君の右側がどんどん物化してゆく

歩くこともままならない
食事することもままならない
まして字を書くことはままならない。
自分の署名すら出来ない。
君は苛々する。

もうだめかも知れな ....
口が尊いと書いて噂と読む

口に虚ろと書いて嘘と読む

人の為と書いて偽りと読む

人が扁さい(ちいさい)と書いて偏りと読む

わたしたちは こういう言葉に
囚われ 惑わされ
ある ....
かげろうが生み出す

寒さに震える動物たち

色とりどりの季節を待ちわび

冬眠に入る

純白の初雪がしんしんと降り積もる
長い休暇から
雨降りが逃げ出した
もうずっと帰ってこない
雨降りの日

彼女は滞りなく職務をこなした。書類は1ミリのずれもなく積み上げられ、文字たちはとても居心地良さそうに見えた。雨が降る日 ....
平面の布に
針を刺していく
そうして出来た
糸の道を引くと
操られるように
現れる
立体の波は
少女の真新しい綿のスカートの裾を
縁取って踊った

風、曲面のゆらぎ
影とひかり
 ....
クラゲにサンゴの遺伝子組み込み光る蚕の繭
からつくった西陣織のシルクのドレスはなん
とまあ煌びやか、なのはいいけどこの場所に
似つかわしくなさすぎエスカレータどこって
オロオロする私、を案内し ....
君の美しさを
僕は知っている

輝く君を人は褒めるけど
それは本当の君じゃない

飾らず
目立たず
ただそこにいる
そんな君を僕は愛する
言葉
言の葉
言霊
らららら

それぞれが意味を持つ
無意味なものなんて無い
未知のものがあれば
新しく与えよう

花も石も星も色も
愛され{ルビ呪=まじな}われ
誰かを笑顔に ....
母の日に送る一方的な便り

必ず返事を返してくれた

受話器の向こうで あれこれ心配してくれた

そのありがたさに気付かない

チョット面倒になり

すぐに受話器を置こうとしていた ....
         都市計画税で造られた
      住宅街の一角を占める広場は
           きのうもきょうも
      浮雲の空っぽいかげを映して
ブランコに 滑り台と ジャングル ....
若い女子の親友二人組
あなたたちのおしゃべりは誰の毒にも薬にもならず
その笑顔は野の花のように何物とも親しい
時間をせき止めることも空間を汚すこともなく
お互いだけに通じるユーモア ....
僕の靴墨に汚れた手を握らない
横顔ばかり見せて正面の微笑みを見せない



この齟齬は、僕の気持ちは
一方通行の迷路へ向かう
走り続けるジープを追いかける子供
チョコレートを欲しがり ....
パンが食べたい


結婚して子供をもうけたが
三十過ぎに発覚した病が原因で離婚
その後は親もとで闘病生活の女性を担当している
駅前のマクドナルドで聞いた
きみの近況

脳下垂体の異常 ....
♪ジャッ、ジャッ、ジャガイモ、ガマ親分
♪メン、メン、メンタマ、ロバくんの
でお馴染みの愛川欽也が死んだ
アド街ック天国に召されたと思われる
愛川欽也と同世代の母が
愛川欽也が出世する度に
 ....
善い哉善い哉かさねて善い哉

救済は美しい

山上には朱の大門

ここは箱根か高野山か

野菜ならよくて動物ならだめ

イルカやクジラどころじゃない

哀しい哉哀しい哉また哀し ....
重たい雨が降っている
ただでさえ重たい体を
支えるだけで大変なのに
雨なんかに当たったら
僕が潰れてしまう
雨が体に当たり
そして僕に当たったけれど
僕に痛みはなく
雨が体を剥がしてく ....
物心つく頃には
逃げていた
生きる為には
逃げるしかなかった
何に追われているのか
誰から逃れているのか
分からないままに
今も逃げ続けている
古い傷痕を見ながら
流した血の量を思う
目の前が暗くなり
軽い吐き気を感じた
南国の見知らぬ坂道を
赤く染めた俺の血
あの血はまだ
暑いアスファルトの上に
残っているのだろうか?

