はとても優しい、そして、君はとても優しい
正義とは何かを、サンデルに聞 ....
ずれてさ
だから、
撃った

体の中の雷
頭の無い怪獣
挙動の後味

で、
後悔するけど、
だから、
何?

90%くらいが
きっと言い訳で
残りの10%が
真実で
 ....
今夜は何を召し上がりたい?
と、バクが聞いてくるので
やっぱり君は夢が食べたいのだろう?
と、彼は答えた
ええ、そうですの
と、バクはスカートの端を持ち上げうやうやしくお辞儀をし
上 ....
東京で
君とすれちがっても
きっと君だと
気づけない

きっともう
どこにもいない
鍵を失くしたらしい女の子
再び出会っても
再びあのホテルでも
体温でも

笑いが止まらないね ....
廊下を過ぎて行った
赤いスカート
大人になったら
セックスがしたいです
子供に戻れたら
ハグがしたいです
おにぎりが
握りたいです
いつのまに裸に
なっていたのだろうか
糸を張らな ....
銀色の糸に息を吹きかければ
アブラゼミの死骸の中から
大きな蜘蛛が這い出てきた
田んぼ特有の脚の長いやつ

名簿に名前を回収させにいく道の途中
生きのびた方のアブラゼミは 早くも
青空の ....
牙ネコは けして
にゃーあ なんて
軽々しく 鳴いたりしない。

鋭い牙 キラリ
百獣の王のように 吼えるのだ。

人間なんかに 甘えない。
ドックなんかに ビビらない。

そ ....
僕だけがみんなと違う
だから寂しかった
どうして違うのか考えてもわからなかった
なんでなのか
終いには考えるのにも疲れた
だから笑えなくなった

友達は言ってくれたよ
一人一人全部違う ....
2015.1.29.

君にそう見えた君にはそう思えた ただそれだけなんだろう
僕には少し分かる ほんの少しだけど わかりたくはないんだけど

どうしてこうもまとわりついてくる?
悲しみの ....
流行が一周するまで着続けている 冬の音にまじって笑われずにすんだ 夏を失って途切れ途切れのバラードが千切れそう  夜暗の{ルビ静寂=しじま}を木がさらい
 あしたの歯車が回りだす
 小鳥のうたにくるまれたなら
 いのちは深く息を吸う
 {ルビ一夜=ひとよ}を越えて去る星に
 またねと花が笑いかけた
 ....
生活音に掻き消されるミュージック
耳を塞いだら何も聞こえない
何も聞こえなきゃ辛くもないかな
そう思ってみたりした

飛び交う視線をすり抜ける焦点
目を合わせなきゃ恥ずかしくない
恥ずか ....
懐かしいという言葉を話すと
鼻の奥がツンとくる。

春はまだ来ないが、
冷たい風が吹いている。

君と二人、風に乗って行けるものなら、
君の生まれ故郷のこけし橋の欄干に行きたい。

 ....
亀が存在するかしないかは
ハーフ、ハーフの確率だ
(まおたん)

もしあなたが
亀が存在する方に賭けて
亀を信じて一生を送り
死んだとする
実際に亀が存在した場合
あなたは気持ち良い ....
前向きになるっていったから
後をついていったのに
いつのまにか過去の私にであった
隣のひともそうらしい

どんどんすすんでゆくと
むかしにもどるんだってさ
信じなくていいよ

死ぬっ ....
死ぬ時が来たとして
痛みを抱えているのか
苦しみを抱えているのか
その時の自分はどんな感覚なのだろうか


想像しても
想像しきれない
死ぬ時の体調、心象、環境、諸々 
読み切れ ....
『お母さん、最初から一緒に寝てほしいの』
『あのね、お母さんは忙しいの。
 後で行くから、最初は一人で寝ないとね』

今夜も娘は
テディベアを抱きしめて寝ている
その規則正しい寝息を確認し ....
己の罪の数だけ
要らぬ蕾をつけるがために
言葉と孤独を闇に吐きつつ
切ない光合成を繰り広げる

届かぬ時空に
半端な想いを投げ上げて
何もつかみ取れない握力を
夜毎くどくどしく恨み ....
「アタシ長生きしたいな
 ねぇ、長く生きたい人ほど
 早く死ぬって本当かな?」
「オレに聞かれてもなぁ
 まぁ、死を怖れて生きるからね
 ストレス溜まるんじゃないの」
「それじゃぁ、早く死 ....
私の可愛いがって居るねずみに
とても不思議な雌が居る

色が変わるのだ

本当だ

変化は徐々だが
気がつくと
「たぬぽん」と呼んでいたが
別の色

ううむ
私が狂ったのだろ ....
この町にはずっと海の音が聞こえていた

ざらついた時間のようだった

意味のない切実な話し合いのようだった

もちろん安らかなまどろみのようでもあった

帰還兵に銃剣を突き付けられてい ....
失われちまったもののよこで

潮風に吹かれていた

貧しい暮らしはあたりまえのようで

ぬくもりを確かめれば

ふたりこんなの初めてだった


いちご畑で待っていな

もう触 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜のオクターヴ衣 ミコ9*15/2/16 4:50
見て殿上 童13*15/2/16 1:23
冬の嵐Lucy15*15/2/15 23:40
届け物リィ2*15/2/15 23:31
映画と人々灰泥軽茶815/2/15 22:49
少年よ我に帰れクローバー1*15/2/15 22:44
水溶性キネマ4*15/2/15 22:39
プラズマopus015/2/15 22:34
今夜は何を召し上がりたい?クローバー1*15/2/15 22:31
眩暈竹森115/2/15 21:09
不眠症215/2/15 21:07
とーこー515/2/15 21:04
牙ネコ、タマちゃんに捧げる詩南無一215/2/15 20:39
存在の意味は生存の意味には敵わない文字綴り屋 ...1*15/2/15 20:25
見届け人余韻015/2/15 18:53
流行が一周するまで着続けている北大路京介415/2/15 18:27
冬の音にまじって笑われずにすんだ115/2/15 18:27
夏を失って途切れ途切れのバラードが千切れそう215/2/15 18:26
  朝中原馨315/2/15 17:25
notたいら115/2/15 16:53
思い出[group]……とある蛙11*15/2/15 16:32
あなたは亀を信じますか?花形新次015/2/15 16:30
前向きな後戻り朧月315/2/15 12:55
死を想い書き巡らす詩komase...5*15/2/15 12:53
テディベアと詩集とブランケット夏美かをる36*15/2/15 12:52
nonya18*15/2/15 12:37
長寿希望イオン1*15/2/15 12:21
ふしぎなねずみドクダミ五十...215/2/15 12:09
ファッキン吉岡ペペロ215/2/15 12:08
いちご畑で待っていな315/2/15 11:48

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