足音が響く焼き場の通路
父の姿が見えないものか?と何度も見渡した。
手帳に忍ばせた写真の中では
父と幼い三姉妹が
ディズニーランドではしゃいでいる。
進学時
家を離れる前の晩
 ....
バレンタインにもらった砂利みたいな
チョコレートうれしくってポケットに
突っ込んだ手で握りしめてもぜんぜん
溶けなくってへんだな一粒口に入れて
みたらこれっぽちも甘くないってやつ
ぼくの片思 ....
ぼくは緑色だと誰かがいう
植物ではない

ぼくはぼくで
琥珀色だと自信をもっていたのだけれど
誰かが緑色だという

琥珀色で在るために
琥珀の酒を毎日注入しているのだけれど
誰かが緑 ....
            150612


カニバリズムを連想する社会
兵士は食料を持たない
現地で調達するのだ
後方支援の乏しい旧日本軍兵士は
さぞかし、苦労をしただろう
現地調達て言 ....
クスノキの枝に吊るされたブランコから
洋紅色の貨物船が大きく小さく見えていた
船の食堂ではカレーライスかステーキを想像した
船員というのは美味しい物を食べると思っていた

あの日の昼はホ ....
他の児童の2倍のからだだったため
担任の女教師が
二人分食べていいと言った
デザートや人気のおかずではなく
余ってるコッペパンと牛乳をだ
私は腹に溜まるものがよかったので
喜んで食べた
 ....
生きるか死ぬか
どちらがいい?

生きたいなら
生きればいい
死にたいなら
死ねばいい
たった二択
何故迷う?

人に死ねと言われたら
死ぬわけじゃない
生きろと言われたら
 ....
今、 ひとつの 朝が 生まれでる

やわらかな 光りに つつまれて
きみの頬が 耀く

朝露に 濡れた きみの睫毛に
そっと 唇を あてて
まだ すこし寝ぼけぎみの きみを
目覚め ....
忘れかけた 遠い思い出は
もう すっかり 忘れよう
かすれてしまった 幼な子の 夢のように
もう そろそろ
砂に 埋めて しまおう

かなしみの色に 染まった
遠くかすんだ あこがれ ....
どうしようもない感覚
紡ぐの雲から白い糸
改宗に改宗を重ね
病的な自信ね
飽きず歌い続ける狂信者
音もなく騒ぐ子供達
正論まみれ
目が回る
無意味は不必要なんて
想像力はドラッグ
 ....
ポケットの中で繋いだ
華奢な手が汗ばんでいる

コンビニの明るさに吸い寄せられるけど
欲しいものは売ってないない

君はバンドエイドを買う
何かをつなぎとめるため

意識がうつろぐの ....
いつものように見上げる向かいの家に植えられた大木

いつかあんな風に地面に真っ直ぐ立って 空に向かって目一杯枝を広げることができたならって

まだ薄ら白い双葉を目一杯広げて思ってた

でも ....
ハロー ハロー
喉の奥でとどまる

君の星で緑はもえる

二人の女は内緒話
うたにかえる

ピアノを弾いて

魔法の呪文
喉の奥でとどまる
履き古したデニムみたいなものよ。
女は常に革命家でありたがるのに、男どもは傷みを畏れるから、
ダメージの向こう側の下着の色ばかり気にしすぎている。

ともすれば飛び込んだ池に失踪していく感情。 ....
 
朝の支度

朝、妻の出発
いつものように
伝道に
ネッカチィーフを選んで
あげた
「がんばってね」いつも声を
かける
「うん」と答えて
紫桃色の車に
出かけてゆく
あの頃の街は灰色に閉じ込められて
誰もが外に出なかった
紅いダリアが咲いているというのに

入道雲が空を鳴らしていたあの日
浴衣姿で空に消えて往った

ぼくは哀しみを理解できず
た ....
ブリューゲルがすき

野間宏が「暗い絵」と表現した世界

描きこんだ風景を解釈する自由

それっていいかも
だれにも語れないメロディー

ソートする必要もなくながれている

言葉とか想いはソートできるのだろうか
おまえが無実の罪で疑われたなら
取りあえず信用はされていないと
考えるべきだ
アイツならやりそうだと
思われていたということだ

そんなとき弁明に終始して
その場に残るよりも
俺はやっ ....
透けて見えたTシャツの乳首のとこだけ切りとられている ヘビメタTシャツ率の高い老人会に行く 月があることを忘れていたのは
決して僕が地下にいたからではないのです

けれどもつながりのない
偶然が
ゼリーのように冷蔵庫の隅で

また冷却するための振動が
伝わっていくマンホールの ....
人生は楽しまないといけないのか?

