公園のベンチに腰掛けて
柔らかな緑の叢の中で笑う人々

胸が締め付けられて
頭の先からズンと錘が落ちる
軽やかに舞うような話し声も微笑も
幸せを纏っている

男も女も子どもも赤ん坊も
 ....
ギターの歪みと伸びる歌声に
今ならパッと散ってしまってもいいと思えた
ベースとドラムが腹の底を突いてくる
鼓動と重ねて飛び跳ねる
狂おしさで吐息が漏れた
一緒に歌って胸の内を曝け出し
切な ....
足許の明かりを響かせたなら
独りの私が新たな家に還るだろうか

あゝこの天空を仰ぎ見ればただただ青 、
貴女たちの住処は真ん中に
まぁるく黄金に輝き燃え盛り
地上の生も死もあまねく照らし出 ....
上手く書こうとするから
嘘ばかりを書いてしまうのだ
詩が書けないのじゃなくて、
それが本当の理由なのさ

嘘なら嘘を吐き通せば良いだろうし、
ことばを飾るのが嫌なら下手でもかまわない
ど ....
 付き合いはじめて間もないころに 
可愛い女の子を家に連れてきたら
           (あのお嬢さんはやめときなさい)って言われたよ
よけいなお世話だよね。

ロシア人のお嬢が働くお ....
 腰を落とすと左右に揺れる

 落ち着かせようと左足

 立ち直ろうと右足に

 バランス取ろうと

 慌てふためく自分の体

 思い通りにはならない

 あなたの心

 ....
きみ、
夏でも秋でもスノーマン、
おさげ頭のスノーマン、
白いましゅまろみたいなほっぺたを、
ふたつの手のひらでおさえながら、
首をすこぉーしだけ斜めに傾げて、
笑うと、目が細くなる、
 ....
地下鉄の入り口付近
巣を作り羽根を休めるツバメの親子
親は子を巣の内側に入れ
自分は外側端っこの不安定な場所で
羽根を羽ばたかせ
必死に巣と子供達とを守っている
黒いつぶらな瞳を時折瞬きさ ....
歩道橋の下で雨を凌いでいた、空は灰色の絵具を混ぜた水のような色合で、それは逆に気分を少し冷静にさせた、灰色、それは特別なことではなかった、灰色は俺の日常の色彩だったのだ、買ったばかりの靴の底が少し .... {引用=さりゆく夢のなかに
           きっと待っていたはずの

   いなくなってしまった景色に、

 あの朝、       
      見透かされたような。 束の間の 揺れ ....
「お父さんが自称詩人のせいで
私の人生めちゃくちゃよ!」

その言葉を残して
娘は死にました
まだ23歳になったばかりでした
私は早速そのことを
自称詩にして
自称詩投稿サイトに投稿し ....
外界で異性の手を握った時
前頭葉の司令塔が崩壊した
要員たちは酒を飲んでいたから
司令塔の修復に向かったが
足取りは怪しく手元も覚束ない
司令塔は瓦礫と化したままだ
外界で唇が唇を塞いだ
 ....
ふしあなから
花と人の裏腹を
垣間見る

ふしあなから
空と嘘の寸劇を
盗み見る

ふしあなだから
肝心なものは
何も見えない

ふしあななんだから
見えていると言う
 ....
昔もらった
ポケットティッシュが
引き出しから出て来た

あの頃はしあわせだったけど
今はそうでもない
ふと思ってスマホで
「しあわせ」を検索してみる

奈良時代は
為の文字の「為 ....
うちらのいのちはこんもりとしげった森ではありません
そこのわれてるひと匙にすくわれこぼれる朝露です
かの俳優はめをとじて出ばんがくるまでうごきません
さんりく産の朝採りがとかいの露店にならぶ ....
いやな詩人が出る季節になってきましたね、プシューッとひと噴き!
これで、あなたのいやな詩人を完全撃退できます。

この詩人は
ほかの詩人とはほとんど付き合いがなかったので
ほかの詩人ほど ....
周りを見渡して何も変わらない日常
ひとりぼっち
私は取り残されたまま
ぽつねんと佇む道の端っこ
ため息も涙も出ない

 さようなら
 さようなら
 描いたはずの未来

夢なんか夢で ....
 
