ビルが朝陽にかじられて
吐き出された陽光は窓をすり抜け
昨夜の恥部を暴き出す

人々は慌ててカーテンを閉じ
ベッドを隠し
朝を始める

わたしと来たら
病室のカーテンを開け放ち
 ....
初潮、大変です!
な、なんだね、大きい声を出して
また老人縛り首事件です、初潮!
ま、またか?今度はどこだ?
今回は板橋です、初潮!
板橋か、いたばしいな・・・
冗談を言っている場合じゃあ ....
君の残り香 追いかけて

さまよう鼻に とまどいを覚え

君の足音 追いかけて

さまよう耳に ねぎらいを与え

君の視線 追いかけて

さまよう瞳に 嫉妬をなぞらえ

君の言 ....
2本で52,000円のペアリング
18金のホワイトゴールド
内側には誕生石と
遠い昔の日付の刻印

後生大事に鞄の中にしまっていた
存在さえも忘れていた

妻が言う
大事な思い出なん ....
右の頬が激しく打たれた
しかし左の頬は無事だった

額がスズメバチに刺された
でも後頭部は無傷のまま

左目に火の矢が突き刺さると
右目はとっさに視線を逸らす

耳は恐々 欹てるだけ ....
あなたが時々見せる
真剣な眼差し
私をドキドキさせる

告白してくれた時を思い出す
真剣な眼差しが嬉しかった

いつも笑顔を絶やさない
あなたは全身で優しさを表現する

爽やかな風 ....
 表通りに街灯は点る。
 閉め切られたシャッターの並びの中に誰かの忘れた人形が笑う。

 心の休息は遥か彼方に横たわっている。
 詩を歌えなくなった者は思い出の中に消えてゆく。

 垂れた ....
艶やかな紫から
薄汚れた灰への
掠れゆく移ろいを
繊細に表現した
大判のストール
三年半の間
眺めて味わい
巻いて恍惚とし
大いに可愛がった
それも先週まで

命無きはず ....
君と私の間の
見えないけれど深い溝
飛び越えてくるも橋を渡るも君次第
なんて言ったら君はまた怒るかな

見捨てているわけじゃない
私はいつでも橋をかけて
これでは渡りにくいのかしらと
 ....
今日は
タマキンについて触れたい
というか
タマキンに触れたい
いや、触れられたい
タマキンに触って欲しい
タマキンに触って下さい
タマキンに触って
タマキンに触れ
よう!触れよ!
 ....
世界の終わりみたいなツラぶら下げて
呪うこの世の恨み節
食って寝てを繰り返して
「死にたい」なんて冗談です

批評家気取りで文句つけても
世界は自分のものじゃない
どうにかこうにか誤魔化 ....
正当に生きることを肯定してくれる人を買った
最初の一時間で自分が何者になりたいのかを問うて
それからゆっくりと満たしていく
物質ですらない存在に触れては注意深く撫でさする
スイッチではない箇所 ....
「キレやすい若者」

駅前の葉がたくさんの木の
下の手すりに座る
学生はキラキラしてるね
男子と女子で楽しそう

俺にそんな青春無かったぞと
誰かにキレてみたくなるけど
人たちは通り ....
桜にたとえ葉が乗っても
それを気にせず宴会に精を出す
乾杯の音頭を取りごきげんに飲み干す

自然の季節は過ぎれども
人間が良しとするならば
そこには満開の桜があるのだ

風に耐え切れず ....
最後の列車が出て行くと
ホームの照明は全て落ちる
やがて通りの建造物は
砂のように崩れ落ち
後には
魚の骨が突き立っている
古びた予言で言われたとおり
忘れ去られる花言葉
無表情な三日 ....
ときどき、神さまについて
考えてみることがある
私は無宗教だが
神さまを侮ったりはしない

イメージは漠然として
先祖の霊だったり
大自然の力だったり
稲荷大社の狐だったり

見え ....
ダンサー

ダンスィング・パートナーと
しての男性
女子が安心して
身をゆだねる
ダンサー

この人なら
大丈夫、安定してるは
そんな思いで
抱かれて踊る
そんなテレビの一場 ....
取り返しのつかない
言葉や行動に
叫びだしたいほどに
悔やんで
落ち込んで
自分の心を
痛めつけているけれど
そのことを
上手く
表現できないことだって
あるのです