人は幸せにならないといけないのか?

ただ生きているだけじゃだめなのか?


何で問い始めちゃったんだ?
実物の海は心を動かさない

観念上の海は青く凪いでいて
砂浜は足裏が痛い

修辞されて海は形式化の束縛を離れて
泳ぐ 空がそうであるように


記憶の海

漁船でいい蛸釣りしたこ ....
物心ついた時に
何でも欲しがる病気にかかり
お金や立場を手に入れ
愛も夢でさえも自分の物にした

いつしか自分が持っていない物など
ないと言うほど
たくさんの物を欲しがり
そしてこの世 ....
わたしたち、ちいさな山のちいさなおうちで、朝食のお皿を並べて二枚、三枚、並べているうちに足りなくなって、並べても並べても足りなくなって、テーブル継ぎ足しても足りなくて壁つきやぶって外に伸ばして、それで .... わたくしの思惟は老いて
白い煙になって消える

消える前に言葉に換える
震えながら生存した証拠を
雨が降り始めた
はじめは静かな
そして次第に大げさな音をたてて
雨粒が校庭の砂地へ染み込んでいく
監督がいったん切り上げろと
ベンチ屋根の下で叫んで
みんなで部室棟の張り出した庇の下に駆け ....
痰に執着が絡んで上手く吐き出せない

過去に想いを馳せて 石橋を叩いて 渡らない

 どの様な姿が陽に当たって影は無念だったのか
 それとも地平線まで心は太平であったのか
 おぼろげな足取 ....
どうせ測ってもあるから

別に調べる事もない

あったらあったで、やる気はなくなる

睡る前に測って、しっかり寝ようと思うだけ。

いつまで続くのか。
元気な顔して走れるうちはまだい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
うつけもののささえ。梓ゆい3*15/6/13 5:21
石ころを、たべる/即興ゴルコンダ(仮)投稿.45こうだたけみ6*15/6/12 23:38
彩りレタス0+*15/6/12 23:25
石ころを、たべるあおば5*15/6/12 22:35
記憶の底レタス015/6/12 21:49
少年Q 私がQ食当番になった理由花形新次215/6/12 21:47
二択リィ1*15/6/12 21:24
愛歌Ⅱ <出発(たびたち)の朝> 南無一115/6/12 20:15
愛歌Ⅰ <ぼくたちが生まれでなかった ずっと遠い昔から ...115/6/12 20:13
_さえっこ015/6/12 20:12
苛立ちじぇいぞろ1+15/6/12 18:56
Flower/感謝115/6/12 18:33
いるみ115/6/12 14:59
インディゴ楽歌115/6/12 11:11
朝の支度生田 稔2*15/6/12 10:12
空鳴りレタス2*15/6/12 0:08
ブリューゲル梅昆布茶915/6/11 23:49
ソート415/6/11 23:15
花形新次215/6/11 23:07
透けて見えたTシャツの乳首のとこだけ切りとられている北大路京介215/6/11 22:15
ヘビメタTシャツ率の高い老人会に行く815/6/11 22:14
佐藤伊織215/6/11 22:09
問い金子茶琳115/6/11 22:06
海を詩にするときじぇいぞろ315/6/11 21:21
偽物リィ015/6/11 21:10
黒い山片野晃司11*15/6/11 20:42
私が詩を書く理由じぇいぞろ115/6/11 20:36
青井215/6/11 19:21
右腕と左腕の狭間に朝焼彩茜色12*15/6/11 14:53
微熱doll015/6/11 10:21

Home 戻る 最新へ 次へ
1541 1542 1543 1544 1545 1546 1547 1548 1549 1550 1551 1552 1553 1554 1555 1556 1557 1558 1559 1560 1561 1562 1563 1564 1565 1566 1567 1568 1569 1570 1571 1572 1573 1574 1575 1576 1577 1578 1579 1580 1581 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.65sec.