 ....
朝君を見る
おはよう

声を掛ける



タイミング良い時
(怖すぎるけど)
ここで
電話が鳴る



んはよ、

ん、ぁお…

おお ....
物質の贈り物 物に罪はない



センスの悪さを隠せない包装の隙間

から

得体の心得ない損得もしない



もみあげくらいの重さの不愉快さが耳にかかる

 気持ちだ ....
たのしかったことを
思いだして
はずかしくひかっている
夜になるともう少しつよくひかるから
待っていてほしい

待っていてほしい
それを
なんと言うのかわからないでいる
結んだらもう
ひらけない
清廉でも潔白でもない身を
はずかしく引きずっている

少い言葉をならべかえてあそんでいる
でも角がとれて
すこし
それは
きれいだった
41年
生きてきてわかったことは
時は流れるということ
だから焦らなくていい
焦らなくていいよ
どんな失敗も
やがて笑い話にかわる

41年
生きてきてわかったことは
忍耐強く生き ....
一度きりの
ときとして、つかの間の
或いは
やがての日々の懐古となる
すべての複雑な
シンプルさに
ひとは
名をつけたがる

かなしみだとか
裏切りだとか
やさしさだとか
 ....
けらけらと笑うみんな

それを見て 真似をする

1人ぽつりと 取り残され

私は今日も真似をする

けらけらと上手に笑う
こんな天気だから
こんな天気なのに

わたしの心は濁りくすみ荒み

この雨で心のすべて
洗い流してくれたらいいのにと

おーい、わたしはここにいるよと

誰かの叫ぶ声が聞こえる
わたしは謳う
今日も懸命に生きていると
わたしは歌う
今日もこの悲しみの歌を
わたしは詠う
今日も嘆きの唄を

この声は届いているのであろうか
この声は この悲しみは この嘆きは
ど ....
もうこの世にいない人の歌声を聴く度に、なぜわたしは彼の歌声をカセットテープに残しておかなかったのかと何度も思うけれど。
夢よりも幻よりも遠くなる感情に、名前をつけませんでした。
それはきっと正しく ....
夕べの蛇の
白い鱗
花が咲く毎に
風に引かれては消える線


枝に散る雨
水に立つ曇
湿地を分ける径
片方のうた


川の源を見つめる目
暮れの水辺に増えてゆ ....
空間が音を立てて、凝固する
見るものすべて鉄
触るものすべて壁

   きみがどういう人か、
   いくら知らされても
   上手に覚えられないようだ
   ぼくは失格だね

鉄 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
物化[group]……とある蛙16*15/5/14 16:47
言葉じまさん115/5/14 16:36
015/5/14 16:35
AmefuriDebby415/5/14 16:27
五月のしつらえそらの珊瑚25+*15/5/14 15:19
スイーツを買う為に並ぶ/即興ゴルコンダ(仮)投稿.36こうだたけみ3*15/5/14 15:03
花、月、彼女藤竹3*15/5/14 14:55
人言葉たいら115/5/14 13:06
母の日に佐白光4*15/5/14 12:44
丘肌の淋巴腺①信天翁515/5/14 9:54
女子の親友葉leaf315/5/14 6:50
ギブミーチョコレート這 いずる6*15/5/14 4:08
食べる 二編乾 加津也22*15/5/14 0:32
「自称詩」キンキン花形新次015/5/13 22:47
ジーパンと空海吉岡ペペロ215/5/13 22:45
おもたいリィ1*15/5/13 22:35
「自称詩」ダレノガレ明美花形新次015/5/13 20:39
「自称詩」坂道で転けた015/5/13 20:20
アサノハナシ世江115/5/13 18:01
モノ贈り主朝焼彩茜色8*15/5/13 17:01
待っていてほしいはるな515/5/13 16:33
415/5/13 16:31
時は流れる渡辺亘515/5/13 16:10
名をつけたがる千波 一也315/5/13 13:28
ものまねじまさん215/5/13 9:11
215/5/13 9:09
115/5/13 9:08
青い春Mélodi...3+15/5/13 1:51
ふたつ ふたたび Ⅱ木立 悟315/5/13 0:24
鉄のjin015/5/12 23:38

Home 戻る 最新へ 次へ
1684 1685 1686 1687 1688 1689 1690 1691 1692 1693 1694 1695 1696 1697 1698 1699 1700 1701 1702 1703 1704 1705 1706 1707 1708 1709 1710 1711 1712 1713 1714 1715 1716 1717 1718 1719 1720 1721 1722 1723 1724 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.12sec.