人は悲しみを忘れるから生きていける
人は苦しみに慣れるから生きていける
でも人は恥を忘れるから失敗する
でも人は日々に慣れるから失敗する
人は喜びを忘れるから形に残し
人 ....
むこうの木々が 影になり
すべてのものが 暮れなずむ
なにかをみることを忘れて
貝のようにとじたまぶた
ずっと ずっと まっていた
やさしいひかりの ふるのを
地表を背に ね ....
本当に
忘れられないのは
あの人ではなく
あの人以外の
すべてを無視して
恋をしていた
私の姿
遠いベッドで寝転んでいると
小窓のカーテンの向こうから
おいてきぼり喰らった僕の声
銀河鉄道の夜を見送っていた
この世の悪も善も乗せてゆく
悲しみも退屈も希望も喜びも
....
いつもきみがそばにいる
振り返っても
両手を差し出しても
鏡を覗いても
分からないけれど
気配と洗った髪の匂いがする
僕の周りの空気が
温かく澄んでいる
それはきみがそばにいる証拠でし ....
周りの人が震え上がるほど
残忍なのに
テクニックは一級品
そんな玄人受けする
タイガー・ジェット・シンのような
国を目指したいと思います
梅俺杏桃桜の順で君から遠い
桜色のありがとうを最後の言葉に
見えなくなるまで手を振れば初櫻
バックでしているとき
スマホでエロ動画を見るという
戦法を考えた
これなら妻に知られずに
小向で抜くことが出来る
俺って天才かも知れない
ぷちん
なにかが切れた
音がした
いつもの会話
悪ふざけの途中
短い言葉を吐き捨てて
出ていく君
そんなにも
いっぱいいっぱい
あふれそうな苦しみを
少しずつ少しずつ
育 ....
ゆらゆらと
陽炎の向こう側
君の瞳が揺れる
青いベルベット
嫋やかな夢の渚
淡い空気の香り
風の音が響く
遠くで山の木々が揺れる
広がる田園を分かつ小道を
ゴールデンレトリバーを ....
まだ重みもないから
勢いがあるから
縦に沸き立っている緑
あの山もこの山も
緑が縦に沸き立っている
山の道は狭いから
緑ばっかりなんだろう
山の斜面は広い ....
朝靄の中
白い影が一歩また一歩
呟く声の方向は
白い視界の中の山脈
吹雪いている心の中の
一線の黒い帯赤い線
ほんの三ヶ月前には
仄かな暖かさのため
身を寄せ合って生きてきた
そ ....
四月の終りの西都の原は
空の青と雲の白
陽光に映えた一面の緑の間に間には
ミツバツツジの赤が美しい
ゆらゆらと若草の間を歩くと
目の前に左に右に草をまとった程々の墳丘が現れ ....
コンビニに蛾が集まり
一人一人つまらない買い物をしていく
煌々とその姿を照らしあげる
灯りはどこから来てどこへ行くのだろう
ほとばしるエネルギーは
灯りは
なんのためにそこまで明るい
....
軒先のんきな風鈴が
遠くの空を眺めてる
空だか海だかわからない
水平線を眺めてる
子どもたちが遊んでる
白い浜がお気に入り
いったりきたりする波を
にやにやしながら眺めてる
ばかにきれ ....
草原にはいつも雨が溢れている。草原は強く風を受けるから魚のようにビッチビッチと手招きをする。傘なんかさすと一斉に喜んでビッチビッチとお腹まで吹かれ耳障りなほど銀色に光る。男の人が入り込んでしま ....
私の中にいる
魂が
何度生まれ変わろうと
私の心は
一度だけ
私と共に生まれ
死んでいく
魂には
私の生きた時間が
記録され
心は
私と一緒に
消えていく
決して ....
久々に一人で実家に帰る、晩
何処か名残り惜しく
幼い息子の肩を抱きつつ
嫁さんに少々草臥れた足裏を揉んでもらう。
*
久々におふくろの味で腹を満たした、朝
何処か名残り惜しく
....
これから幕を開ける
旅の予感を胸に
玄関のドアを開き
月夜の散歩に繰り出す
路面に照らされた
我が影は
我であり
我で無い…誰かのような
いずれにせよ――宇宙に只一人の僕
で ....
私は、白波。
晴天の大海で、一人
遠くから呼ぶ
あの太陽
の熱い眼差しを身に受けて、踊り上がる
私は、白波。
瞬時に見渡す、海面、あちらこちら
それぞれの、個性の、白波等
それぞれ ....
僕は+の事が出来ません
部屋を綺麗に出来ません
部屋を汚すことは出来ます
自分から動くのが嫌いです
誰かの後をついてくのは好きです
他人と一緒にいるのは辛いです
一人ぼっちでいるのは幸せで ....
会議がキライだ
頻繁に会議をやらなきゃ
意志疎通が取れないような組織は
それだけでもうデカ過ぎだと思う
二人ぐらいまでだな
例えば
藤子不二雄とか
サイモン&ガーファンクルとか
佐村& ....
咲きそうな桜の木を揺らす
もう少し咲いてたいよね夜明けまで歩く
左脳の幽霊船追いかけ梅の花
謝りたけりゃ
おまえが謝りゃ良いんだ
「僕らが悪いよ、みんなで彼に謝ろう」
とかって言い出す奴に
ロクな奴はいないんだ
俺の経験上ね
しっかし、ノーベル賞もらう為に必死か‼
ゲームボーイをやりながら
自転車に乗ってる奴がいた
両肘でハンドル操作していた
ゲームのプロか
自転車のプロか
或いはバカか
いずれにしても
超が付くに違いないと思った
こういった場合 ....
キミに会う前に
キミについての話を
たくさん聞いた
聞いてしまった
キミには内緒だけど
キミが奪った笑顔
キミがついてきた嘘
キミが壊してきたもの
キミを傷つけた大人たち
キ ....
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