 鈍色の民家の瓦と重なって見えた
 黒味帯びる朱をのこすだけの
 散り落ちぬ大輪のバラ

 秋立つ日
 貴女はうつむいて想いに耽り
 天蓋の星たちが数回瞬く間の短い夜を
 すごして ....
○「人生100年時代」
生きているというよりも
生かされているという感じだ
何種類もの薬を飲みながら
入退院を繰り返している
長生きは
家族やお国のためにならんと思っても
お迎えが来るま ....
緑のバラを、想った

深緑の森や林の木々のなか
目立たない色で
保護色で
きっと
生命を長引かせるために
子々孫々繁栄させるために
種として生き延びるための
色として
生き ....
夢にずっと浸っていたかって
眠ると夢に行けるから眠りたい

運が良ければ前来た光景へもう一度行ける
そう願って、
日中ずっと
また、早く行きたいと
思っていて
目の前の事なんてどうでも ....
冷蔵庫のフリーザーのところにある
あの白いプラスチックでできた
板チョコレートをくり抜いたような形をした容器に
お茶を入れて凍らせて
それをふつうの氷のようにコップに入れて
そこに冷たい ....
ことばは不思議だ
受け止められかたによって
深く傷ついたり
深く響いたりする

ことばは不思議だ
人によって
鋭いナイフともなり
時にはこころの拠り所にもなる

滔々と流れる川の水 ....
磨かれた廊下に深海魚たちがゆらり
ゆらゆらとゆっくり泳ぐ
深い眠りに就いているのか
夢をみているのかわからない
天気予報では明日は雷雨
深海魚には予報も関係なくて
廊下をゆらゆらと泳いでる ....
小さな引き出しがたくさんあり
ひとつひとつ開けてみると
よく知ってるものが入っている
探しているものはそのどれでもない
どこへしまったのだっけ
そもそもしまったのかどうかも怪しい
引き出し ....
なんせすべてが朽ちてしまうのに、(――手をあげて。)柔らかいまばたきが 非情な拍手を熾していた。とぷんとくれた凪に、過ぎた谷間の火蓋も日当たりは欲、痩せた風もなく、あらゆる臭い そして、揃えた色もなく .... 白銀の輝き無数
漆黒から浮き立ち
魂のそれぞれの
深い懊悩を携え
不規則に円周辿り巡り
打ち叩きながら息し生き

この夜を前に佇む静かさに

意識視界の深き処に
自らの在るを創造ス ....
柔らかな衣のような波間が私をとらえ
夢をさらってゆく
それは束の間の安息
絶え間ない静粛の音
安らかに眠る赤子の笑顔のように
嵐のない幻を視る私の過去
腹水が溜まって
入退院を繰り返してためぐちゃん
北方派五分楽団の
解散さよならコンサートにも
参加できなかったから
五日前に会いに行って
初めてご両親とも会えたのに

今朝早く亡くなり ....
○「いよいよ11月」
今月は いい 月にしたいなあ!
今年は正月からいいことなかったから

○「夫婦円満のコツ」
なんでも俺のせいにしていたら
ワイフは落ち着くようだ

○「幸せ」
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
告白栗栖真理亜224/11/3 19:32
Live4*24/11/3 19:18
帰郷ひだかたけし5*24/11/3 17:18
魔術師atsuch...12+*24/11/3 16:00
カユイパートナーアラガイs6*24/11/3 7:30
バランスボール佐白光3*24/11/3 1:25
スノーマン本田憲嵩924/11/3 1:14
幸せの巣栗栖真理亜124/11/2 22:51
雨の中でホロウ・シカ...3*24/11/2 22:11
ゆめにryinx11*24/11/2 19:57
自称詩人の喜び花形新次224/11/2 19:01
inside5*24/11/2 18:59
ふしあな夏井椋也12*24/11/2 16:18
しあわせのポケットティッシュイオン5*24/11/2 13:53
虚を磨く菊西 夕座1*24/11/2 13:47
「詩人キラー」新発売!田中宏輔9*24/11/2 13:30
交差点栗栖真理亜2*24/11/2 12:56
落日リリー6*24/11/2 12:05
独り言11.2zenyam...1*24/11/2 10:17
夢のなかの風景秋葉竹124/11/2 9:26
夢枕這 いずる3+*24/11/2 7:58
アイスコーヒー。田中宏輔9*24/11/2 1:32
言霊栗栖真理亜4*24/11/1 22:16
レタス14*24/11/1 21:33
meta7*24/11/1 18:48
ノイズになりたいあらい3*24/11/1 18:12
意識の己。◯ノイズリダクションひだかたけし4*24/11/1 17:58
幻を視ていた栗栖真理亜024/11/1 12:49
対象喪失体験を乗り越える為に板谷みきょう2*24/11/1 11:14
独り言11.1zenyam...1*24/11/1 10:13

Home 戻る 最新へ 次へ
142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.59sec.