どうか
 ....
ひとつ
ずつ

とても
はかなくて
やみにのまれて
きえてしまいそうな
ちいさなあかり
よりそったり
はなれたり
するのは
ひとつ
ずつ

きっと
たいせつな ....
金属探知機が首を傾げている カンニングして0点 一度もボールに触らず体育の時間終了 落ちていくから見えて沈黙

隙をみて時間にどっぷりと

肩までつかり罪悪感の嘔吐

疲労の足運び、気味悪い、君が悪い

肩下げの紐がするっと身体両断

すると桶屋が儲かる

 ....
夜中に目が覚めると
僕の部屋の隅に誰かいる
こちらに背を向けて
じっと立っている
長い髪の見知らぬ女性だ
ぶつぶつ何か呟いている
聞き取れないから
ベッドを降りて
近寄ってみる
か細 ....
だから、さ
無理なんだってば

パセリとか
ミントとか
チロルチョコとか、さ

そーゆーんだから、あたしってば

ちょんって置いといたら
いーかんじになったり

たまたまあ ....
するりと喉を通った錠剤は
簡単に意識を濁した
次々飲み続けるうち
自然とどこかが軋む感じがした

意識は浮かび
空中に放り投げ出された涙

ぽえぽえとないている
ぽえぽえとないている ....
今度生まれて来るとしたなら
やっぱり、ヤリマンで生まれて来たい
自分とやりたい男みんなに
やらせてやるの
でも絶対に愛さない
男なんてバカだって分かってるから
やり捨ててやるのよ

今 ....
どうして子供達は自分を忘れるの
どうして大人達は自分を捨てるの
どうして男達は傷つけるの
どうして女達は傷をつくの
どうして子供達は生まれるの
どうして大人達は死んでくの
どうして男達は笑 ....
俺はアホなんにもでけへん
3度の飯よりもセックスが好き
俺はボケなんにもできへん
3度のセックスよりも寝るのが好き

こんな俺でもよかったら
旦那にしてくれたら嬉しいな
3度の飯くらいは ....
靴を履いて出掛けるたびに 冷蔵庫が肥っていく
月を眺めて暮らしていると 冷蔵庫が痩せていく

月が見ている私の距離は 靴で行けない夜の国
そこは 冷蔵庫のいらない世界
そこは 腐らな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ビルが朝陽に囓られるときイナエ17*15/4/25 10:16
「自称詩」初潮花形新次015/4/25 9:07
さまよう恋心佐白光3*15/4/25 8:08
不等価交換たいら015/4/25 8:02
ガガーリンただのみきや11*15/4/25 6:17
眼差し夏川ゆう1+15/4/25 5:56
深い夜にヒヤシンス5*15/4/25 4:35
消えたストールボロレシート015/4/25 2:09
橋をかける Dear.O森川美咲2+*15/4/24 23:50
「自称詩」握り潰す花形新次015/4/24 21:48
生きる屍捨我015/4/24 19:36
ある経済伊織315/4/24 19:28
キレやすい若者まきしむ015/4/24 17:42
見られない桜這 いずる215/4/24 16:22
幻滅やまうちあつ...2*15/4/24 15:03
【 ときどき、神さま 】泡沫恋歌20*15/4/24 12:37
ダンサー生田 稔215/4/24 9:24
僕という人間緑かな3+15/4/24 2:00
あかりアンテ215/4/23 23:58
金属探知機が首を傾げている北大路京介1015/4/23 23:32
カンニングして0点415/4/23 23:31
一度もボールに触らず体育の時間終了515/4/23 23:31
「香典の山」宇野康平015/4/23 23:29
「自称詩」顔花形新次015/4/23 23:25
だから、さ沢田萠志015/4/23 23:11
ケミカルハッピー這 いずる415/4/23 22:47
「自称詩」ヤリマン花形新次015/4/23 22:29
どうしてリィ015/4/23 21:27
3のアホまきしむ215/4/23 21:19
月と靴と冷蔵庫為平 澪9*15/4/23 20:51

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