かつて私は
小鬼だった。
銀河の岸でありがとうと
私に手をふる小鬼も
元気である
ねえ、まゆさん、そこは寒いですか?
この世界の終わりは、僕には懐かしい
世界には鏡のような川や、一万年も時を経た石造りの建物があるといいます
それでも僕には、まっすぐに張り詰めた白い凧糸の方が美 ....
野外フェスに出演した時のこと
歌い終わってステージを降りると
ケルト音楽を演奏したバンドの
アイリッシュ・フルート奏者に
流ちょうな日本語で話し掛けられた
私の国はアイルランドです。
....
友達や知り合いが集まり
楽しくて賑やかな飲みの席
少し飲んだだけで
顔が赤くなったり
同じ話を繰り返したり
飲めないと言っているのに
飲め飲めと何度も言う友達
あまり喋らない ....
自分のために、自分のためだけに
この海を行け
その声をよすがに航海に出た
凪いでいる海は退屈でしかなく
荒れ狂う海に対峙している季節こそ
わたしの命は踊っていた
そうやっていくつもの年 ....
理由もなく濡れるのが嫌で
だから雨が嫌い
蔑まれてでも私を救ってくれた
その人から逃げ出して
遠い軒の下
晴れ間を待っている
だから世界に雨が降る
だから世界は濡れたがる
今日 ....
つばめと雲と太陽と空を
見上げているのは愛
上を見れば限が無いと
太陽の光を反射して光る 雲。
つばめが二羽仲良く
風と共に飛んでいる。
ほんとうに大切な何かとは
何か
愛か
ベタな ....
○「秋晴れ」
今日は
秋晴れのいい天気だ
今日は1日
青空を眺めながら暮らそうか
○「強気」
健康な時は
みな強気だ
金がある時は
みな強気だ
仕事が順調な時は
みな強気だ
....
むかし話。倒錯行為よりも前にあった物語り。
ゾロゾロまた何人かの人は初級編をクリアしそうかな。ならば超級編の前の幼稚よちよち言葉遊びの先にある世界の、詩篇だらけの世界の、他者を断絶する詩vs全て ....
干からびた空
アンモニアの匂いのする路地裏
紫色に光る塔
体中にお守りをぶら下げた男
ショウウィンドウには蜘蛛の巣のようなひび割れ
アンモニア
錆びた鉄橋
霜柱の上にそそり立つ摩天楼
....
フェラさせられるより
フェラされる方が
良いか?どっちだ?
アナルセックスやられるのとは
どうだ?
ショーシャンクでは
フェラさせられるのが
最悪ってなってたな
しかし考えもつかないな ....
意識の視界、
限りない
光の熱の広がり
ひろやかやわらか
明けて開けて
輝きの青銅、
蠢いて
ぽっかり空く
漆黒の穴
巨大に
漆黒の穴 巨大に
楔を打ち込む、
....
波は沸き起こり
打ち寄せては
広やかに呑まれ
かえっていく帰っていく
この世の熱を帯び
(聖なる独りに覚醒し)
極北の地に、極北の光に
この世の実り担い
還っていく
日記をつけるようになると
自分がもうひとり増える
草紅葉は
渋いいね!
手の冷たさで
近いと知る
雪国の冬を
空の甘い匂いがします。今がいつの季節なのか分からなくて、目眩がします。卵細工の中みたいな明るさの中で、空想を組み立てていくことは楽しいです。遠い知識や、場所や、言葉は、回転する小さな粒のようです。粒は ....
黒雲はすみやかにちぎれとぶし
さつきまではげしくしげくかはされてゐた
鮮明なエレキテル通信もやみ
すべてきらきらとみだれちる大気の{ルビ狂詩曲=ラプソデイ}
ちいさな北の聖フランシ ....
私にはなりたいものがある
私は正気になりたい
わたし 目をつぶり
目をつぶり灼けた
けむり吸いこんだ
うつろに ひとり吸いこんだ
わたし 蟻の道をふむ
要るからそれが 言いきかせながら
肉をうたがい
うつむき冷め いき吐きだす
....
山は
シルバーでもっているようなものだ
もっとも平日は
若い人たちは山どころではないだろう
年金もらえていいですねえ!
と若い人たちにかつていわれたことがある
元気じるしのシルバーたちが
....
正と不正
真と偽
表と裏
虚と実
善と悪
正常と異常
美と醜
賢と愚
常識と非常識
男と女
妻と夫
親と子
どっちがどっちか
わからなくなってきている
僕たちは今
羅 ....
あごあしまくら込みでも
赤字になってしまうライブを打って
ツアー巡業をしていた頃
芝居小屋と劇団を持つ
江別ドラマシアターどもⅣで
弾き語りライブをした
店主は演出家でもあり
ボクは ....
ほつれていく声
せめてもの手向けに
ひと、手を振る
朽ちた荷を載せて
船は港を離れていく
その先には何も無い
淀みのない坂道の途中で
あなたはそのように
教えてくれたけれど
....
老婆の隣をただひたすら歩く
そんな仕事があった
老婆はたいへんに知恵のある人で
そのため一階のおじいさんにとても恨まれていた
老婆にはパトロンがいて
足回りの綺麗な車が
いつも停まっていた ....
私の胸の中のいろいろ
飛び出さないよう押さえる
本当はみぞおちに穴あけて
ひとつ取り出せば
次のひとつが頭を出して
「いつでもいいよ」と
待っててくれる
それを引っ張れば
また次の ....
愉快な話が夕刊の一面を飾り、行き着くところまで行ってしまった、サイエンティストは次作の時限式ギロチンでこの世からおさらばする、希少価値のある珈琲が豆のまま傷んで、辺り一面狂人の頭部を開いたような切 ....
まず
質問です
あなたは
どうして彼女の
ストーカーに
なってしまったんですか?
だって
アイツ
オレを挑発してきやがったんだ!
わたしのストーカーになれるものなら
な ....
脳内パラダイス警報発令中
脳内パラダイス警報発令中
脳内の皆さんは
これからの放送
そして
指示に従い
正確な情報を得て
落ち着いた行動を
とるように
お願いいたします
....
明るむ意識の視界、
ヒカリの海
確信の力動にツラヌカレ
私ハ上昇スル
常に動きのなかに在り
欲情を支配し不可知を突き破り
走る閃光の許に前進スルひたすらに
愛に浸されたこの緻密な限り ....
赤紫の巨きな花弁に
雨滴、留まり
艶やかに
膨らむ、煌めきの
球体 二つ、三つ、
繋がりゆきて
浮き立ち映える
灰の空
やがて
涼やか吹く風に
揺られ震え
ふるふる
巨きな ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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