「先週の生産状況は以上です
 次は工場の修繕計画の件ですが
 和式トイレへの改修案が出ていますので
 工場長よろしくお願いします」

「はい、なんのこっちゃと思いますよね
 社長から各事業 ....
追い詰められた枝先で
黙り込んだまま
幾つかの季節を
背中を丸めて受け流した

独り言を蹴飛ばして歩いた冬と
味のない言葉を噛み続けた春と
溶けた爪先で帰ろうとした夏を越えて
束の ....
わかったよ
本当はもうとっくに思い出してるよ
差し出された干し柿はとても甘く
 
 


ギルー ギルー
僕はもう誰にも呼ばれないよ
アンダクェーとキジムナーは山原に消えたよ
 ....
○「投資サギ」

「そんなにもうかるなら
人にすすめないで自分でやれよ!」

「甘い言葉ともうけ話には
厳重警戒!」

「お金は昔から
汗水流してかせぐもの
楽して増やそうとするか ....
一雨過ぎればそれはがらんどうな九月の空

晴れた午後には青いト短調のひとふしが流れる

鳥の運命しか知らない僕らは

夏ぢゆう播き散らされた花の残り香に狂つて

澄んだ微風の失 ....
アスファルト濡れ
十一月の雨降り

行き交う人の
目の濁点、

時の残余は燃やし尽くされ

 垂直に雪崩れ落ちる
   かの様に一斉、
 黄の群れ 落ち葉達

時の未知は燃え立 ....
君と過ごす時間
安心出来る空間になる
言いたいことを言えて

喧嘩もするけれど
時間が経てば落ち着く

大きな喧嘩はない
些細なことばかり
ちょっとした口喧嘩

基本的な考え方は ....
足元をよく観てごらん
幸せは
あなたの足元に
野の花のように
いっぱい咲いているから

見上げてごらん
希望は
あなたの上に
青空のように
大きく広がっているから

心をすまし ....
○「必要は生きる母」
必要とされていないと感じるとき
家を出たくなる
必要とされていないと感じるとき
職場を去りたくなる
必要とされていないと感じるとき
人生をやめたくなる

○「急が ....
心は紙風船みたいだから
傷つけられないように
無口に今日も僕は
気取ってないふりして静かに
微笑んじゃったりして会釈する

心の空気は換気しないと腐ってしまう
どろどろで腐敗臭
換気の ....
幌馬車にゆられ
ぽつんと大地に置かれた
ゆられ、ゆられて
何処でもない場所に産み落とされた
幌馬車の上で巡り会う
出会いと同時に別れの挨拶もした

私に仕事を与えてください
信じる ....
11月2日、「Now And Then」がリリースされ、
11月5日、阪神タイガースが38年ぶりに日本シリーズを制覇した。
何かが終わり、何かが始まる。僕は足掻いた。

どこを漂流し、どうやっ ....
あんた、さっきから
自称詩人、自称詩人と言っているが
自称詩人って何かね?
「・・・・・・・恥知らず?」
ピンポ~ン、正解!
溜め息の
ふぅとふぅ耐え
病の苦、
夜な夜な冷たし
近づく 冬のヒビキ


肉の魂の静観にて
営み一体化する
瞬間、無名の記述
確か内なる霊性に触れ
ああ と頷くオノレ在り

 ....
吐く息の白さで
秒針が溶けてしまいそうな朝

そうなったら
きっと今よりもゆっくりと
呼吸が出来るはず

窓の外を眺めながら
あなたのことを考えたり
意識だけなら
高く飛べるから
 ....
不器用に生きている君の笑顔が好きでたま
らない僕は、なおのこと不器用なんだろう。
そんな日々で幸せを数えてゆきたい。
 
 
 
さあおいで
僕はいつでも心のこのへんのとこ
開けて ....
こまやかささやか

色付く雨に
オカサレテ、

すすむ すすむ

 掻き分け私の意識の
 懐かし精神の官能性

たゆたいふるえふる

揺れて色付く

雨に濡れオカサレ、
 ....
   


