ひとりぼっちの君を誘う
楽園の招待
退屈な明日を捨てること
君は躊躇するだろうか
恐れることはなんだ?
ここでは誰も傷つかない
君の抱える痛みなど
そこでは誰も気付かない
黒い .... 
スクランブル交差点で
すれ違いざま
お互いのパンツの中に
手を入れて
赤信号に変わる間際でイキたい
俺がイケなくても
きみだけでもイカせたい 
僕の見ている世界は
僕の頭にしか存在しなくて
僕の愛する人々は
僕の見ている幻だろうか
本当の僕は
得体の知れない形をしていて
ひとりぼっちで
薄暗い緑色の中を
漂っている .... 
桜の季節がやって来たのに
泣く子はだあれ
桜の樹の下で一日中探している
薄桃色のかくれんぼ
向日葵の季節がやって来たのに
泣く子はだあれ
背丈より高い向日葵畑で探している
黄金色 .... 
母を抱く。
(つややかな頬を)
(すべらかな肌を)
(やわらかな肉を)
(洗剤の香りを)
(私達を産み落とした腹を)
{引用=(私は母に似ていなかったので)} 
真夜中に星空を眺めている時に
魚が陸に上がり進化したように
空の彼方へ人類が飛び立ってゆく
そんなことを夢想するけれど
星空の下 瞳を閉じて
「今が60年代だったらよかったのに」と歌って .... 
君は健康で僕が病気
24時間も眠らずにいて
あちこち無理に連れ回されたら
殺してやりたくもなるよね
栄養価に優れた食事を
君が一人で食べているのさ
僕は行き倒れた土間の暗い影で
チキンガ .... 
仮想現実の世界の中で
魔獣を狩り殺して皮と肉を剥ぎ
食品や衣類に加工したり
荒れ野に聖水を散布して
得意顔の君だけど
忘れないで現実の僕が
決して少なくはない額のお金を
現実の世界の君に .... 
75歳以上の後期高齢者ばかりを
いっぱいに詰め込んだトレインハズカム
優先座席をめぐる争いが
いつどこで起こるのかなって
運転士の君がほくそ笑んでる
僕は巨大な一眼レフのカメラを構えて
マ .... 
気分の浮き沈みは程度の差はあれ誰にでもあることで、それに対していちいち自分で反省したり凹んだりしてはいけない。
「なんでこんなにすぐ落ち込むんだろう」とか
「自分はなんて弱いんだ…」とか
そんな .... 
迷う世の時効に
儚さ響く
夕暮れ時
息たえた
叶わぬ夢を
あつめては
宵に明かりを
月の右目から愛を
月の左目から平和を
燦然と太陽に従って
(ラブ&ピース .... 
世界に絶望したと嘆いて
両目閉じて顔を覆う
だけどやっぱり人間
二足歩行のチンパンジー
周りが気になり薄目開け
指の隙間からチラチラチラ見
そんなことじゃ駄目でしょう
どうせまた世界 .... 
ねぇ、わたし
恋をしよ?
新しい恋をしよ?
心が弾むよな
ワクワク、ドキドキな
恋を
(懲りもせず
こんなにツライノニ?)
そうだよ
だって、あなた
じっとしてられない .... 
もう何度と
ぺんぎんたちは
繰り返したことだろう
やめると言っては
煙草を吸い続けてきた
昨日まで
もう二拾年間
ぐらいにもなるだろう
今朝ついに
ぺんぎんは決めた
禁煙をして .... 
あの日私は恋をして
掛け替えの無い友人を失った
あなたはきっとこれからも
いつものように笑いかけてくれるだろうし
わたしはきっとこれからも
いつものように笑いかけていれるだろうけれど
 .... 
あけっぱなしのまどから
かおをだして
あなたはきもちよさそうに
そとをみている
かーてんをゆらして
はいってきたかぜが
はんたいのまどから
へやのくうきをおしだす
そうそう
とあ .... 
長いまつ毛 切れ長の目じり
吸い込まれそうな 笑窪
でも あなたの横に座りたい
膝の上に手を置いて見つめられると
言葉が見つからないの
でも あなたの横に座りたい
 .... 
大丈夫だと思った
普段通りだった
今なら飛び立てる
エンジンに点火した
手応えがあった
あってはならない
手応えがあった
妻の姿を探した
どこにもいなかった
バスルー .... 
未知の裾に吹く風が背筋へ走る朝に
憂鬱を刻む針が胸を突き続ける
街は眩しく 道は険しく
夢は見るなと メトロが歌う
歯車を回せ 光が消えるまで
枯れた身を焦がせ 光が消えても
まど .... 
取り戻せないものはどうしようもないけど 
新しく手に入れられるアテもないよな 
大切なことほど独りよがりになって
丸まった背中に無駄だけが乗っかっている
詰まらないことばかりじゃないけど  .... 
何だ!この大量の使用済みおりものシートは?
これは恐らく犯人の戦利品だよ、ワトソンくん
戦利品だって?
そうだ、犯人はうら若き女性を殺害した後
まだホカホカのシートをパンティから剥がして持ち帰 .... 
毎朝
走る
山の
斜面に
ジャグラーが
放置されている
誰も取りにこない
通報もしない
北電子は丹精を込めて
開発し
書類を通し
保通協は試打し
検定を通り
ホールは .... 
綺麗なものや美味しいものでいっぱい
生きるために料理をする
狂ったとしても花や草のように
燃えるから満面の笑み
綺麗なものや美味しいものでいっぱい
生きるために掃除をする
 .... 
蟻の動物病院があった
保守的な虎が営業してきたパチンコ店のはす向かいだった
病院の前はりんごの親分が毎年受粉してきたりんご園があったはずで癇癪を起こす体質の親分はもういない
だから蟻が来たの .... 
酷く孤独が怖いのに
愛され方がわかりません
男子小学生のような理屈を
恥ずかしげもなく謳います
誰かと一緒ならそれがいいです
死の行進でもかまいません
喜んで従います
正しさなん .... 
嬉しい事も面白い事も
親しい事も好きな事も
積み上げる楽しさよりも
崩れてしまった時を思ってしまうから
崩れてしまった時の虚しさだけを
心が覚えてしまっているから
積んでは下ろ .... 
玩具売り場の前から幼児の泣き声が
人の溢れた地下街広場に響いて
若い夫婦の困惑が子供を叱る
幼児と親と対立する主張は
地下街の雑踏を立ち止まらせ 
黙らせる
  己の主張が通らない .... 
死ぬまで生きるしかない
兎に角死ぬまで生きるしかない
どうせ生きるのなら
清らかに、力強く生きたい
青空には虹が見えるじゃないか
近づくと消えるけど
虹は確かに見える
僕たちの生と死みた .... 
アタシは
大人として生きぬいてきた
ストリートチルドレン
物売り物乞い
わずかなお金だよ
お腹がすいたら
薬物で紛らわす
仕方ないじゃない 
道に寝っ転がっていきるしかない
そこらじ .... 
何もかも
原則的に敵だから
僕は今日も肩で風を切って歩く
すると思いもかけない温かい風が吹いてきて
僕にあいさつするものだから
戸惑いながらもあいさつを返すと
風は微笑みながら .... 
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