今日も やつれた神経が 
のびのび している
僕のやつれ やせた感情が 
のびのび鳴いている
あぁ、昔好きだったあの子は
いつも校舎の屋上から 空を見てたっけな
しずんで ....
百パーセントの
善人も居なければ
百パーセントの
悪人も居ない ああ
人間は複雑でしょう



悪や善と
言うのは
ヒトのみであって
うん ヒトも
自然の一部ですね

・ ....
あまりにも純粋で
故に{ルビ果敢=はか}なく捉えがたく
けれど
強く深く

轟きでもあり
静寂でもあり

満ちあふれ
けれど虚ろで

鋭く
けれどやわらかく

かぎりなく甘 ....
立冬の朝ワイフを乗せて美容院へ行く途中で
自転車をこいでいる二人の知人に会った
一人は同級生
車の免許証は取ろうにも取れないので
八キロあまりの道を
自転車をこいで人妻にしばしば会いに行く
 ....
見ているものから遠ざかる
感覚と それから
見ているものを知る 手足
山や 川 景色としての海


見ていることで それを
知っていることで
理解しているのだ
それを ここに書くこと ....
鮮やかな意識の朝に 秋アキ高々と 空一色に青 鳴り響き  
 薄ら陽を

 追いつつ鉢を離れ得ず

 小さき金魚の褪せし思いして

 胸の底 暗く重く

 ちろちろ火の燃え続ける
雨を
置き忘れた
夕べ、

裏庭に回り

ぬらり
滑る
陽の光、

黄金に渦巻き
風が吹き、

 私を笑う

時に
取り残された
夕べ、

刻み込まれる
宇宙の ....
雲は消えると
雲の墓場に行くんだよ
とあなたは冗談を言うのですが
本当に墓場はあるんだよ
雲はそう言うのです
それはどこにあるのですか
ほら、そこだよ
雲は指差そうとするのだけれ ....
玄関から
こうべをたれた季節がおじゃましますと
きづかぬうちに背戸から帰り
台所に置かれた熟れた柿をついばむ
鳥たちのカフェテリアが暮れ
初時雨にかじかむ指をとおし
その指で、かじかむ時雨 ....
夢を見るのだ

希望の夜を枕にして
明日を迎えるのだ

たどりついた朝に

さびれた心を晒すのだ
うずくまる彼の悲しみの昨日も

そうしてくれてゆく周りの人の胸にも
種を蒔いてゆ ....
ちょっと悲しくなった
ちょっとだけだと思った
作りかけの粘土が乾かなくて
まだ柔らかいから
まだ自由
今なら行っておいでと
いくらでも言えるのに
何処へでも行っておいでと
どうして言っ ....
フィリピンの孤島で
日本の自称詩人が発見された
1945年から1985年まで続いた
自称詩人狩りが終わったことを知らずに
38年もの間逃げていたという
自称詩人が村に出没して
食料を強奪す ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ハムストリングスイオン4*23/11/11 10:49
渋柿夏井椋也8*23/11/11 8:44
sayonara.com 31-40AB(なかほ...423/11/11 8:21
独り言11.12ホカチャン4*23/11/11 6:54
口笛 (旧作)石村2*23/11/10 19:53
無名の記述ひだかたけし623/11/10 15:38
喧嘩しても夏川ゆう323/11/10 11:16
愛する孫へホカチャン2*23/11/10 5:55
独り言11.102*23/11/10 5:00
ため息◇レキ2*23/11/10 1:02
稜線妻咲邦香4*23/11/9 23:55
November空丸623/11/9 22:53
自称詩人って何かね?花形新次123/11/9 22:00
五行歌、常 鳴き夜にひだかたけし623/11/9 20:58
silenceミナト 螢423/11/9 20:33
okaeri.com 21-30AB(なかほ...523/11/9 19:16
王国ひだかたけし423/11/9 15:38
夕日家畜人423/11/9 11:59
※五行歌 三首「けれど 人であるのだ」こしごえ3*23/11/9 10:57
THIS塔野夏子5*23/11/9 10:54
終活ホカチャン5*23/11/9 7:35
瞼のファインダー番田 123/11/9 1:38
意識の光景5ひだかたけし423/11/8 20:54
五行歌 一首「未練」リリー6*23/11/8 17:56
宇宙の秒針ひだかたけし9*23/11/8 16:23
雲が消えたらたもつ423/11/8 7:01
無題1wc4+*23/11/7 23:42
船を出すのだAB(なかほ...4*23/11/7 23:33
粘土遊び妻咲邦香3+*23/11/7 21:17
自称詩人が生きていた花形新次223/11/7 18:14

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